T6会 楽しいひと時でした!

昨夜、大学1回生の時のクラス会をやりました(卒業学科での同期会は良くやるのですが、クラス会、それも1回生のクラス会は珍しい!)。といっても出席者は9人でしたが(一人工学院大学の教授がドタキャン)、名古屋からわざわざ2名が来てくれ、盛り上がりました。6組だったので、「T6会(工学部6組)」と称して、7~8年前に私も発起人になって始めたのですが、なかなか集まれず、今回で3回目の実現となりました。

このクラスは、特異なクラスで、普通は機械、電気、建築など学科別にクラス編成するのですが、当時としても珍しいロシア語を第二外国語(ほとんどの人はドイツ語)としたクラス(一クラスのみ)のため、いろんな学科の人が集まっていました。昨夜も電気、建築、原子核専攻とめったに会えない面々が顔を合わせました(ロシア語の試験は、辞書など何でも持ち込み可能だったこともあり、ロシア語は全く忘却のかなたですが)。

退職して悠々自適の人や、第二の人生を囲碁にかけたり(原子力関係の会社を退職後日本棋院に再就職)、山梨に600坪の土地を買い果樹園を作ったり(取れたスモモをもってきてくれた)、未だに現役で頑張っている人など多士済々。電気学科を出て名古屋で弁護士をやっている変わったご仁もいます。はじめは顔も分からなかった人も、いつの間にやら学生時代を思い出し、次第に名前と顔が一致してくるから不思議です。

あっと言う間に3時間が過ぎました。高校同期の会(東京地区)も年に2回ほどやっていますが、このような集まりは一時のオアシスです。ほんとに気持ち良い時を過ごせました。みんなも気分よく帰ってくれたものと思います。誰彼となく、これからも継続要請が出て、私が永久幹事となってしまいました。(写真を撮り忘れたのが残念!)

           新宿センタービル53F「月の蔵」にて

自己肯定感が人を劇的に成長させる

致知2010・.9号の記事です。

福井県鯖江市の小学校教諭(岩掘美雪さん)が試みた施策が評判を呼び、今では県内はもちろん県外の学校あるいは企業関係者から講演・ワークショップの依頼が殺到しているとの事です。

「どの子にもいいところが必ずある、すばらしい可能性を秘めている」との考えを原点とし、子供達に配ったファイルに自分の楽しかったことや、嬉しかったこと(例えばかけっこで完走できた、賞をもらった、宝物にしている写真や手紙など)を入れることから始めます。先生も出来るだけそのようなものが集まるよう生徒の写真をとって配ったり、保護者にも子供のいい点を書いてもらったり、皆が協力しながら子供達のいい思い出につながるものを集めファイルしていきます。そしてそれを子供達がお互いに見せ合いながら話し合う。楽しい、嬉しい思い出ばかりですから話が弾み、気持ちいい会話になります。このような活動を始めて、子供達が学校においても、家庭においてもきらきらし始めたそうです。

「自己肯定感」と言う言葉は心理学の用語で「自分の事が好きですか?」ということだそうです。この「自分を認める」ことが人が成長するために必要な要素で、これがあれば人は自然に成長するとの事です。このことがNHK地方局で放送されてから一挙に世間の関心が集まり、この活動が全国に広がり始めたそうです。インターネットで「パーソナルポートフォリオ」で検索すると岩堀さんのページも出てきます。

ある企業のワークショップで、部長さんが自分のいい所を見ていてくれたことが分かり大泣きした女性社員がいたそうです。自分が好きな点を探すこと(一般的には嫌いな点が出てくる)に努力してみませんか。両親に聞くとか、友達に聞くとか、そして素直に喜び、それを常にかみ締めながらより高めていく。これで前向きな姿勢を高めて、次に欠点(課題)を克服するための努力につなげていくことで、より大きな成長につながるのでしょうね。

生き物の不思議

4年前の8月のNHK番組の話です。そろそろ蝉の声が大きくなってきましたが、13年蝉、17年蝉の話です。

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NHKの「ダーウィンが来た」(日曜日19時30分~20時)ですが、今回の番組には驚きを禁じえませんでした。

アメリカのシカゴで、「17年ゼミ」が今年の5月に17年ぶりに大量に発生したとの番組です。70億匹だとか。17年間地中で成長し、17年目に地上にさなぎのまま出てきて、競って木に登り羽化する。木に登らないと蟻に食べられてしまうことを知っているのです。羽化すると羽を乾かすために競って木の頂上(日が当たる場所)に移動する。そしてまた17年後のためにメスをみつけ、交尾し卵を産む。10日間の命です。アメリカには「13年ゼミ」も存在するとか。氷河期に、氷河に閉じ込められてゆっくり成長するようになった。それも13、17の素数年を成長の期間にしたことが驚きです。13年ゼミと17年ゼミが同時期に出てくると双方が混じって卵が生めなくなるとの事で、同時期にならないように(221年サイクルで同時期になる)素数ゼミとなったとか。

生きのこった生物の生き続けるための、種を維持するための順応性、そして執念、その執念が生命体そのものを変えてしまう、その摩訶不思議さにはほんとに驚かされます。恐らく10年ゼミとかいろいろあったのだと思いますが結局生き残ったのが13年、17年なのでしょうね。この番組は、ほんとによく出来ていると思います。世界初の録画画面ばかりです。

自然と共生していかなければ(自然を破壊ばかりしておれば)、人間もいずれ淘汰されるのでしょうか?