「自己改革6」カテゴリーアーカイブ

失敗・成功する人の12か条(大和ハウス工業会長樋口氏)

以前に当ブログでも紹介した大和ハウス工業会長の樋口武男氏(http://okinaka.jasipa.jp/archives/192)の言葉が、“致知BOOK”メルマガで紹介されていた。『人間学入門』(藤尾秀昭・監修、致知出版社刊)の中の一度は読み返したい一文だ。
「失敗する人の12カ条」
1 現状に甘え逃げる・・・・。
2 愚痴っぽく言い訳ばかり・・・・。
3 目標が漠然としている・・・・。
4 自分が傷つくことは回避・・・・。
5 気まぐれで場当たり的・・・・。
6 失敗を恐れて何もしない・・・・。
7 どんどん先延ばしにする・・・・。
8 途中で投げ出す・・・・。
9 不信感で行動できず・・・・。
10 時間を主体的に創らない・・・・。
11 できない理由が先に出る・・・・。
12 不可能だ無理だと考える・・・・。

「成功する人の12カ条」
1 人間的成長を求め続ける・・・・。
2 自信と誇りを持つ・・・・。
3 常に明確な目標を指向・・・・。
4 他人の幸福に役立ちたい・・・・。
5 良い自己訓練を習慣化・・・・。
6 失敗も成功につなげる・・・・。
7 今ここに100%全力投球・・・・。
8 自己投資を続ける・・・・。
9 何事も信じ行動する・・・・。
10 時間を有効に活用する・・・・。
11 できる方法を考える・・・・。
12 可能性に挑戦しつづける・・・・。
自分自身の行動をチェックするには、箇条書きはわかりやすい。当ブログでは「ブスの25か条(運を逃がす)(http://okinaka.jasipa.jp/archives/6)」が評判だった。稲盛和夫氏の「リーダーの役割10か条」や荻生徂徠の「人を育てる徂徠訓(8か条)」なども話をする際に使わせてもらっている。名経営者や先哲などの名言で自分自身を振り返るのも長い人生大いに意味あると思われる。

都内有数の進学校都立小山台高校がなぜ強くなったのか(高校野球)

人間学を学ぶ月刊誌「致知」の「致知随想」記事は、信じられないような苦難を経ながら志を忘れず成功した人たちの物語が毎回綴られている。いつも真っ先に読んでいる。今回2016.4号に「大輔が残したメッセージ」と題して、東京都立小山台高校野球部監督福島正信氏が投稿している。2014年の春の選抜高校野球に21世紀枠だったが小山台高校が出場した時は私もびっくりした。新日鉄住金にも幹部など小山台高出身者が数多くいる。

「大輔」は、2006年当時2年生で唯一のレギュラーだったが、先輩と一緒に新しいバットを買いに行ったその帰りに、当時マスコミを賑わせた自宅マンションのシンドラー製エレベーター事故に巻き込まれ帰らぬ人になった。何事もコツコツと一生懸命取り組み、誰からも信頼される選手だった。当時は、小山台は都内有数の進学校で、練習スペースも時間も限られており、甲子園はおろか上位進出さえ難しいチームだった。あの時、大輔にバットを買いに行かせなかったら・・・、事故後監督も生徒も悔しくて悲しくて涙が溢れ、練習もままならなかった。その時、再び前を向いて一歩を踏み出す力を与えてくれたのが、大輔のお母さんだった。「皆さん、悲しい顔で練習をしていたら大輔が泣きます。だから笑顔で練習してくださいね」との手紙。そして大輔の野球日誌の「エブリデイ・マイ・ラスト」「1分1秒悔いのないように生きる。精一杯生きる」などの言葉に、全員「泣いてはいけない。大輔の為にも笑顔でプレーしよう、毎日を精一杯生き、絶対に甲子園に行こう」と、チームとしての絆が深まり、必死に練習に励むようになったそうだ。試合のたびに赤とんぼがベンチに飛び込んでくる話(大輔の変わり身)も織り込みながら、何事にも一所懸命取り組み決して手を抜かない、大輔が教えてくれた生き方が、小山台高野球部の伝統的精神として根づき、目に見える結果として表れるようになった。そして2009年と2012年の夏の東京大会で準々決勝まで進出。そんな中で、2014年1月春の選抜高校野球に21世紀枠として選ばれたとの報が飛び込んできた。結果は初戦敗退だったが、その悔しさを胸に、21世紀枠選出にふさわしい実力、≫品格を備えたチームになろうとあらためて誓い合うことが出来たと監督は言う。実際2015年夏の東京大会でも準々決勝まで進出している。

