故郷の友人「黒田賢一君」が文化功労者に!

今朝の新聞で、今年の文化勲章及び文化功労者の発表が報じられている。その中に、当ブログでも紹介したことのある、故郷姫路での子供の時からの友人、黒田賢一君が書家として、文化功労者にノミネートされているのが目に留まった。以前から、有名百貨店での書道20人展の毎年開催など(小学校の友人が日本橋高島屋で個展開催中(黒田賢一書作展) | 冲中ブログ (jasipa.jp)、そして日展での内閣総理大臣賞や、日本芸術院賞などを受賞し、令和元年には芸術院会員に抜擢されていたので、いずれはとの期待はあったが、ほんとに驚くとともに、昔からの友人としてほんとにめでたく、早速祝電を送らせてもらった。

今朝の朝日新聞の紹介文を下記しておく。

「平安朝の古筆をはじめ、王義之を中心とした漢字の古典からも技法を取り入れ、流麗な線質と直線的な力強さとを織り交ぜた、斬新で拡張高い仮名書を築き上げた。」

2011年にも当ブログで「自慢の友達「書道家黒田賢一君」 | 冲中ブログ (jasipa.jp)」を紹介している。その中で、「“男性的なカナ”をとの思いを持って、取りつかれたように夢中になってやった。“今を真剣に、大事に生きる”との基本を実行できた彼は、併せ持った人間力で運をも引き寄せたと言える。」と紹介している。あちこちで「黒田書道教室」を開いていると聞くが、彼の人間力も相まって、生徒もたくさん集まってくると聞く。東京での個展でも、生徒と思える方が数多く来られていたのが印象的だった。

インターネットで調べると、彼の人間性含めたエピソードが紹介されている。

署名活動が実り、来春から水での毛筆「水書」の授業が小学1、2年生に導入される。日本の書道文化を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録するための働き掛けにも奔走中だ。「手書き文字は日本文化の根源。その素晴らしさをいかに伝えるか。命の限り、書道界に尽くしたい」

さらには

灘のけんか祭りで知られる姫路市白浜町に妻と2人暮らし。「祭りで古い友達と顔を合わすのが何よりの楽しみ」。1男1女に孫4人がいるが、「誰も書には興味がない様子。好きな道を歩んでくれたらいい」と笑う。(2019年12月神戸新聞 平松正子記)

小学校時代、寺の住職を先生として公民館で書道を一緒に習っていたが、その時の彼が使っていた硯や筆が村の公民館に飾られているそうだ。村(姫路市東山)では、大騒ぎになっているのではと思う。

アジア大会:韓国選手がやってしまった!

2011年4月26日にも当ブログで紹介した脳外科医林成之医師の「脳に悪い7つの習慣」(https://jasipa.jp/okinaka/archives/29)を紹介した。林医師は、2008年北京オリンピックに出場した北島選手他水泳選手を指導し、その結果日本勢が大活躍したことで有名だ。

このブログでも何例か紹介したのと同じことが、今回のアジア大会でも生じた。

男子3000メートル・ローラースケート・リレー競技で韓国選手が勝利を確信してガッツポーズをしてフィニッシュしたが、2位の台湾選手が左足を延ばし、0.01秒差で逆転勝利したとの記事を見た。フィニッシュ後、処理を確信した韓国リレーメンバーが国旗を掲げながら会場を一周している最中に、成績発表があり、驚きと恥ずかしさでがっかりしている姿が印象的だった。金メダルを取れば韓国では兵役免除になる(オリンピックはメダル獲得で)そうで、リレーメンバーの落胆は大きいという。

前述のブログの一部を再掲しながら、今回の韓国の選手がなぜこんなことになったかを考えてみたい。

先生の言う「脳に悪い7つの習慣」とは下記を言う。

  • ①「興味がない」と物事を避ける
  • ②「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
  • ③言われた事をコツコツやる
  • ④常に効率を考えている
  • ⑤やりたくないのに我慢して勉強する
  • ⑥スポーツや絵の興味がない
  • ⑦めったに人を褒めない

七つの内、ちょっと違和感があるのは、「③言われた事をコツコツやる」と思いますが、これは失敗を恐れて慎重にやる、失敗したらどうしようという否定的な考え方と表裏一体のものとの前提に基づいている。上司の言うまま、工夫もせずコツコツとやるのは、脳の活性化にはつながらない。「達成すること」より前に「どう達成するか」言われた以上の成果を出すことに執着することが、脳の活性化につながるそうだ。

北京オリンピックの北島選手などへのアドバイスで、ゴール近くになって「そろそろゴールだ」と思ってしまうと、脳は「もう頑張らなくていい」と判断してしまうため、血流が落ちてしまうことが証明されているそうだ。「まだゴールは遠い、もっと頑張ってブッチギリで勝つ」と思えばより力になるとの事です。バンクーバーオリンピックでスケート女子団体で最後の1週まで1秒近く離していたのに逆転されて金を逃したレースや、アテネで100メートル競争で75メートルまでブッチギリのトップだった選手が負けた事例など、その事例はスポーツでも多い。今回の事例も同じだと言えそうだ。油断と言えばそうだが、脳の機構上、そうなる(勝ったと思うことで脳が活動を止めてしまう)と言われれば、今後も事例は止まらないとも言えそうだ。

こういう視点で、サッカーやラグビー、野球などの試合を見ても、監督・コーチの指導方法がポイントになりそうだ。

日頃の仕事をする上でも、日常の生活でも、働き甲斐、生きがいをもって生きられるかは、如何に脳を活性化するかだと言われる。「最後までしっかり気持ちを高めてやり遂げる」ことで成果は上がる!