「自己改革2011」カテゴリーアーカイブ

101%の努力で人生が変わる!

以前紹介した「感動3.0」(http://jasipa.jp/blog-entry/6163http://jasipa.jp/blog-entry/6170)の著者である感動プロデューサー平野英典氏が、12月に再度本を出版した。「Action Poem 1%の自分革命 感じて動けば未来は変わる」(プレジデント社)というpoem形式の本だ。平野氏の感動人間育成にかける活動に興味があり、週1回のメルマガも必ず読ませて頂いている。

その本のプロローグにある文章を紹介する。

  • 小さな一点の変化が全体の変化を促す。
  • 仕事や人生にも存在する一点突破のツボ。
  • 一つの出来事から、人生が変わることがある。
  • 一点の気づきから、才能がブレイクすることがある。
  • 一瞬の出会いから、未来が変わることもある。
  • 一歩の行動から、景色が変わることがある。
  • 一言の応援から、人を助けることもある。
  • 一筆の挨拶から、信頼が生まれることがある。
  • 一味違うアイデアから、社会が変わることがある。

未来を生み出すわずかな違いは、

  • 一つ
  • 一点
  • 一瞬
  • 一歩
  • 一言
  • 一筆
  • 一味
  • それは、誰にでもできて誰もがやっていないこと。
  • ジグソーパズルの一片のピースを見つけると
  • それまで停滞していた作業が一気に進むように、
  • 大きな変化を起こすきっかけは、
  • 心の内側のほんの1%の革命。

以下は、平野氏の従来からの考え方を推し量っての私の思いです。

200%頑張らねば成功しないのではなく、1%努力を上乗せするだけで人生はガラッと変わる(あまり高い目標を立てすぎると長続きしない!)。その1%を実らせるために、感謝・感動・感激を追い求めて、人は目標を立て、人間関係を拡げ、充実させ、そして本を読み、仕事をし、旅をする。一人閉じこもり、自分だけの世界だけに生きていたのでは1%の努力も実らない。自分の行動範囲、思考範囲を少し拡げて見ませんか。何かにぶつかることを恐れずに。苦難もあれば、楽もある。その中から何かが見つかり、自分を変えるチャンスとなる。

「苦難は人生の肥やし」その生命力のすごさ

「致知2012.1」に「苦難は人生の肥やしとなる」との記事がある。東大先端科学技術センター教授福島智氏へのインタビュー記事である。福島氏は3歳で右目を、9歳で左目を失明。18歳で聴力も失った全盲ろうの方です。全盲ろうの方が大学の常勤教員になるのは世界でも例のないことだそうです。

ある時、友人に送った手紙に「この苦汁の日々が俺の人生の中で何か意義がある時間であり、俺の未来を光らせるための土台として、神が与えたもうたものであることを信じよう。信仰なき今の俺にとってできることはただそれだけだ。俺にもし使命というものが、生きる上での使命というものがあるとすれば、それは果たさねばならない。そしてそれをなすことが必要ならば、この苦しみの時をくぐらねばならないだろう。」と。この苦難には意味がある。苦難こそが肥やしだと。

母親が、コミュニケーション手段として「指点字」(左右3本ずつの指を点字タイプライターに見立てて点字を打つ)を思いつき、これで人とのコミュニケーションがとれたということで勇気と希望が蘇ったということはあったが、やはり大きな生きる力は、ポジティブな考え方だと思う。「修業」とは、何らかの苦悩を伴いながら自分を高みに連れて行こうとする営みのことと福島氏は言う。

松下幸之助氏などの著名な経営者も、森信三氏など偉大な先哲にしても、苦難、逆境の中で、人生をポジティブに生きることによって大きな成功を収められている。人間には考え方次第で、その秘めたる力を発揮できる大きな能力があることに驚かされる。

3年ぶりのグランプリファイナル出場を果たし、久しぶりの世界一を期していた真央ちゃんが、「母危篤」の知らせに「欠場」の大きな決断をし、急遽日本に戻った。が、残念ながら最愛の母の最期を看取れなかった。その悲しみは如何ほどのものか。23日からの全日本選手権出場も危ぶまれている。母とともにフィギュアスケートに邁進し、今あるのも母親のお蔭との気持である故に、その悲嘆の大きさは思い知るすべもないが、今回の突然の出来事を早く克服して、世界一の真央ちゃんの姿を我々の前に披露してくれる日が来ることを願っている。

仕事も人生も充実させるポイント

「幸福優位七つの法則~仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論~」(ショーン・エイカー著、高橋由紀子訳・徳間書店))の要約が「一読の価値ある新刊書を紹介するTOPPOINT」に紹介されていた。今日は11月22日で、「いい夫婦」の日。幸福について、夫婦あるいは恋人同志で考える日にしては如何ですか?

「成功すれば幸せになる」のではなく、「人は幸せでポジティブな気分の時に成功する」ことが心理学と脳科学の最新の研究によって分かったそうだ。楽観的な営業マンは、悲観的な営業マンに比べて56%も営業成績が良いとのデータもあるらしい。人間の脳はポジティブな気分の時に最もよく働くという「ポジティブ心理学」の研究で、世界的な企業などを対象とした実証結果の結果、次の七つの法則を著者は導き出した。

  • 法則1:幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす(ハッピネス・アドバンテージ)。人は幸福感を覚えているとき、より思慮深く、創造的になる。ヤフーがマッサージパーラーを設けたり、グーグルが愛犬と一緒に出勤することを許可しているのもこの理由から。
  • 法則2:マインドセットを変えて仕事の成果をあげる(心のレバレッジ化)。仕事を義務的に考えるのではなく、どんな仕事にも目標を持ってやりがいを感じながら働くことで成果は上げる。
  • 法則3:可能性を最大化するために脳を鍛える(テトリス効果):いつもネガティブな面を探すという習慣は損失につながる。創造性をつぶし、ストレスを増やし、モチベーションを下げる。いつもポジティブ思考出来るよう脳を鍛える。
  • 法則4:下降への勢いを利用して上昇に転ずる(再起力):逆境を不幸と感じず、成功への踏み石と考える。成功している人は、自分の運命を決定するのは逆境そのものではなく、それに対して何をするかだということも知っている。
  • 法則5:小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げる(ゾロ・サークル):怪傑ゾロも最初から勇猛な剣士ではなかった。最初は小さな輪の中で戦う訓練をさせながらステップを経て育てられた。
  • 法則6:変化へのバリアを最小化して悪い習慣をよい習慣に変える(20秒ルール):ギターの練習の際、ギターを取り出すのに20秒かかるより、常に近くにおいて1秒で取り出せるようにした方が長続きする。すなわち「望ましい行動を最も抵抗の少ない道にする」こと。
  • 法則7:周囲からの支えを唯一最高の資産とする(ソーシャルへの投資):職場での人間関係に良い感情を持っていればいるほど、人は能力を発揮する。人間関係を重視する企業はいろんな策(投資)を実施している。グーグルのカフェテリア、サウスウェスト航空、ドミノ・ピザの同僚への寄付制度(病気、困窮支援)など。

要は、夫婦円満、家族円満、そしていろんな人とのいい絆が、人生の成功を招くということ。もっと早く気付けば、人生もっと成功していたかな・・・。