2年半前のNHK「プロフェッショナルー仕事の流儀」の100回目記念番組での話です。茂木健一郎という脳科学者とプロフェッショナルとの対談番組です。その中で、プレッシャー対策(ストレス対策)とやる気について話がありました。爽やかにやる気になるためのヒントとして役立てて下さい。
まず、プレッシャー対策の実験がありました。笑える番組を実際に見た人の「脳の活性度」を見せる実験でした。その番組を見ながら、棒を唇で噛んで笑おうにも笑えない(苦虫を噛み潰した)状態でいるのと、棒を歯で噛んで歯が見える(少し笑っている表情になる)状態で見ているのでは、前頭葉の活性化レベルが違って、後者の方が圧倒的に良いのです。笑う表情だけでも違うとの実証実験でしたが、「苦しいときにもしかめっつらばかりしておらず、少しは笑顔を見せる」ことがプレッシャー、ストレス解消に大いに役立つとの事でした。参考にして下さい。
「やる気」については、「憧れの人(ロールモデル)を持つ」ということと、「成功体験を大事にすること」を言っていました。どんなに失敗続きでも、その中に小さな成功体験(満足できたこと)は絶対ある、それを見つけることがやる気につながると言うことです。成功と感ずるだけでドーパミンが出て、快感につながるのです。これまで100人近くのプロフェッショナルとの対談の内容を分析し、上記のようなことが検証できたとの報告でした。