「自己改革2011」カテゴリーアーカイブ

「本気」を出したのはいつ?

もう一つ、感動プロデューサー平野秀典氏の著作本「1%の自分革命」(プレジデント社)から1篇を紹介したい。ポエムの題は「本気」。前篇は「輝かせて輝く人(http://jasipa.jp/blog-entry/7353)。

最後に、本気を出したのは
いつだっただろう。

最後に、全力疾走したのは、
いつだっただろう。

最後に、生も根も尽き果てたのは、
いつのことだったろう。

最後に、達成感に打ち震えたのは、
いつのことだったろう。

最後に、飛び跳ねて喜んだのは
いつのことだったろう。

最後に本気で泣いたのは、
いつだっただろう。

最後に

いよいよ今の会社を退職する身となり、これまでの人生を振り返ってみて、ほんとに何事にも「本気」でやっただろうか、もっと「本気」でやっていたら、もっと有意義な人生を送れたのではないだろうかと反省させられる。この反省を胸に刻んで、これからの自由な時間が圧倒的に増える人生を、これまでの人と人の絆を大切に、自ら感動し、周囲の人に感動を与えられる、そんな意義あるものにしたいと思う。

”SELL YOURSELF”

‘自分を売り込め’という言葉を経営のキーワードとして、会社のカレンダーや、社員が胸につけるバッジ、お客様が持ち帰るエコバッグなどにプリントして徹底している会社がある。当ブログでも、しばしば営業マンの心得として、「営業マンは商品を売る以前に自分を売れ(自分自身がお客様からの信頼を得ること)」と、先人の言葉として紹介してきた(http://blog.jolls.jp/jasipa/nsd/date/2011/12/12)言葉である。

北九州市に本社を置く、創業44年のJBCCグループの「ソルネット」という会社である(もとは新日鉄グループの一員八幡計算株式会社。2007年にJBCCグループとなる)。先週、山本陽次社長と食事を共にした際、話が弾み、「セル ユアセルフ」とプリントしたバッジを頂いた。山本社長は、私が新日鉄広畑時代から、IBMの新日鉄担当営業としてお付き合いいただいていた方である。新日鉄広畑のメインフレームは日立で、IBMはあまり商売にならないお客であったが、足しげく通ってくれ、姫路の地で「エニコム・フォーラム(エニコムは新日鉄情報通信システムの略称)」を立ち上げ、江崎玲於奈氏など有名人を講演に招くお手伝いなど精力的に動いてくれた。あまり商売につながらず、申し訳ない気持ちだったが、それでも精一杯尽くしてくれた山本氏とは、私が東京に来てからも時々お会いしていた。

その山本氏が、IBMでの経験に基づき、営業だけではなく技術者含めて社員全員に、何度も何度も「SELL YOURSELF」を繰り返し説いておられると言う。まさに私の見た山本氏の姿そのものである。会社のロゴにしたいとの思いも吐露されているほど、心がこもったものであり、きっと社員の意識改革も進み、自らを磨く「学習する組織」に変革されていくことと思う。「SELL YOURSELF」の考え方は、各社もやっている(と思われる)顧客満足度向上活動の基本ともいえるのではなかろうか。最初の写真がバッジ、あと2枚はカレンダーの一部。

輝かせて輝く人

何度か紹介している感動プロデューサー平野秀典氏の著作本「1%の自分革命」(プレジデント社)の中の1節です。

自分だけが輝くと、
まわりに影が出来る。

まわりの人を輝かせて
その明かりで自分が輝けば
まわりに影はできない。

自分の存在で
まわりの人を輝かせるのが
本物の一流

アクションポエム風に、人や組織の未来を輝かせるための小さな気づきを散りばめた本です。その中で最も私の好きなポエムです。考えさせられるポエムです。