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「健康寿命」って???

歳をとると、こんな記事がすぐ目につく。昨日(14日)の日経夕刊、京都府立医大の吉川学長の「抗加齢を学ぶ」のコラムで、タイトルが「健康寿命、行政支援も大切」。その記事の一部を紹介する。

一生の家で健康に支障がなく自立した日常生活を送れる期間を「健康寿命」という。2010年の日本人の健康寿命の平均は男性が70.42歳、女性が73.62歳。平均寿命とは男性で約9年、女性で約12年の差がある。この支障を抱えて暮らす期間を出来るだけ短くすることが必要だ。寝たきりにならず、バリバリと活動できる期間を延ばすには、健診などで病気を早期に見つけて治療する事が大切だ。また、生活習慣を改め、身体を鍛えておくようにしよう。そうすれば、年をとっても健康に暮らせる。

早速インターネットで調べたら、「健康寿命」という概念は2000年にWHO(世界保健機関)が打ち出し、日本では厚労省が6月に初めて上記データを算出し公表した、とある。厚労省は、13~22年度の国民の健康づくり計画に「健康寿命を延ばす」とする目標を盛り込み、平均寿命の伸び率より、健康寿命の伸び率が上回ることを目指す(6月中に計画を発表)。

厚労省の発表による都道府県別のデータによると、男性トップは愛知県(71.74・女性も3位で74.93)、女性は静岡県(75.32・男性も2位で71.68)、最下位は男性が青森(68.95)、女性は滋賀(72.37)。東京は、男性33位(69.99)、女性は41位(72.88)。

65歳の私にとっては、まさに現実的な数字であり、平均的には健康でおられるのは後数年!?PPK(ぴんぴんころり)を理想とするには、精神と体の健全な維持がもっとも大切という。今日もジムに行ってきた。トレーナーから「随分動きがよくなってきた」と褒められたが、この調子で体の方は鍛え続けたい。JASIPAを精一杯お手伝いすることによって、精神(気持ち)も維持していきたい。

「歩行禅」って???

「歩行禅」という言葉にお目にかかった。茂木健一郎氏の最近の著作「脳と心の整理術―忘れるだけでうまくいく」(PHP研究所、20122)の中にある。

多くの現代人が、「忘れる」ことを不得手とするあまり苦しんでいる気がする。忘れることは大切だ。忘れることができれば、脳の中はスッキリ整理され、心が軽くなって前向きに生きることが出来る。

ネガティブな経験を引きずらないために、如何にネガティブな経験を忘れるかを説いている。その一つに「プロロングド・エクスポージャー」という方法を紹介している。「あえてそのことを振り返ってみる」手法で、2004年のスマトラ島沖地震に遭遇した人々の回復過程を研究した結果出てきた手法だとか。人間関係や、災害に遭遇したとき、冷静にそのつらい経験を振り返り、向き合うことによって、心の整理が出来る可能性が出てくる。ただ漠然と辛い思いを抱き続けていると、相手を恨んだり、自分自身を悲劇の主人公にしたまま、その思いから逃れることは出来ない。

ネガティブな感情を整理するためには、その前に、何も考えずにボーッとする時間も必要と説く。風呂に入った時や、歩くときがいい。茂木氏は、「歩行禅」を定期的に実施しているとか。「歩行禅」とは、読んで字の如く、歩きながら禅を組むこと。ひたすら無の境地で歩くのである。脳の状態が、いわばアイドリング状態になって、デフォルト・ネットワーク(人間が世の中の出来事や何かの目的、文脈などに捉われることなく活動する場合に働く神経回路網)が活動しやすくなる。感情や運動、記憶といった、脳の中の各部位を繋ぐ中心的な役割を果たすのがデフォルト・ネットワーク。何も考えず、脳がアイドリング状態の時に働く。いわば脳のメンテナンスで、だから歩行禅をすると頭がすっきりすると言う。

脳の中の整理には、自分の悩みを人に話すことも意味があると言う。ブログで自分の思ったことを書くのも効果大と言う(茂木氏は毎朝ブログを書いている)。人間の脳は、新しいものを好む「ネオフィリア」という性質を持っている。人間が進化し繁栄したのは、この性質を持っていたからという。すなわち脳にとっては、退屈が一番の敵で、退屈に慣れると成長が止まると言う。そのために茂木氏は読書をしているとか。

「歩行禅」にトライしてみようと思う。6月1日にさくら舎版「運を活きる」(曹洞宗大本山騒總持参禅講師大童法慧氏著)刊行記念で「座禅と法話の会」が八重洲ブックセンターである。NSD在籍中の「冲中サロン」にご出席頂いたさくら舎の古森さんからご紹介いただいた。「無私」の世界を体験する「一息の禅」にまずは参加してみたい。

5月5日は特別な満月の日!

昨夜、今夜と東南の空に大きな満月が鮮やかに輝いている。インターネットでいつが満月か調べたら、昨夜(5日)が満月らしい(旧暦3月15日)。さらに、こんなブログにお目にかかった。

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本当に神秘的だと思わせるほどの完璧な丸い月です。 今も神々しい光を放って暗闇の南東の空に黄金の明かりを披露しています。実はこの月、スーパームーンと言って、普段より14%大きく30%明るいのだそうです。なぜそんなことが起きるのか。

月は地球の周りを約1ヶ月で1周する衛星なのですが、その軌道は楕円形になっていて、一番近づく時が約36万キロメートル、最も遠く離れたときは約41万キロメートル。なんと5万キロメートルもの差があるとのことです。つまり今日のスーパームーンは地球に最接近している月だということになります。満月は月と地球と太陽が並んだ時に見られるので、この満月がスーパームーンとして見られるのはおよそ18年に一度の出来事なのです。

さらに当ブログは続く。

もうすぐ金環日食も見られます。前回の金環日食から25年ぶり。今日から約2週間後の21日は新月、地球から今夜とは逆に遠くなるため、見かけの大きさは太陽よりも小さくなり、皆既日食とはならないわけです。

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事実確認はしていないが、昨夜も今夜もほんとに美しい月だったので、上記ブログも真実と思えてくる。写真はあまりよく映っていないが、マンションからものです。

ついでに5,6日と今年初めて、江戸の華であった隅田川の賑わいを現代に生まれ変わらせ新たな水と緑の都市文化を未来につなぐ「隅田川ルネサンス」活動の一環として「東京ホタル TOKYO HOTARU FESTIVAL 2012」が開催された。隅田川に青色のLED電燈を浮かせた光のシンフォニーに合わせスカイツリーも点灯された。マンションから写したスカイツリーをUPしておく。