「海外旅行(イギリス)」カテゴリーアーカイブ

イギリス旅行 ~その6 6月の一杯の花

この時期、いろんな花が目を楽しませてくれる。まずは鮮やかなピンクの花が満開だった“しゃくやく”。宿泊ホテルの庭や、ウィンダミア湖から見る光景の中でも、ひときわ目立つ存在だ。次は大木に白い房の花を満載している“ブットレヤ(と思われる)”。この花も今が満開で、道路沿いなどでもあちこちで見られる。珍しかったのは黄フジ(正式名称キングサリー)。これもあちこちで見られた。紫色のフジもあるが、お目にかかるのは黄色のフジが圧倒的に多かった。

DSC01178DSC01222DSC01223DSC01199DSC01296DSC01239

バラはローズガーデンなどで紹介してきたが、紫のバラが家の壁を彩っている姿もあった。かわいいピンク系の花びらが木いっぱいに広がる“さんざし”も印象的だ。バッキンガム宮殿の芝生の講演の中の大木も、まだ咲いていないのかピンクの花が見られないが、“さんざし”だ。忘れな草、アイリス、そして名前が分からない花々。ネギ坊主に似た紫の花も、イギリスのガーデンでは必ずみられる。

DSC01246

DSC01267DSC01271DSC01390

DSC01287DSC01284

DSC01269DSC01288DSC01266

DSC01277

高速道路を走ると、沿線にはエニシダの黄色い花が今は真っ盛りだ(写真はありません)。6月3日北海道の小2の子が6日ぶりに見つかったとのニュースがBBCのトップニュースで報じられたのには驚きました。恐らく7歳の子どもの6日間と言う長期間にわたる生命力が世界でも驚異的と写ったのでしょう。以降はモハメドアリの死去のニュースが連日報じられていました。

備忘録としてブログを利用させて頂き、イギリス紀行を6回に分けてまとめて見ました。これから行かれる方がたに少しでもお役にたてればと思います。

イギリス旅行 ~その5 ローズガーデンとウィンザー城

最後の観光場所として、ロンドンの観光名所を巡った。まず早朝に、ロンドン北部にあるリージェントパーク内にある”クイーン・マリー・ローズガーデン“に行った。爽やかな空気の中、バラを中心としたイングリッシュガーデン風景を楽しむことが出来た。門を入るとあちこちに色とりどりのバラの花が目につく。ちょっと時期が早かったようで、蕾も多かったが、それでも所々満開に近いものもあった。イングリッシュガーデンの主役はやはりバラなのだろう。

DSC01358DSC01377DSC01383DSC01386DSC01362DSC01365DSC01364

池には珍しいブラックスワン、そして2匹の赤ライチョウの子どもなど目を楽しませてくれる。

DSC01379DSC01378DSC01380

ロンドン観光では、まずは、おなじみのバッキンガム宮殿。宮殿に掲げられた旗がイギリス国旗と言うことは今日はエリザベス女王は不在。来週11日にエリザベス女王90歳のお祝パレードがあるとの事でロンドンの街あちこちに警官の姿が目立つ。バッキンガム宮殿の広場も立ち入り禁止だ。たまたま練習中の祝砲部隊の馬の行列に出合った。行列が通るところには、イギリス国旗が道路を跨って多数掲げられている。エリザベス女王の誕生日は4月21日だが、祝賀パレードは雨の少ない6月に実施するのが習慣らしい。11日のパレードの様子を日本で見たが、雨も降らず予定通り実施されたようだ。ビッグベンと国会議事堂、王室の各種行事を行うウェストミンスター寺院の周りも多くの観光客で賑わっていた。(ナショナルギャラリーも見たがここでは省略)

DSC01387DSC01388

DSC01391DSC01434DSC01395

DSC01397

ロンドンから西へ約40kmの所にあるウィンザー城に向かう。エリザベス女王の公邸の一つであるウィンザー城は、現在も使われている居城として最も古く、世界最大級のものだ。重厚な雰囲気をたたえるウィンザー城には、900年にわたる英国王室の歴史が凝縮されている。ラウンドタワーに掲げられている旗が王室旗であったため、当日はエリザベス女王滞在の日だったことになる。内部は写真撮影禁止だったが、ヴァン・ダイクやレンブラントなど王室画家の絵や、豪華な飾り物などがある。現在も諸外国からの賓客を迎えている豪華な客室もある。外を見ると森の中に超名門で英国紳士を育てる”イートン校“が見える。

