JASIPA経営者サロンも2012.4に開始して2年近くが経過し、今回で20回目を迎えることになった。当初はJASIPA事務所で月1回の開催としてきたが、昨年10月から趣向を変え、会員企業に出向いたり、地方に出かけたりして、幅広く会員企業の皆様を対象に開催できるようにしている。大阪での開催は昨年2月に引き続いて2回目の開催となった。参加して頂いた方は、総勢23名。東京からは堀事務局長はじめ、林研修委員会委員長、池田研修委員会副委員長の参加もあった。JASIPA関西支部の月例会議の後、16時からスキルインフォメーションズ様の会議室で始まった。11月の群馬県高崎市での講演と同じく「“燃える集団”で“お客さま第一”の風土を創ろう」とのテーマでお話しさせて頂いた。
今、日本のIT業界の危機が叫ばれている。特に米国のソフトウェア産業との違いにおいても、ソフトウェア分野の専門人材不足や、ユーザー企業におけるソフトウェアの重要性の認識不足などが言われている。こういう状況の中で、日本IT業界は何をすればいいのか?まずは米国のように人気業界にし、優秀な学生がこぞって志望するようにせねばならない。そのためにはお客様に喜ばれ信頼される業界でなければならない。「お客様のために」を徹底し、お客さまからの信頼を如何に取り戻すか?そのためにはお客様と真のパートナー関係を創り上げることを究極の目標に行動を起こすことが必要となる。その方向に向かって会社全体を“燃える集団”“打てば響く組織”“働き甲斐のある職場”にする。今回は「お客さま第一」の風土創りの必要性(リピート客化の意味合い)、そして”燃える集団“に風土は変えられるという話を、JAL再生や模範企業の実例を通じて説明させて頂いた。私のこれまでの取り組みなど実体験も合わせて説明させて頂いた。
若干時間オーバー(1時間10分程度)になったが、最後に20分間ほど参加者の皆さんとの活発な意見交換が出来、私にとっても有意義な時間を送ることが出来た。
終了後は、恒例の懇親会を開催。JASIPA関西支部も非常に熱気ある集団になっている。懇親会でも引き続き熱き議論が交わされていた。