我が家のベランダ(小さな秋編)

前回は盛夏の8月初旬のベランダの光景を紹介(http://jasipa.jp/blog-entry/8962)したが、基本的には花はほとんど変わっていない。しかし、唯一秋を感じるものとして“金木犀」が、購入してから初めて花をつけた。昨年花をつけなかったため、今年も花を咲かせなければ、もう一度買おうと話をしていたところ、それが聞こえたのか、急に10月初旬になって花をつけ、香りを漂わせている。姫路の家に大きな金木犀の木が2本あり、子供時代から秋と灘の喧嘩祭りはこの香りと共にくる強い愛着があった。大好きな香りだ。

暑い夏にも堪えず、鼻を咲かし続けている、ランタナ、ペンタス、ルリマツリ、デュランダです。

ビッグベリーが赤い実を一杯つけはじめると、ベランダには鳥が来てついばみはじめる。ヒヨドリや雀の親子だ。大体、朝一番に来て、’チュン、チュン‘と泣きながらついばんでいる。その声で目が覚めるときもある。1カ月もするとこの実もすべて食べつくされて亡くなる。

バラや、ゼラニウムを相変わらず咲きほこっている。

野菜は、“しそ”と“しし唐”は盛りを過ぎたが、“オクラ”はまだ実をつけている。市販品よりも柔らかくおいしいので、今は種を取るべく放置しているため、かなり大きくなっている。

16日から10日ほど都合でブログを休ませて頂きます。再開しましたら、再度よろしくお願いいたします。

体力自慢の70代増加!

今朝の朝日新聞のトップページのタイトルだ。昨日のニュースでも報じられていたが、文科省が1998年以降開始した昨年5-10月の調査結果だ(6歳~79歳の約74,000人を対象にした)。70歳以上の高齢者の運動能力(「握力」「上体起こし」「6分間歩行距離」など)が12年前より5歳若返ったとの事だ。それに比し、35~39歳は右肩下がり。小中高生は横ばいか上昇傾向だが低水準。フィットネスクラブや草野球チーム、ママさんバレーなどを含む「スポーツクラブ」への所属率が高齢者層で特に高いそうだ。女性は65歳以上。男性は75歳で40%を上回るとか(女性の方が男性より多く、75歳~79歳でも女性は43%、男性は41%)。最も所属比率の低い30代女性の2倍だとか。

この所属率の高さには正直驚いたが、この傾向は、介護を受けたり入院せずに過ごせる期間、いわゆる“健康寿命”への意識の高まりなどが背景にあるとみられている。私も、昨年5月からスポーツジムに通い続けて1年5カ月、300回近く通った結果、体脂肪は減り、筋肉は増え、体重は変わらず、腹回りは激減した(メタボ基準を半年でクリア)。久しぶりに会った人には、「随分痩せましたね」と必ず言われるほど体は引き締まった。朝一番に行くことにしているが、高齢の特に女性の方が多く、サーキットトレーニングでは、82歳とか76歳とかの方と一緒に汗を流している。ジムに何時間もおり、社交の場としても使っている方もいると聞く。亀戸駅のアトレにあるJEXERに通っているのだが、会員数は明らかに増えている実感がある。

皆さん、周囲の人に迷惑をかけたくないとの思いが強いが、国の財政を圧迫している医療費の削減にも役立つこととなり、一石二鳥の方策だが、さらに「2020年東京オリンピック開催と言う朗報もあり、より多くの国民にスポーツに親しんでほしい」と文科省は期待している。

退職後10年以上週3回ジムに通っている74歳の人のインタビューがあったが、私も自分のためにも、国のためにも頑張って通わねばと思う。今日は「体育の日」。

日本の良さを日本人以上に守り続けるアメリカ人

以前当ブログで紹介(http://jasipa.jp/blog-entry/7238)した「小布施」の酒屋(枡一市村酒造)を立て直し、小布施を元気にしたセーラ・マリ・カミングスさんが、服部栄養専門学校校長の服部幸應氏との対談記事で「致知2013/11号」に登場している。テーマは「食で開く日本の未来」だ。

日本に来てから22年(現在45歳)。2004年に株式会社文化事業部を設立。そのホームページに下記のような文章がある(http://www.bunji.jp/)。

“”土壁、瓦、茅葺き、木造……。日本の村や町には、風土を生かしたすばらしい職人の技術と、その技術に支えられた人々の暮らしと文化がありました。その、なつかしい風景が次々と姿を消していく今。ともし火が消えてしまう前にできることをしよう。そう考えて2004年に「(株)文化事業部」と、「(株)修景事業」を立ち上げました。「(株)文化事業部」はアタマとカラダを使って暮らしと文化を考える会社。「(株)修景事業」は古民家・町並みの再生を中心にした職人技術を継承する会社。

対談記事の中でも、カミングス氏は「長野オリンピックの前の信州では、ものすごいスピードで道が拡幅されたり、何百年も生きてきた素敵な松が伐採されたり、素敵な蔵が半日で撤去されるのを見て本当に泣いて泣いて・・・。これまでに出合った素敵な日本がなくなってしまうのは、これからの日本の人にとっても大きな損失だと思う。(中略)日本の伝統文化が一番凝縮されているのは農村なんです。せめて自分達に身近な小さな山、小さな環境にあるカエルが帰ってくる小池、これを守ることから始めたいと思うんです。農業や食を通じて「心の帰りたい場所」を実現したい。」と。

服部氏は「日本人が忘れ、廃れていくものをもう一度見直して、光を当てる役割を見事に果たしてくださっています。小布施の文化と環境を甦らせて、地域の方々の「帰る場所」を取り戻されたのですから」と褒めたたえている。カミングス氏は、ウィークエンド・ファーマーとして、2㌶ぐらいの土地に野菜を作ったり、リンゴやハーブやベリーをつくったり、名古屋コーチンも飼っている。いずれは牛やヤギも飼いたいと言う。「食育」を主張され、行動されている服部氏は、農業人口の激減と高齢化、そして自給率の低下の問題を挙げる。今何らかの対策をしないと農業技術の継承も出来ず、自給率の低下を招き、食の安全を脅かすと警告する。

我々日本人自身が日本の良さを、あらためて見直し、それを守っていく気概を持たねばと強く思う。日本の良さを実感するための旅、そんな旅をしたいと思う。