笑顔で元気を与え続ける「Merry Project」

当ブログでも紹介しました(2011.4.25「北京オリンピック開会式でのパラソルに描かれた世界の笑顔」と2011.5.25「世界の笑顔を!メリープロジェクトが六本木で」)が、東日本大震災に関しても被災者の笑顔をパラソルに描き各地で元気を与えられていることを紹介しました。

そして今回、10年経った「9.11」の現場、ニューヨークのタイムズスクエアで「9.11」や「3.11」などで被災にあった子どもたちの笑顔をプリントした傘が一斉に開いたとのニュースが写真と共に載っていました〔9月10日朝日夕刊〕。

さらに翌日の朝日新聞には、「9.11」の1年後に、主催者の水谷さんから「あなたの笑顔を撮りたい」と声を掛けられた女性が、今回水谷さんと再会し、その時の顔の写った傘を前にはにかんでいる様子が紹介されていました。その女性曰く「当日貿易センタービルの近くの寮で事故を目撃し、ショックでふさぎがちな日々だったが、水谷さんのお陰で前向きな気持ちを取り戻した」と語り、自分もハリケーンで水没したニューオーリンズの学校で、復興途上の子どもたちのドキュメンタリーを撮られたそうです。

笑顔が元気の源、健康の源。水谷さんと同様、笑いをふりまき、笑いの効用を拡げる活動はあちこちで展開されています。暗い顔をせず、明るく笑顔で過ごせば、周囲も元気になります。(2011.4.19「笑いと涙で健康ライフを」も参考にして下さい)

月下美人が中秋の名月の夜咲いた!

月下美人が昨夜見事な花を咲かせました。旧暦8月15日の十五夜できっちり満月となったのは6年ぶりだとか(今朝の日経「春秋」より)。月下美人は一説では、新月に合わせて咲くとの話もあるようですが、これは真実ではないそうです。まさに満月を待っていたように花を咲かせました。

これまで、その美しさは話には聞いていたのですが、今年の2月に次男の嫁の実家で、月下美人の葉を数枚いただき、あまり期待もせずにベランダの鉢に挿しておきました。数日前に、その1枚の葉の途中から変なものが出ているのに気付き、これが場合によっては花になるのかな?と半信半疑でいたのですが、昨夜六本木で飲んで帰ると、見事に咲いていたのです。感激で、何度も何度も芳醇な香りを味わいながら見させてもらいました。ネコの「ルイ子」と一緒に。

ほんとに一夜のみの開花です。今朝起きて見ると、既に花は萎んでしまっていました。ネコも横向いて寝ています。月下美人の花言葉は「はかない恋、はかない美」。

なでしこジャパン五輪出場おめでとう!

ワールドカップ優勝で日本中ばかりか、世界中を沸かせたなでしこジャパン。その騒ぎから1ヶ月半も経たないロンドンオリンピックアジア予選。ひやひやさせながらも、見事無敗で五輪出場を決めた。ほんとにすごい!おめでとう!

日本中を沸かせ、この1カ月いろんな行事も目白押しの中、世間からは勝って当然との大きな期待を受けての11日間で5試合と言う過酷な試合日程。他国も、世界チャンピオンを倒すという格好の思いをたぎらせながらの戦いを挑んで来る。こんな悪条件が揃った中での五輪出場決定。何という力か!

「運とツキの法則」を書かれたクレディセゾン林野社長と若手書道家武田双雲氏の対談が「致知10月号」に掲載されている。その中で、なでしこジャパンがワールドカップを制したことに関して、運とツキを引き寄せるというか、「心の勝負」でアメリカに勝っていたと言われています。単なる勝ちたいとの思いではなく、日本を救う、日本を元気にしたいとの大きなビジョン(思い)があきらめない心を鼓舞し、大きな力になって現れたと。澤選手の海外メディアのインタビューの回答で東日本大震災の被災者に対する強い想いを聞いて武田氏は涙が止まらなかったとか。澤と言う1選手が他の選手たちを自分の大きなビジョンに巻き込んで成し遂げた奇跡と林野社長は言う。

林野社長は、なでしこジャパンの奇跡を、経営者に当てはめて、「僕は運とツキが本当に開くには澤選手のように、波動が一つ上のビジョンを描くと言うことがとても大事。会社も単に勝負に強いだけでは何十年も勝ち続けられない。自分の会社だけが成功すればいいと思っている社長が成功するわけがない。社会に価値を提供し、よりよい社会をつくりたいと心から思っている人しか成功は手にできない。」と言われています。クレディセゾンを今の姿にされた林野社長の言葉は重みがあります。

次は感動プロデューサー平野秀典氏の言葉。

花の名前であることはご存じのことと思いますが、なでしこの花言葉は、「長く続く愛情」だそうです。日本の勝因が、「あきらめない心だった」とはよく言われますが、あきらめない心は、「長く続く愛」から生まれるということを教えてくれたのかもしれません。日の丸を背負った選手たちの、

  • 日本という国への愛。
  • 被災地の人たちへの愛。
  • 自分を育ててくれた恩人への愛。

たくさんの愛の結晶が生んだ奇跡が、ワールドカップ優勝という快挙だったのでしょうか。

日本人としての誇りが、祖国愛、郷土愛、家族愛などの愛の力を生み、それが大きな力になるのですね。

冲中一郎