「あなたは普段、自分の表情を意識しているでしょうか?表情はとても大事な自分を表現するツールです。服装や髪形を気にする人は多いですが、表情を気にする人は少ないのではないでしょうか?“表情は変わらないものだ”という認識なのかもしれません。整形手術でもしない限り、顔の造りは変えられませんが、表情は変えられるのです。正確には、あなたがもっと輝く表情に変えられるのです。」これは、当ブログでも以前何度か紹介した感動プロデューサー平野秀典氏(http://jasipa.jp/blog-entry/6163など)の10月8日付のメルマガの冒頭の記事だ。商売人の必須アイテム「表情」なのに、あまり意識していないのはもったいないと言う。さらに、「表情が、対人関係に及ぼす影響は計り知れませんし、第一印象に表情が大きく関係していることも皆知っています。自信なさげな表情、何か企んでいそうな表情、疲れた表情、暗い表情、影がある表情等で人と会っていたとしたら・・どんなにいいことを言っていても、あなたの情熱やエネルギーは伝わりません。表情を輝かせることは人生やビジネスにおいて大変優先順位が高い項目です。」と。(写真はインターネット画像より)
表情で思い出すのは、2020東京オリンピック招致プレゼンの時の、元ミズノ社長水野正人氏の事だ。最初テレビで見ていた時、檀上の席に座っておられたが、その表情に惹かれ、この人は誰だろうと否応なしに興味を持った記憶が蘇る。他のプレゼンターは、この時のために表情やプレゼン方法を何度も何度も練習したそうだが、見ていたある記者は、日頃の表情と全く変わらないのが水野氏だったと言っていた。28年間勤めた代表取締役時代から、あのビッグスマイルで魅了してきた方だと言う。接待は一切受けないという潔癖さ。関西人らしい茶目っ気もあり、そして「理想主義者」だと言う。代表取締役を退き、「東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会」の事務総長(当時)の職に専念することになったのも、ミズノの利益ではなく、スポーツを通した世界平和に寄与するためとも言われる。ともかく、あの笑顔豊かな表情に多くの人が感銘を受けたのではないだろうか?
以前、何かの記事だったと思うが、朝出勤する前には必ず、鏡の前で表情を確認してから家を出る経営者の方もいるそうだ。お客さまや、部下、パートナーなど多くのステークホルダーと接触する際、暗い顔なのか、明るい顔なのかで、印象は大きく変わることは誰もが分かる筈。心を磨くのが最優先だが、自らの顔の表情を明るくすることで心もまた変わって来ると思う。歌舞伎俳優の真似は出来ないが、我々も顔の表情にもっと関心をもってもいいのではないだろうか?
100万人の心を揺さぶる「感動のつくり方」(その1)
BLOG_NAME JASIPA特別顧問ブログ
昨年末(12.21)にフォレスト出版から標題の本が出版された。著者はこれまでにも何度か紹介している感動プロデューサー平野秀展氏。本の出版も10数冊に達し、企業からの講演依頼も多いそ..