何よりもこの記事に驚いたのは、「人間、志を持つことによって、こうまで変わることが出来る」のかという事。リーダーの役割にも注目した。大輔のお母さんの言葉をきっかけとして掴み、大輔の遺した言葉をもとに、「何事もコツコツ努力する先に光がある」と選手たちの心の持ち様や、日常の基本姿勢の大切さを、以前にも増して強調するようになり、監督との信頼関係がより増幅し、世間も驚く成長を見せた。

同じ目標に向かって、みんなが一致してあるべき方向にやる気が集中すれば何でもできる」、このことを実現した小山台高校野球部のみんなは社会人になっても、目標に向かってあきらめず頑張れることと思う。小山台高校野球部頑張れ!

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コミュニケーションの基本は「ストーリー」

社内での報告や、連絡において、書面に書かれた箇条書きの文言を淡々と説明するだけで、聴き手が何を聞きたいか全く気に留めず、何を言いたいのか分からない話し方に、お互いの意志疎通ができず苛立った経験をした方も多いのではないだろうか。書店にも話し方やコミュニケーションのとりかたに関する本が多数並んでいることからも、上記問題意識を持つ人が数多くいることが想定される。その解決策の一つとして、「ストーリー」をキーワードに挙げるのが目立つ。当ブログでも、「リーダーはストーリーを語りなさい(http://okinaka.jasipa.jp/archives/430)」で、そして「あなたは部下を信頼していますか(http://okinaka.jasipa.jp/archives/4054)」でもストーリの重要性を書いた。

心に響く「ストーリー」の語り手になる。人々の心に響き、印象が残るのは言葉の羅列ではなく、物語であり、ストーリーだ。組織を活性化させるリーダーの役割も、目指すべき未来をストーリーで話せることが必須。新ブランドを世に出したり既存ブランドのイメージを高めたり、新人教育にも、ベテラン社員に活を入れるためにも使われる

感動プロデューサー平野氏の言葉も紹介した(http://okinaka.jasipa.jp/archives/522)。

物語力(story)で感動を生み出せ。売れているものほど、“その商品が生まれるまでの思い、試行錯誤、商品化に至るまでのドラマ”といったストーリーが描かれていることが多いことに気付く。そして「ストーリーとしての競争戦略(楠木建著、東洋経済新報社、2010・5)」にも「優れた戦略とは、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある」と。自分の心が動かないストーリーでは、他人の心は動かせない。

昨年出版された「成功する人の話し方」(ビル・マクゴーワン他共著、小川敏子訳、日本経済新聞社、2015.3刊)にも7つの絶対法則の2番目に

「映画監督」になれ:伝えたいメッセージをエピソードの形にし、相手の創造力を刺激する豊かなストーリーを提供すれば、聴き手は夢中になる。

とある。6番目の法則は

話すより聴く:会話では、話すのと同じくらい聴くことも重要である。話術の達人は、並はずれてすぐれた聴き手で、相手への関心が高く、寛大で慎み深い。

「コミュニケーションというのは、話し手だけでは成立せず、聴き手が聞く耳をもって初めて成立する」、すなわち、聴き手が話し手の意図を感じられなければコミュニケ―ションは成立しない。そのためには、聴き手が何を聴きたいか、何に関心を持つか、相手の表情を見ながら話すことも重要となる。「一方的に報告すれば用は足せた」だけでは、コミュニケ―ションにならず、何の効用も生まれない。報告用の資料作成も視点は同じだ。報告相手の聞きたいことを想定しながら作成するのが基本だ。私自身も多くの人の前で喋る機会もある。聞いていただく人の心を察しながら、話す訓練を積みたい。