「海外旅行(中欧旅行)」カテゴリーアーカイブ

中欧4か国人気都市めぐりの旅~その2~

オーストリアからチェコへ

ウィーンに到着(16時)した日は、ウィーンに宿泊。翌朝、専用バス(トイレ付の大型バスに添乗員含めて13人のユッタリ席)で、最初の観光地、チェコのチェスキークルモロフへ。高速道路ルートA1でリンツ(オーストリア)まで西北に進む。途中「ウィーンの森」の素晴らしい光景が30分ほど続く。メルク修道院(オーストリアにあるベネディクト会派の修道院であり、世界的に有名な修道場、1089年設立)も車窓から見られる。風力発電もあちこちで見られる。

チェスキークルモロフ(チェコ世界遺産の街)

リンツから北に行くとチェコに入る。EU圏では入国審査もなくフリーパス(建物だけが残っている)。ウィーンを出て約270kmを4時間近くかけて、やっとチェスキークルモロフに到着。エッゲンベルクビール(since1560)醸造所の経営するレストランで昼食。チェコはビ―ルの本場で、隣町の名前が「バドワイザー」の起源だとか。「エッゲンベルク」は神聖ローマ帝国時代、この町を与えられたエッゲンベルク家にちなんだ名前だ。昼食を終えていよいよ街の観光だ。マンホールも観光の一部で、石畳の中に美しい姿を現している。赤い扉の門が城の入り口だ。

「ヨーロッパで必ず訪れたい都市の一つに挙げられる」との前評判にふさわしく、まるで箱庭のような街だ。人口1万数千人の小さな町だが、ボヘミアの重要な通商路として13世紀後半にボルタヴァ川(ドイツ名モルダウ川)沿いに町と城の建設が始まった。以降、ローゼンベルク家、エッゲンベルク家、シュヴァルツエンベルク家と持ち主が変わるたびに城は増築、改築を重ね、ゴシック、ルネサンス、バロック、ロココなど時々の様々な様式が混在する独特の建築物となっている。スヴォルノスティ広場から聖ヴィート教会までの石畳の小道(土産物屋などがあり、城の眺めも良い)を歩いた後、「赤い門」から城へ入った。「城の塔」はこの街の象徴でもあり、何処からでも眺められる。ある城主が熊が好きだったとかで、今でも城内で熊2匹が飼われている。

城からの街の眺めには感動した。こんな眺めはこれまで写真では見ていたが、目の当たりに見るのは初めてだ。この地区全体が1992年世界遺産に指定されている。

チェスキークルモノフに昼食含めて3時間強滞在し、その後、バスでプラハへ向かった。

中欧4か国人気都市めぐりの旅~その1~

ブログお休みを頂き、17日~24日中欧4か国めぐりに行って来ました。セルフデザインの旅ではなく、ツアー旅ですが、12人のこじんまりとしたグループで、かつ気さくないい人ばかりで楽しい旅となりました。

まずはオーストリア航空直行便でウィーンへ。翌朝、チェコのチェスキークルムロフ(ウィーンから約270km)、その後プラハ(180km)へ。3日目は終日プラハ見学。4日目は、スロバキアのブラチスラバ(プラハから330km)へ行き市内観光、そしてハンガリーのブダペスト(190km)へ(夜ドナウ河クルーズで素晴らしい夜景を見る)。5日目はブダペスト観光後、列車でウィーンへ。6日目は終日市内観光。夜はクラシックコンサートへ。そして翌朝、オーストリア航空で東京へ。ほとんどの都市が世界遺産だ。

出かける前の天気予報では、必ず雨マークがついており心配したが、ガイドの人も驚く連日の好天で、歴史と伝統の各都市めぐりは感激の連続だった(夜は天気の急変で土砂降りの日もあったが、クルーズなど行事のある日は好天に恵まれた)。中欧の各国、都市は、民族・宗教戦争の渦中に巻き込まれ、時の支配者がハプスブルグ家、神聖ローマ帝国、ドイツ帝国、ソ連、モンゴルなどと移り変わる中で、歴史的な建造物は維持され、見事な都市景観を創りだしている。これから訪れる方の参考にもなればとの思いで、何回かに分けて当ブログで各都市を紹介していきたい。

まず1回目は、花便りです。ガイドによると4月まで冬で、やっと春が来る5月と秋の10月が最高だとか。6月から9月は、バカンスを取る人が増え、込み合う時期に入り、11月に入ると冬に入るそうだ。春が来て一気に花が開いたのか、ライラックの藤色、白色、ピンク色の花があちこちで見られ、マロニエの花(白や赤)や桐の花(紫)も見事に咲いていた。我が家のベランダにあるペラルゴニウムもあちこちで見られた。そして、移動時間の長いバスの車窓から見る、北海道の何倍もの広大な畑、牧場の連続に、寝るのも惜しみながら見入っていた。その中でも、一面黄色の菜の花で彩られた景色は素晴らしかった。(車窓からの広大な景色写真が上手く撮れず、残念ながら掲載できません)

ライラックの花(と思われる)

マロニエの花と桐の花(高い建物の前の木)

バスの車窓から見た菜の花畑(こんなものではない)

チェスキークルモロフ城内

帰国した時の我が家のペラルゴニウムは満開!