里帰り(姫路)

梅雨に入る前に、空き家になっている姫路の家の草引きに、家内と一緒に帰ってきました。東京に転勤になる前はここに住んでいたのですが、以降は甥が住んでくれたりしましたが、ほとんど空き家で、近くの姉が時々面倒を見てくれています。明治時代の建屋、蔵などもあります。

最初の日は、午後に着き、5時間ほど草引きをしました。土いじりはすきな方なので、草引きもあまり苦にはなりませんが、さすが休まずやると腰が痛くなります。1メートル位の草の山が二つできました。

翌日も午前中、草引きをしたり、蔵書の整理をしたりして、疲れ果て午後一番に帰ってきました。

姫路は、関西電力管轄のため、東京に比してほとんど人がいないエスカレータも平然と動いている(普段は当たり前)のに驚きを覚えました。

姫路城は、昨年4月から5年の歳月をかけて修理中です。駅からとったので、わかりづらいですが、真ん中の四角い建物が修理中の城を覆い隠す城の絵を描いた建物です。

グレートカンパニー

船井総研と言うコンサル会社がある。2010働きがいのある会社ランキング15位にノミネートされた会社である。この会社が昨年「グレートカンパニーアワード」制度を設け、今年2月に第2回目の表彰企業を発表した。船井総研のグレートカンパニーの定義は「社会的価値の高い理念のもと、その企業らしさを感じさせる独特のビジネスモデルを磨きあげ、その結果、持続的成長を続ける会社」、と同時に社員と顧客が「素晴らしい会社」と誇りを持つくらいの独特のカルチャーが形成されている企業とのこと。

「日本でいちばん大切にしたい会社」など、いろんなランキングが発表されているが、どこも経営者のリーダーシップ(独裁ではなく)が光る。何かヒントを得たい。

昨年の第1回で受賞した企業を紹介した「グレートカンパニーのつくり方」(徳間書店)より少し紹介する。

表彰企業は大企業ではなく、中小企業でかつ地方企業が多い。大企業と同じことをやっていては将来性はない、1点突き抜けた特徴を持ち、お客様に喜ばれる、そんなビジネスモデルを、ある会社は社長の決断で、あるいは社員がお客様の感性で商品開発をする、と言う形で作りあげている。すべてに共通するのは、お客様の期待、感性に応えること。

さいたま市のリフォーム会社「OKUTA」は年商40億円程度だが、自然素材、高品質設計、エコロジーに徹底してこだわり、大企業より価格は高くても、熱狂的なファンクラブがあり、噂が噂を呼び成長し続けている。企業哲学は「LOHAS」,ファンクラブ名は「OKUTAロハスクラブ」。中小企業だから大きな成長を望まず「ロハス」を徹底でき、「らしさ」を完遂できる。

さきの「感動3.0」の記事でも紹介した長野県の「中央タクシー」も表彰されています。お客様へのサービスを徹底的に差別化し、日本でもっとも「ありがとう」が飛び交う会社(お客様に対しても、お客様からも、そして社員同士でも)とも言えるそうです。長野オリンピックの特需にも目もくれず、地元のお客様第一で運営、今ではお客様からの感謝の手紙が数多く届くそうです。長野から成田、羽田への送迎タクシー(空港タクシー)がヒットしているそうです。ある時、中央道の事故渋滞で飛行機に間に合わないことがあったのですが、翌日の飛行機の手配、宿泊代など150万円ほど自社で負担し、誠意を尽くしたということで、これが話のタネになりますます人気が出たとか。

大阪の若い女性向けのアクセサリーやバッグなどのファッション雑貨やキャラクター雑貨を扱う300円均一ショップ「三日月百子」(月曜から日曜まで300円で女の子を対象と言う意味を社名にした)。10代後半から20代前半の女性社員(社員400名に内男性は4人だけ)の感性に任せた店舗運営が成功したそうです。まったく知らなかったのですが、既に全国に68店舗あるそうです。

世の中には、不況知らずの元気な会社があるものですね。考えさせられます。他には、千葉県白井市の算盤塾「イシド」、名古屋の「買取天国」、東大阪のゆるまないナット製造「ハードロック工業」が表彰されています。2回目(この2月)は、広島県の食品スーパー「エブリィ」、滋賀県のパチンコホール「イチバン・コーポレーション」、愛知県の介護サービス「ステラリンク」、島根県の「東京靴」が表彰されています。

ベンジャミン・フランクリンこんな事知っていましたか?

私だけが知らないことかも知れませんが、こんな事も知らなかった自分を恥じながら投稿します。

<その1>ベンジャミン・フランクリンの残した言葉

 ベンジャミン・フランクリンは、印刷工、著述家、発明家(避雷針発明)、政治家、外交官など多岐にわたって活躍した事で有名ですが、1776年のアメリカ「独立宣言」起草に加わったことで「アメリカ建国の父」と言われています。

  • 「時は金なり」、
  • 「天は自ら助くるものを助く」、
  • 「結婚前は両目を大きく見開いて相手を見よ、結婚したら片目を閉じよ」。

このような有名な言葉を残したのも彼なのです。

<その2>誰もが天才と思う人ほど天才と思わず一生修行の精神を貫いた

  • 画家のゴッホは、ミレーに死ぬほど憧れ、ミレーの代表作の一つ「種まく人」を真似て、同じテーマの絵を違う角度から描いている。
  • ミレーは、ミッケランジェロに憧れていたそうです。
  • ルノワールはリウマチで動かなくなった指に、息子に筆を紐でくくりつけてもらって描き続けたそうです。
  • ゴッホは、本人曰く「自分の仕事は、みな多少日本の絵が基礎となっている」と。広重等の絵を模写した絵が多数残っている。
  • ルノアール、モネなど印象派画家たちも西洋の遠近法を超える用法を駆使している浮世絵に魅せられ、北斎等の絵をまねたものが多数残されている。モネの有名な「睡蓮の庭」の蓮池の中の太鼓橋は広重の絵にある亀戸天神の太鼓橋を真似たものだそうだ。

天才と言えども素直に憧れの人、あるいはロールモデルを持つことで自分を磨いているのですね。そして、毎日が修行の日々だったのですね。

冲中一郎