第4回JASIPA経営者サロン実施(26日)

今回からJASIPA会員の皆様方にオープンに参加を募りましたが、残念ながら継続参加の方主体となりました。理事3名の初参加を含めて10名の参加を得ました。今回のテーマは、JASIPAそのものも目的とする「アライアンス」で、最初に宮武理事から「アライアンスの成功談・失敗談」を、後半に「アライアンスを成立させるためのコツ」についての意見交換をしました。

宮武理事は、「呼吸法(お腹の空気をすべて吐き出すと、自然と空気はお腹に入って来る)」や、「お客様(左手)や仲間(右手)のことを常に一緒に考えていると左手の要求に右手が答えてくれる(宮武流左手と右手の法則)」のような言葉で、アライアンスのコツを説明してくれました。人に施す、仲間を大切にすることが、結局は自分に帰り、ひいてはお客様のためになると言うことだと。そしてJASIPA会員とのアライアンスの実例を生々しく語ってくれました。お客様の懐に入って、本音を聞き出しながら、自分の会社のみではなく、他社のソリューションや技術力も含めて、お客様への対処方法を考える。そのことがお客様の様々な問題解決に資するなら、みんながHAPPYになれる。これがアライアンスの真髄ではないかと、宮武理事の話をきっかけに参加者の間で議論が弾みました。

この流れの中で第2部に突入しましたが、理事が参加者の半数を占めたこともあり、JASIPA会員のアライアンスをどのように推進していくかの議論にも発展していきました。「もっと他社の事を知らなければ」、「自社の強みを洗い出しもっとアピールせねば」、「今日のような議論をJASIPA会員を集めて出来るような場を設けては」、「スーパープログラマー申告、登録制度で、JASIPAホームページを通じてアピール出来ないか」などお酒も入り、積極的な意見が出されました。

次回は8月23日(木)開催です。理事からのお話担当は「和知理事長」です。テーマが決まり次第、林理事(BSC)から会員の皆様に連絡が行くと思います。是非とも一度、当サロンに出席くださり、本音トークしませんか。お待ちしています。

オリンピックサッカー男女とも感動スタート!

連日のサッカーの健闘に、日本中が沸き立っている。特に昨夜のスペイン戦は、誰もが予想だにしなかった展開だったのではなかろうか。NHK番組に出ていた山本昌邦氏も戦前は、「引き分けに持ち込めれば大成功」のようなニュアンスの発言だった。しかし、90分間、ボール維持率は低いが、終始ゴールを狙う姿勢はスペインを圧倒していたように思った。優勝候補筆頭のスペインにあんなに堂々と怯むことなく戦い勝利した姿に、多くの人は勇気をもらったことと思う。

なでしこジャパンのカナダ戦の最初のゴールもすばらしい連携プレーで、見ているものに大きな感動を与えてくれた。暗いニュースが多い中で、日本人の活躍は「日本人の誇り」を感じさせてくれる。

これに関連して、25日の朝日新聞14面「経済気象台」のコラムが気になった。ロンドンに向かった同じ便にサッカー男女が乗りあわせたそうだ。そして男子選手はビジネスクラス、女子はエコノミークラスだったとか。12時間のフライトだが、この差は何かとの問題提起だ。日本サッカー協会が従来のやりかたに沿ってやったとの事だが、何かおかしいと感じる人が圧倒的に多いのではと思う。日本サッカー協会も次回以降見直すと言っているそうだが・・・。東日本大震災以降も、うちひしがれた日本人にこれほどの感動を与えてくれる「なでしこジャパン」、募金をしてでもビジネスで行かせてやってと思うがいかが?記事は、この問題を、メディアも、若者も取り上げないことを問題にしている。男女格差など本質的な問題を含んでいるとの指摘である。救われるのは、監督や選手たちが問題にしていないことで、勝利に対するひたむきな情熱だけが感じられると締めくくっている。アルバイトで資金を稼ぎながらプレーを続ける「なでしこジャパン」に熱い声援を送りたい!

転居届サービスレベルの悲喜こもごも

退職後は自宅を中心とした生活圏内で過ごすことが多くなった。会社生活と違って、市民生活レベルで、いろんなサービスに接することになる。「すごい!」と感心させられたり、これはおかしいと思ったり。今回は、転居に伴う転居届に関するサービスに関して。

「Kuroneko members」に登録すると、「○○様からのお荷物を△月△日にお届けします。日時のご指定がありましたら連絡ください」とのメールが事前に来る。住所変更の届けをすれば、郵便と同様、旧住所でも新住所へ届けてくれる。ここまで進んでいるとは知らなかったが、このシステムは核家族化が進んだ今、双方にメリットがある非常に意義のあるシステムと思う。他の宅配便業者も住所変更方法を捜したが、あまり当てにできないとの情報もあり、あきらめた。宅配便は、ヤマトがサ-ビス面で先んじている感がする。

住所変更届に関して同じ業界でも、これほど多様だとは知らなかった。以前に比べればインターネットで出来るようになって便利になっていると思うが、銀行なども届出方法はまちまちだ。インターネットだけで出来る銀行と、届出用紙を送ってもらって届出なければならない銀行がある。株に関する住所変更届に関しても、どういう仕組みかわからないが、証券会社に届けても、株主通知などで確実に変更されているものと、そうでないものがある。株主優待が旧住所に送られたりする(転居届後1~2か月後でも)。

区(東京)に住所変更届をしているのに、税務署や年金機構にも同じように届をしなければならないというのも腑に落ちない。故郷に固定資産などがある場合、地元の市役所、税務署にも届けなければならない。

旅行会社などから来る広告雑誌、通販ダイレクトメールなども問題だ。ある旅行会社で、インターネットで住所変更したのに、旧住所に配送される。旅行会社に電話すると、配送会社のせいにする。愕然とする。

3ヵ月たって何とか住所変更に関しては、落ち着いたのかなと思う。私の場合、前の住所に息子夫婦がいるから、誤配送が分かる。そうでない人は、恐らく分からずじまいで問題にも出来ないのではないかと思う。公共システムだけではなく、一般企業システムでも、それぞれのシステムがバラバラで、いろんな意味での統合化を志向しないと、問題は闇に葬られ、大きな無駄を放置することになる。IT業界の仕事はまだまだ多い!

冲中一郎