私の新春初夢

あけましておめでとうございます。

箱根駅伝は、東洋大学圧勝の勢いですね。昨日、これまであまり行かない初詣に行って来ました。亀戸天神に行くと、社殿から蔵前橋通りの歩道まで数百メートルの待行列ができていました。人気があるのですね。そのため近くの香取神社に初詣先を変えました。途中亀戸七福神の一つ普門院(毘沙門天)経由で、香取神社(恵比寿神・大黒神)に行きました。香取神社は江東区内最古の神社でスポーツの神との事でした。そこで、おみくじを引いたら「大吉」。願い事‘思うまま’、‘心を正直に、行いを慎み、貧者を慈しみ、弱きを助け、信神怠りなければ益々思うまま。最後に’色に溺れ酒に狂えば凶なり’とある。心せねば。

今年のJASIPAに関する私の初夢です。

サービス業の原点に戻って、“お客様のため”を徹底します。この‘お客様’とは最終ユーザーを言います。そのためには、会員企業は下記を実行します。

  • プライムで請けたお客様をトコトン大事にします。(信頼関係を築きます)
  • 日頃の対話の中から、お客様の課題・期待を聞き出します。自社で解決できる問題だけでなく、JASIPA会員企業全体で解決できる問題も含めて。
  • JASIPA会員全体の知恵で、提案をします。
  • 各社は自社の強みを打ち出し、それを徹底的に磨きます。
  • お客さまは、JASIPA株式会社の総合力での対応に満足します。
  • 総合力として不足の技術を持つベンダーを誘い込みながら、より大きなアライアンス集団としてJASIPAを発展させていきます。

社員(SE/PG、営業)の大きな感動は、お客様からの‘ありがとう’だと心得る(一度もその声をもらった経験のないものは分からないが、もらった人は、その意味は分かる筈)。それ故、社員の活性化のためにも、プライム受注を目指す。上記達成のためには、社員の高いモチベーションが必須です。

私の‘願い事は思いのまま’との神様の思し召し。初夢で終わらせない覚悟で今年は臨みたいと思います。

ブログを読んで頂きありがとうございました

大きな変動の年、2011年も今日が大晦日です。東日本大震災、台風による大雨など、大きな被害にあわれた方々には謹んでお見舞い申し上げると同時に、1日も早い復旧・復興を祈念しつつ、来る年が希望の見える年になることを切に望んでおります。

JASIPA特別顧問となってから9か月、JASIPAの活性化に微力ながらも寄与できればと思っていましたが、なかなかお役に立つことが出来ず、忸怩たるものがあります。しかし、理事の皆さんはじめ会員の皆様方が、各種活動に積極的に参画し、会員同志のより深い絆創り、協働関係創りに奔走されている姿を拝見し、会員の皆様にお役にたつJASIPA創りに希望の光を見出すことが出来ました。新しい年2012年には、さらなる会員数増加につながる施策を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

「社長ブログ」に参画させていただき、150件近く投稿させていただきました。お蔭様で、9か月で7万近いアクセス数を記録させていただきました。日増しにアクセス件数も増え、最近3か月では月1万件を超え、増え続けています。つたない記事に、こんなにも多くの方が貴重な時間を割いて読んでくださっていることに心より御礼申し上げます。私のブログは、NSD社員向けに4年半発信してきた延長戦上のものですが、基本的には、本、新聞、テレビなどのメディアで、ぜひとも読者の方々に知っておいてもらいたいと感じたものをUPしています。すなわち、私自身の感度で、感動したものをピックアップして紹介しています。どちらかと言いますと、考え方、姿勢論など、総合的な人間力に関する記事が多いと思います。これは私の信念・主義に近く、企業は社員の皆さんのやる気、幸せ感が最も大事で、社員の皆さんが「爽やかに奮い立てる(精神爽奮)」環境つくりを重視したいからです。会社のためでもありますが、それ以上に皆さんの人生をよりハッピーなものにしたいとの思いからです。そして3K(感謝・感激・感動)職場にしたいのです。

ブログを書きはじめて5年を過ぎましたが、自分自身のアンテナを高く持って、新聞を読み、本を読み、テレビ番組を選択し、記事を拾う感度を磨くことは、私にとりましても大いに勉強になっています。2012年も継続できるよう頑張りたいと思います。

今年は、多くの皆さんにブログを読んで頂きありがとうございました。来年も皆様方にとりまして、良い年でありますよう!そして,IT業界の奮起を祈って!JASIPAのより一層の活性化を期待して!新年を迎えたいと思います。

顧客との話し方・聞き方

「知的会話入門(樋口裕一著、朝日新聞出版)」という本がある。周囲の人を感心させ、尊敬を集められるような会話力の身のつけ方を説いている。我々サービス業にとっても、顧客の信頼を得るための会話法ということで参考になると思われるので紹介する。

知的会話とは、「人に尊敬されながら、自己の利益を最大化できる会話力」と定義する。そのための10か条を下記する。

  • ①相手の話を頷きながら最後まで聞く:頷きながら、話の腰を折らないよう最後まで。
  • ②相手の意見を要約、補強してあげる:相手の話を反復、補強することによって、「よく聞き、理解していますよ」とのメッセージとなる。
  • ③知ったかぶりをせず、分からないことは聞く:
  • ④業界用語、専門用語は使わない:言うまでもないこと。
  • ⑤まずは反論ではなく質問を:知的会話は論争ではない。意見交換だ。
  • ⑥知っていることを全部話さない:話を発散させて相手に無駄な時間を消費させない。
  • ⑦数字などを交えて、出来るだけ具体的に話す:よく知っていると感心させる。
  • ⑧「受け売りの話」には自分の意見も付け加える:受け売りをあたかも自分の意見のように言うのはルール違反。
  • ⑨会話にはユーモアを。ただし駄洒落には注意:駄洒落は人の話の腰を折りやすい。
  • ⑩最後は「黙っている」方が賢く見えると知っておく:「当意即妙」もいいが「沈思黙考」も知的な態度。最後に重みのある一言が効く。ともかく聞くことの大切さを肝に銘ずること。

上記10か条は必要条件。十分条件にするには「教養を日頃から身に着けること」。教養がじわじわとしみ出てくる雰囲気は、日頃の努力から養われる。

「営業は、商品ではなく自分を売り込むこと」。そのためのノウハウは限りなく深い。参考にしたい。

冲中一郎