DSC01418DSC01424DSC01428

DSC01429DSC01426

イギリス旅行~その4 オックスフォードからロンドンへ

今日(6月3日)は、まずオックスフォードを観光して、ロンドンへ行く行程だ。

オックスフォードはバーミンガムから約126km南南東に位置する大学の町だ。しかしオックスフォード大学という実態はなく、46のカレッジ(教職員と衣食住を共にする学校のようなところ)がそれぞれ別々に存在し、それらの連合体のことを「オックスフォード大学」というそうだ。皇太子さまはマートンカレッジ(1264設立)、雅子妃はベリオール・カレッジ(1263設立)に留学された。町全体がカレッジと、それにまつわる教会などの建物群でほとんどが占められている。一番の観光名所“クライスト・チャーチ(1546設立)”は、大学の聖堂でもあるが、大学内最大でかつ最優秀なカレッジと言われている。サッチャーなど13人のイギリス首相を輩出しているそうだ。それに加えて、ハリーポッターの撮影場所としても有名で、グレートホールという食堂が魔法学校の食堂のモデルとなっているとの事だ。美しい尖塔がある“聖マリア教会”もまた大学教会だ。他に有名な建物としては“ラドクリフ・カメラ”(1749年理系専門図書館として設立)、カレッジを繋ぐ“ため息の橋”(オリジナルはベネツィア、ケンブリッジにも同名の橋がある)などがある。

DSC01330DSC01320DSC01334DSC01326DSC01325DSC01321

いよいよロンドンへ。ロンドンではまず世界最大級の収蔵品を持つ世界一有名な “大英博物館”を訪れる。これまでにも仕事の関係で何度か来たことがあるが、今回はガイドの説明付きで、エジプト、ギリシア、ローマなどの収蔵品に関する意味合いが良くわかった。最も人だかりが多いのは入り口の“ロゼッタストーン”だ。上段、中段、下段と3層に分かれて異なる文字が記されている。一番上がヒエログリフ(象形文字)、2段目がデモティク(民衆文字)、一番下がギリシア文字で、 碑文の内容は、紀元前196年のエジプト王戴冠式の知らせらしい。同じ内容が3種類の異なる文字で書かれているのをヒントに、フランスの学者がヒエログリフ解読に成功し、様々な遺跡に刻まれているヒエログリフを解読出来たと言う。ロゼッタ・ストーンと並んで、大英博物館の人気者のパルテノン神殿の遺跡。パルテノン神殿と同じ様式に作った部屋に、様々な遺跡が飾られている。奥正面には、建物の破風(建築用語で屋根の三角部分)に飾られた大理石の彫刻が一際目立つ。アテナ女神誕生にまつわる神々の群像だ。見事と言うしかない。隣の部屋には、小アジアのリュキア人の墓廟ネレイデス・モニュメントがある。別の展示室では、メソポタミアを中心に紀元前2000年頃から栄えたアッシリア王国の展示物がある。宮殿の入り口に魔よけとして飾られた、顔は人間、胴は牛の像や、王の趣味としてのライオン狩りの模様が描かれたレリーフがある。身体中に矢を射られ、力尽きた、または、今にも力尽きようとしているライオンたちの姿が痛ましい。色付きの「狩猟の図」は、エジプトのテーベ(現在のルクソール)で発見された紀元前1350年頃の壁画で、テーベの書記官ネブアメンの墓の壁に描かれていたもの。3400年前の作品と思えないほど、鮮やかな彩色が残っている。ミイラ展示室に行く。3300万年前のミイラの生々しさには驚く。他には、数年前日本でも好評を博した「円盤投げ(ディスコポロス)」などもある。

DSC01337DSC01344DSC01343DSC01346DSC01341DSC01342DSC01352DSC01353DSC01338DSC01355

映画「マイフェアレディ」のロケ地ともなった17世紀にはじまるショッピングエリア“コヴェントガーデン」に行った。

DSC01356

今日はロンドン ウェンブリーにあるヒルトンホテル泊。隣に“サッカーの聖地”と言われるウェンブリーサッカースタジアムがある。9万人収容で、屋根つきでは世界一だそうだ。

DSC01436DSC01435

明日はローズガーデンとウィンザー城観光だ。