okinaka のすべての投稿

11月は”テレワーク月間”だって!知らなかった!

14日日経34面全面広告で「”テレワークする“が当たり前の時代がきた!”」との文言が目に留まり、5年前から11月を「テレワーク月間」として活動をしているとあった。インターネットで調べると、経産省のホームページに下記に様な説明が掲載されていた。

テレワーク推進フォーラム(総務省、厚生労働省、経済産業省及び国土交通省の呼びかけにより平成17年11月に設立された産学官のテレワーク推進団体)では、平成27年から11月を「テレワーク月間」として、テレワークの普及促進に向けた広報等を集中的に行っています。経済産業省では、テレワーク月間の趣旨を踏まえ、広報イベントの開催、博覧会への出展、テレワークの先駆的企業の表彰等に集中的に取り組みます。

日経の記事には、東京都も、推進する「スムーズビズ」の一つの柱として“企業のテレワーク”を応援するとある。東京都の“スムーズビズ”紹介文は下記。

東京都は、東京2020五輪・パラ大会期間中の交通混雑緩和も見据え、交通量の抑制や分散に向けた交通需要マネジメント(TDM)やテレワーク、時差Bizなどの取組を「スムーズビズ」として一体的に推進します。「スムーズビズ」は、都民や企業による交通行動の工夫やテレワーク環境の整備、多様な働き方の実践などを後押しします。こうした取組を総合的に進め、大会のレガシーとして新しいワークスタイルや企業活動の東京モデルを社会に定着させ、 全ての人々がいきいきと働き、活躍できる社会の実現を目指します。

都内企業(従業員30人以上)のテレワーク導入率は、2017年度6.8%だったのが、2019年度は25.1%に達したと言う。2020年度25%を目標として、様々な支援策や援助制度を実施するそうだ。

インターネットでは「テレワーク・デイ」との言葉も出てくる。総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府と、東京都および関係団体が連携し、2017年より、2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけ活動している。2017年では、約950団体、6.3万人、2018年(7月23日~27日の5日間実施)には1,682団体、延べ30万人以上が参加。2019年は、2020年東京大会前の本番テストとして、7月22日(月)~9月6日(金)の約1ヶ月間実施し、約68万人、2887団体が参加し、毎年参加企業は増えているそうだ。

12日の日経朝刊では、4面にわたって“Smart Work”特集記事があった。その中で”働きかかた改革 成長の基盤に”のタイトルで、Smart Work経営708社の調査結果が出ていた。場所を問わない働き方が広がっているとし、サテライトオフィスでは33.6%が導入(2018比10.2ポイント増)、モバイルワークは48.9%(2018比12.6ポイント増)、そして正社員一人当たりの年間総実労働時間は2018年度2000時間を切ったとのことだ。しかし、全般的に企業に元気が出てきた手ごたえはないと指摘し、働き方改革の目的を確認するときと指摘する。記事では、サントリーホールディング、ダイキン工業、ソフトバンクなどのSmart Wokで上位にランク付けされ、イノベーションが生まれやすい土壌作りに向けての取組状況を紹介している。

先進国の中でも日本は生産性比較で劣位にある。少子高齢化が世界で最も早く進む中で、このままいくと日本の地位は下がる一方だ。働き方改革は何のためにやるか?介護の増加などの大きな環境変化の中で、社員のエンゲージメント度(仕事に対する熱意)をあげ、イノベーション力をUPすることで、生産性をUPし、企業の持続性をあげることだと思う。退職してから7年(途中3年間非常勤勤務はあるが)、世の中の変化や、企業変革に対する要請の激しさに驚いている。

昆虫食が世界中で普及中!?

テレビを見ていると、今「昆虫食がヨーロッパなどで人気が出始めている」と報じられ、さなぎやコウロギなどが食卓に並ぶ姿を見て、ギョットした。昔、“イナゴ”を炒って食べたことを思い出すが、現在のように食材が豊富な時に「なぜ昆虫を」と疑問に思い、インターネットなどで調べてみた。

欧州で昆虫食が話題に上り始めたのは5~10年前。国連食料農業機関(FAO)が2013年、食の安全保障に絡め、昆虫食の可能性を強調した報告書を発表。世界の人口増加で新たな牧畜場所の確保は困難となり、漁業資源も枯渇すると指摘。気候変動や降水量の減少で食糧生産が難しくなるとの危機感を示した。FAOによると、牛肉1キロの生産に必要な水が2万2000リットル、豚肉が3500リットルに対し、昆虫は10リットル程度でえさも少なくて済む。さらに牛は”ゲップ”時にメタンガスを出す。栄養面でも、牛肉に比べ、たんぱく質は9割あり、アミノ酸の一部は上回るそうだ。先日国連の温暖化抑制会議開催時小泉大臣がステーキを食べたことが話題になったのを思い出す。

