「健康・老化」カテゴリーアーカイブ

熱中症は”脳”の病気です!

今年は梅雨明けを待たずに異常な暑さに見舞われ、熱中症に見舞われる人が急増している。報道関係でも熱中症に関する注意勧告がされている。このような中、表記「熱中症は”脳“の病気です」との題名で、兵庫医科大医学部特別招聘教授の服部益治先生が書かれている記事に目が留まった。家内が読んでいる「婦人公論8月号」の記事だ。熱中症は老若男女誰でもかかる病気でもあり、特に高齢の人は注意が必要と思っていたが、脳の病気となると年にかかわらず注意が必要と考え、ブログで当記事を紹介することとした。

服部先生曰く「脳卒中や脳症と同様、熱中症は脳細胞を壊し、死に至ることも。死を免れても、意識障害やまひなど、重度の後遺症が生涯続くこともある。」と。さらに「脳が最も熱に弱い機関だからです。人間は一定の体温の範囲内でしか生きれない恒温動物。40度を超えると脳細胞が破壊される危険が生じる」とも。だから、発熱すると、おでこを冷やすのは間違いで、脳に流れ込む熱い血液を冷やすことが先決で、頸動脈(首の両側)、両脇、鼠径部を冷やすことが大事とも言われている。

熱中症に至るメカニズムは、熱にあたって体温が上がると体は発汗し、その汗が蒸発する時の気化熱を利用して体温を下げ、脳を守る。が、体内の水分が不足していると発汗が出来ず体温上昇を止められず、結果的に熱い血液が脳へ流れ熱中症を引き起こす、と言われる。

熱中症対策としては、まずは水分の補給。夜眠る前に200ml、朝起きたら200mlを飲む。昼間は1時間に一度は軽くコップに1杯(100ml)の水分を取る。その際、緑茶やコーヒーなどのカフェイン飲料は利尿作用があるため、水分補給は水か麦茶が最適と言う。一度に大量の水を飲むと脳が「洪水が起きた:」と判断し、利尿作用を発動するため要注意。あくまでこまめな水分補給が大切。

60歳を超える高齢者には特別注意!筋肉は貯水タンク、しかし筋肉量が少ない高齢者は体内に水分を溜めにくいため、常に少し脱水気味であることを認識しつつ、こまめな水分補給を勧められている。

他にも、朝食にはバナナ、牛乳、ヨーグルトがお勧め、汗をかいたら濡れタオルで拭く、経口補水液や塩飴も推奨されている。それぞれの対策にはその理由も合わせて推奨されている。

欧州からは40度超えも聞こえてくる。日本でも北海道(一部)でも酷暑(35度超え)が。7月29日には、兵庫県丹波で40,12度の過去最高温度を記録した。

これからもますます酷暑の夏が予想される。是非とも脳の病気である熱中症にかからないよう常日ごろから対策を日常化するよう努力したいと切に思う。

朗報!?”治る力”でガン克服!

「致知11月号」の”命をすこやかに運ぶ“との記事が目に留まった。日本笑い学会副会長の昇幹夫氏(産科医)と自然療法研究家市川加代子氏の対談記事だ。リード文は下記。

人間には誰にも”治る力“が備えられているという。昇幹夫氏と市川加代子氏は長年、それぞれの立場で私たちの中に眠っている”治る力”を引き出すことにより多くの病が癒されていくことを実証してきた。人間の命と向き合ってきたお二人が語る心身を健やかにする人間の生き方とは。

お二人の出会いは、元NHKディレクターの川竹文夫氏主催の2003年「第1回千百人集会」だそうだ。実際2000人近く集まったとのことですが、二日目の”治ったコール“には末期がんから生還した124人が次々登場し「私は乳がんを治しました。治る、治る、治った。おめでとう」などと圧巻の声、高らかな叫びが響いたそうだ。川竹さんは受信料の集金人からディレクターになられたたたき上げの方で、40代で働きすぎや食生活の乱れから末期の肝臓がんになり、どの病院でも死を宣告された状態だったと言う。その後、それまでのつてを辿って西洋、東洋医学の医師や民間療法の治療者などの話を聞くようになり、その時末期がんから生還した人の多さに驚かれた。そこで、その人たちがどうやって治ったかを世界中を回って取材し、その結果を受けて、1995年「人間はなぜ治るのか」と言う番組を放映された。その当時は「ガンは治らない」と言うのが世間の常識で、この番組の内容が衝撃的で、医学会からも大変なバッシングを受けたという。川竹氏はいたたまれなくなって、NHKを退局し2003年「ガン患者研究所」を立ち上げられた。さらに2006年「日本ウェラー・ザン・ウェル学会」を立ち上げられ、医師や治療家との連携を強化しながらガン克服の啓発活動をされている。今回の対談の昇氏は当該学会の副理事長、市川氏は理事をやっておられる。

