何と言ってもミラノでは、中心部に聳える大理石のドゥーモ(ミラノ大聖堂)だ。世界最大のゴシック建築で、135本もの尖塔があり、尖塔の先に聖人が立っている。一番高い位置に金のマリア像が輝いている。2245体の聖人の彫刻が施された外観は圧倒的、完成は1813年、約500年をかけて作られた。階段またはエレベーターで屋上に登れる(費用は多少異なる)。上に登ると、その広さをあらためて感じる(ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次いで広い)。そして尖塔の見事さが間近に見られ、尖塔の間を縫いながら屋上に歩いていく感じだ。
ドゥーモ広場とスカラ座を結ぶ「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」が有名。イタリア王国(1861年)の初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世にちなんで名づけられた。通りはガラスのアーチと鉄製の屋根に覆われており、ショッピングモールの先駆けとしてもよく知られています。何といっても歴史ある有名な「プラダ」の本店がガッレリア中心にある。それと対峙するかのようにパリの代名詞「ルイ・ビトン」のお店もある。天井と歩道にはフレスコ画。ミラノ人誇りのショッピングモールだ。
ドゥオーモ広場からダンテ通りを1kmほど行くとスフォルツェスコ城がある。1450年にミラノ公爵のフランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティ家の居城を改築して建設した城塞。ヨーロッパでも有数の規模の要塞と言われるが、今では当時の1/4程度の規模となっている。内部にはミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」などが展示されている。また、レオナルド・ダ・ヴィンチが未完成の壁画を残している。
明日はルネサンスの花が開いたフィレンツェだ。