世界を見てみると、フィンランドのヘルシンキでは、スーパーにコオロギ商品がスナック菓子棚に並び、ほぼ売り切れていたと。フィンランドでは、コオロギ農家が約50軒、企業6社がすでにあると言う。フランス・パリでも昆虫を混ぜたハンバーガーが、試験販売では500個が5分で完売したとか。タイではコオロギの養殖工場があり、月16トンのコオロギを生産し、欧州、オーストラリア、北米などに輸出していると言う。
日本では、どうだろうか?信州では、イナゴのつくだ煮や、蜂の子など、昆虫食が昔から根付いており、スーパーでも売られているそうだ。FAOの報告書以後、日本でも昆虫食に対する関心が増え、昆虫食に関するNPO法人への要望が増え、あちこちで、昆虫食に関する講演会や、学習会を開いている。すでに、昆虫食を生産、販売する店も全国で増えている。京都で、コオロギの粉末を混ぜたお菓子を販売する”バグモ“(2018,11販売開始)、徳島大発のベンチャー「大学シーズ研究所」も18年12月に、コオロギ約30匹分の粉末を練り込んだパンを発売した。大阪国際大では毎年の「防災フェスタ」でイナゴなどを使ったクッキーを提供している。熊本市では18年11月、風船専門店「ディスカバー バルーン」に食用のカブトムシなどを買える自動販売機が登場し、毎月数百個と予想以上の売れ行きとなっている。

現在、世界人口70億人が、30年後には100億人に増える。今でも、温暖化で、うなぎ、サンマなどが減少するとともに、中国の食糧事情の変化で、マグロの供給量に限界が生じつつある。牧場面積も限界を迎えつつある状況の中で、肉や魚に変わる食材として、栄養素に富む昆虫が注目されるのは時代の趨勢かもしれない。50年、100年後には昆虫食が当たり前の世界になっているかもしれない。

“お辞儀”は日本固有の文化?(ラグビーW杯での海外選手の行動)

日本を賑わしているラグビーW杯、20日の準々決勝では残念ながら日本は敗れたが、予選全勝で初めてのベスト8進出で歴史を作り、その健闘を称える声が日本中を沸かせている。私も全試合テレビに釘付けで、日本の健闘に魅せられ、野球やサッカーはあまり見ない家内も“にわかファン”となってしまった。

試合では大男が肉弾ぶつかり合いながらボールを奪い合い、ひと時も休むことない試合展開に目を離せないが、最後はラグビーを”ノーサイドゲーム“(テレビでも池井戸潤原作の同名ドラマを見た)と言う通り、試合中の敵、味方の格闘を乗り越え、終わればお互いをリスペクトし、お互いの健闘をねぎらいあう姿を見て、勝っても、負けてもすがすがしい気持ちが残る。他の競技では、ここまでの行動は見られないのではなかろうか。
その中で、今話題になっているのは、試合終了後、海外チームの、相手チームに対しても、観衆に対しても深々と”お辞儀“をする姿だ。海外では、深々とお辞儀をする習慣はないそうだ(米国で大谷がホームランを打った時にベンチで”お辞儀で迎える“ことが日本特有の儀礼ということで話題になっている)。オールブラックスの選手は、「日本の皆さんに対するリスペクトと、サポートへのお礼の意味でやっている」と語ったそうだ。そして、応援してくれる日本の人たちの親身の行動(海外チームのジャージ―を着たり、バッジをつけて応援したり、子供たちが民族舞踊ハカで出迎えるなど)に日本が好きになる選手も多いそうだ(https://www.afpbb.com/articles/-/3246683?pid=21675793)。
台風で中止になった釜石でカナダの選手などが、被害を受けた街の復旧をお手伝いしたことも話題になっている。日本だから、日本が好きだから、より大きな盛り上がりを見せているとも言える。今回のラグビーW杯は、国内のファンも呼び起こし、世界への日本のアピールにも貢献し、まだ終わってはいないが大成功だったと言えるのではなかろうか。

話題は変わるが、”お辞儀“に加えて、日本独自のものとして”合掌礼拝“がある。人間学を学ぶ月刊誌「致知2019.11号」の連載「禅語に学ぶ」(臨済宗円覚寺は管長横田南霊嶺氏)に「合掌礼拝」をテーマにした記事があった。海外のホテルのチェックインの際、記入用紙の宗教欄に”無宗教”と書いたら、宿泊拒否された話が載っていた。困り果てて、思わず手を合わせて「頼みます」と懇願したら、「あなたは仏教徒では」と言われ思わず夢中で「そうだ」と言って事なきを得たとのエピソードだ。”合掌“は東洋人の発明とあるが、宗教に関わらず日本人にはなじみの深いもの。手を合わせた姿には言葉や文化の違いを超えて、何か通じるものがあるのでは、と横田管長は言う。

日本チームの約半数が海外出身ながら“One Team”でみごとな力を発揮したこともすごいが、海外の人たちに好感を与えた日本人の”おもてなし“の精神・行動もすばらしい。来年の東京オリンピック・パラリンピックでも日本の良さがさらに全世界の人にアピールできることを期待したい。