昇氏も11年前から前立腺ガンと向きあっておられるが、医療に対する不信もあり、正しい食生活をし、しっかり睡眠をとり、ストレスを減らしていけば絶対にガンと平和共存できるはずだと。実際今なお未治療で無自覚だそうだ。昇氏は創立30周年になる「日本笑い学会」の副会長をされ、主として笑いと医療の関りをテーマに全国行脚しながら講演されている。以前、岡山の伊丹仁朗先生と一緒に実験を行った。「なんばグランド花月」でガン患者19人に吉本新喜劇を見て大笑いしてもらったところ、がん細胞をやっつけるリンパ球(ナチュラル・キラー細胞)に明らかに改善がみられたそうだ。15人(うち3人は末期がん)のガン患者とモンブラン山麓トレッキング、230人のガン患者を集めての日米合同ガン克服富士登山も実施。あらためて人間は気持ちの持ち方ひとつでこんなに、変わるのかと驚嘆されたそうだ。

市川さんは、働き詰めの生活から、肝炎、膵炎など6つの病気にかかり、勤めていた病院に入院したが薬がことごとく合わず、医者にも「市川さんに合う薬はない」と宣告されたという。そこで、病院の図書室で漢方や民間医療の本を読み漁り、西洋医学以外でも自然療法のような治る道があると知ったことで目が開いた。息子の喘息も病院での治療がうまくいかず、勉強した食事療法ですっかり完治。本人も、自然治療を独自に実施したところ2か月足らずで、医師が言っていた人工透析の必要もなくなっていたという。このような経験から、50年間続けてきた自然療法にたずさわる中で確信したのは、人間の体は「治る力」を秘めていることと市川さんは言う。その後も中国伝統医学の学校に通うなどして自然療法の探求を続け、ガンやアトピー、膠原病で苦しんでいる人たちとの出逢いが増える中で様々な療法を模索し、30年前に市川式恢復療法を確立された。玄米を食べて水を噛む、特に噛むことなどの食事療法を中心に、「こうあるべき」という固定観念から解放し、本当の自分に目覚めることで「治す力」がぐんぐん引き出される方法を指導する。

昇さんにしても、市川さんにしても、実際に多くの患者の人生を変えた実績を持っておられることが、その信ぴょう性を物語っている。詳しくはインターネットや本などで調べていただければと思います。

特にガン患者には、ともかく生きるためにはどんなことでもするとの思い(私の友人にも切実に訴える姿があった)がある。医者の治療を無視するわけではなく、笑い療法や、自然療法、そして新しい生き方に出会うきっかけが、”治る力“を呼び起こし、残る人生をより長く悔いなく終えられるということであれば、大きな意味があると思われる。

自らの感動を人に伝える!これが心と体の老化防止?!

このブログでも、“感動することの重要性”に関してたびたび述べてきました。メディアや本、日常での感動がブログを書く大きなきっかけになってきたとも言えます。2011年3月に始めさせていただいた当ブログも12年間皆様のご支援をいただき続けさせていただくことが出来ました。しかし、先月(2月)、この間で初めて投稿が途切れた月になってしまいました。家内の母が95歳で他界したことなど精神的にも忙しい月でしたが、76歳になっていろんな場面で感動を覚えることが少なくなってきたのも実感しています。そんな時、これまで何回も当ブログで紹介してきた感動プロデューサー平野秀典氏のメルマガに出会いました。その一部を紹介します。

・アインシュタインの言葉:

感動することを止めた人は生きていないのと同じことである」を紹介しつつ

・”心の老化“に関して平野氏は

身体の老化は症状があるので気付きやすいのですが、心の老化は気づきにくい。“年を取ると感動する機会が減るねえ”などと言っている人はさらに、心の老化に気づかないのです。

と。私にとっては耳の痛い指摘です。

・さらに平野氏は、斉藤一人氏の言葉

人に感動を与えることが自分が感動すること」に感激し、自他感動が心の老化を止め若返らせるとの思いもあり20年以上”自他感動“の提唱活動を行っているとのこと。脳科学の大島清教授は、感動効果で血流が良くなり免疫力も強くなり、ガンにもならないし大病もしないと言い切っておられるとのこと。

・ミレーの言葉も紹介されている。

他人を感動させようと思ったら、まず自分が感動しなければならない。」

“自分が感動したことを皆さんに伝える”、これが公開ブログの最大の目的であり、ブログを書く動機になることをあらためて認識することが出来た。

これからも感動を求めて、いろんなことに挑戦しながら、ほそぼそとでもブログを続けていくことが元気でいる秘訣と心得、頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。