「JASIPA」カテゴリーアーカイブ

あけましておめでとうございます

雲一つない絶好の天気の中で、2018年、平成30年を迎えることができました。といっても、北陸、東北、北海道では豪雪に見舞われ、大変な年明けではないかと、ご苦労をお察しいたします。
昨年3月、6年間続けさせていただきましたJASIPAの特別顧問の職を70歳の大台を迎えたこともあり、辞させていただきました。が、何が起こるか不透明さがますます増す時代、JASIPAに集う中小IT企業こそがその機敏さ、柔軟さを活かしてそれぞれの力を糾合して立ち向かうことが、日本の企業の成長に寄与できるものと確信し、FBなどを通じてその活動を見守っていきたいと思っています。
JASIPAは、理事長はじめ幹部の皆さんが若返り、目に見えて活動が活発化してきています。これまで関西支部では活動が活性化していた、“JASIPA協業フェア”が東京でも始まり、“ICTビジネス委員会”と合わせて、各社の強みをアピールしながらアライアンスを強化する場が強化され、そして“グローバルビジネス委員会”においては、2016年のベトナムに続きフィリピンのIT団体との提携も行われました。3か月に1回行われている定期交流会(非会員も参加可能)もますます活況を呈しているようだ。1月24日(水)は「5年後の会社はどんな姿だろう~5年後をイメージすれば、やることが山ほど湧いてくる~」と題しての株式会社システムインテグレータ代表取締役社長 梅田弘之様の講演も興味深い。その他“研修委員会”や“ES委員会”もいろんな工夫を凝らしながら会員サービスを強化している。
大企業が集うJISAとは雰囲気が全く違って和やかに、ある時は厳しい意見交換ができる雰囲気を持ち合わせている。委員会含めて会合終了後は賑やかな会話が飛び交う交流会が待っている。人の輪を作り、会員同士日常的に交流を深めているようだ。
不透明さが増す時代においては、多様な情報を交換しながら、時々の迅速な意思決定の支えにすることが非常に重要になってくる。
まだ会員でない企業の方も、ぜひ一度JASIPAのホームページをのぞいていただきたい。そして、一度上記各種会合に出ていただければその雰囲気をお判りいただけると思います。
日本のIT企業が日本だけではなく世界を相手に戦える実力を備えるためにも中小IT企業が協力しあって頑張っていただきたい。その輪の中心にJASIPAがある、そんな世界を初夢で見たいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。

我が家のベランダでは、正月に合わせるように水仙の花が満開になりました。シクラメンやメネシア、パンジー、カランコエ、ゼラニウムなどの花も見事に花咲かせています。

初めての研修委員会開催(26日)

昨年4月に発足した研修委員会(委員長林義行BSC社長)では経営者サロンやオープン化研修など、具体的な活動を逐次推進してきた。JASIPA加入会員に対するサービスの拡充との位置づけで始めたが、参加メンバー、参加会員が固定化し、なかなか期待した拡がりがないこともあり、今回経営サロンの日程を使って、初めての研修委員会を開催し、今後の研修委員会の課題と方向性について意見交換した(推進役:林委員長)。

経営者サロンに関しては、昨年4月より17回開催してきたが、メンバーがほぼ固定化したため、毎回新たなテーマを捜すのに限界が生じ始めている。また、理事の皆さんのご協力により、企業経営の体験談をお願いしてきたが、これもほぼ一巡した。そのため、これからの経営サロンの運営をどうするか、より多くの方に活用して頂くための方策がないか、議論した。その結果、10月に開催することにしている会員企業への出張経営者サロンや、もともと予定していた北関東地区での開催など、会員企業の皆さんが参加しやすいような開催形態を今後の柱にしていくことで進めることにした。出張先企業の希望などを踏まえて複数企業同志の交流を促進する案も検討することになった。

SEの技術者研修に関しては、現在アジルコア殿、BSC殿のご協力を得てオープン化研修を実施しているが、他社からの参加者が少ないとの問題提起がされた。会員各社への開催通知が、SE全般に伝えられているかどうかとの問題もあるが、教育事業者との提携による本格的技術研修との組み合わせにより、会員企業のニーズにあった教育の体系化の必要性について意見交換した。研修委員会の中に「技術研修センター」的な機能を設け、会員企業の研修に関する多様なニーズを受け止め、研修コースを推薦するコンシェルジュ的役割を果たすことにしてはどうかとの建設的な意見も出された。池田理事が、自らその役割を担うとのありがたい申し出もあった。今後実現の方向で検討する事になった。研修に関する補助金の使い方の指導や、会員企業経営者に対する社員育成の必要性の喚起などの必要性に関しても検討課題となった。

ともかく、各企業においては社員の育成ニーズ、意識改革ニーズは最重要として位置づけられている筈との認識のもと、JASIPA会員企業に対する付加価値として研修委員会をもっと充実させていくことが必要だとの共通認識は出来た。そして参加メンバー間で熱き議論が交わされた(林委員長、池田副委員長、三上副委員長、玉村理事、白井理事、サンノア吉田社長、堀事務局長、冲中)。

懇親会は、JASIPA事務所近くで2日前に開店した中華料理店で行われた(玉村さんのFB参照)。今月いっぱい20%割引とかでこのチャンスに“フカヒレ”も注文し、紹興酒やビールを飲みながら、さらに議論を深めることが出来た。意義深い1日だった。

第6回JASIPA経営者サロン(9月27日)

第6回目のJASIPA経営者サロンが27日にJASIPA事務所にて実施された。今回は、中間期末で多忙な時期に重なったのか、参加者は7名だった。

第1部は、JASIPA副理事長の安蔵さまから、「トップセールスのノウハウ・ドウハウ」とのテーマで、営業のプロとしての豊富な経験に即した実践的なノウハウを教えて頂いた。この日のために44ページにわたる資料まで作成して頂き、参加者に対する質問を交えながら、熱のこもった貴重なアドバイスを頂いた。「なぜトップセールスが必要か?」から始まり、トップセールスのメリット、デメリットや、トップセールスのプロセス毎(訪問前・報恩時、訪問後)の留意点を要領よく、分かりやすく解説して頂いた。トップの資質を如何に磨くかも重要で、究極は「人間力」という資質に行きつくとの論には、頷くとともに大いに反省させられた。安蔵さん、ありがとうございました。

第2部は、「真に‘お客様のため’を社員の行動にするためには」とのテーマで意見交換した。経営サロンの案内文にも書いたが、野村証券の創業者野村徳七は「自己の利益よりも顧客の利益を先にす」と書き残したが、今の野村証券は「利益第一」に走る過ぎた故に世間を騒がせている。企業理念に「お客様第一主義」と掲げても、経営者も含めて意識・行動がそうなっている企業は少ないのではないかとの問題提起だ。JASIPAの日本語名称を「日本サービス・イノベーション・パートナー協会」とするべく準備をしているが、IT業界は、お客様に対するサービス競争になると言われている。今こそ、他社との競争優位性を、「お客様に対するサービスレベル」とする考え方を徹底すべきと考える。「あなたの会社では、売り上げ達成のために残業を指示したりしていないか?」「お客様からの自社に対する評価、感謝の言葉やクレームを会社として吸い上げ、大事に扱っているか?」「お客様毎に対応レベルを決めているか?」などに関して意見交換した。出席されたある理事から、システムを導入し、お客様と一体となって売り上げを大幅に増やした事例も紹介された。こうなるとお客様との信頼関係は盤石のものとなること間違いないと思われる。

参加頂いた皆さん方お疲れ様でした。今日の議論を参考に、日々の事業に頑張ってください。次回は、10月25日を予定しています。