姫路城「白鷺」の色蘇る!

21日の日経朝刊40面文化面に「城を基の姿に 平成の大修復」と題した大きな記事があった。姫路出身者としては、副題「姫路城―白鷺の色蘇る」に目が止まった。姫路城は平成21年秋から5年かけての修復工事が来年3月で完成する。記事によると、「これまでの囲いが外され、初夏の晴天の下、鮮やかな白鷺が蘇った」とある。今月12日の姿が姫路市のホームページに掲載されている(http://www.city.himeji.lg.jp/s60/2851146/_21909/siro-weekly-photo)。Twitterなどでは「白すぎ」との意見もあるようだが姫路市の担当は「これが昔の姫路城の白さだ」と言う。東京オリンピックの年に「昭和の大修復」(木曾から芯柱を運び、姫路駅前の大手前通りを練り歩いた姿を思い出すー高校3年)以来50年ぶりの大修復だ。来年4月が楽しみだ(この時期に合わせて、高校卒業50周年記念同窓会の4月4日姫路での開催が既に決まっている)。

記事によると全国の城址で歴史的な建造物の修復が進行中らしい。天守閣や石垣を修理したり、戦災などで失われた建物を木造で復元する。主に鉄筋コンクリートで整備された「昭和の大修復」とは異なり、多数の城址が建造時の姿と工法を尊重しているのが、「平成の大修復」の特徴と言う。修復中または修復を終えた主な城は、北から弘前城、仙台城、白河小峰城、会津若松城、小田原城、掛川城、名古屋城、大洲城、熊本城。弘前城は10年かけての本格的な修復、仙台、白河小峰、会津若松は東日本大震災での損傷修復だ。

特に興味深いのは名古屋城。天守は太平洋戦争末期の空襲で焼失。現在は1959年に鉄筋コンクリート造りで再建されている。掛川城、大洲城、白河小峰城も木造での復元例があるが、名古屋城のような巨大な天守では例がないそうだ。天守も含めて本丸御殿も4年後の18年を目標に完成させるとの事だ。

熊本城も戦後コンクリート造りで天守を復元したが、1998年からやぐら門、塀や御殿を木造で復元する作業が続き、今後10年以上完成までにかかると言う。熊本城は、江戸時代には多数のやぐらを持つ全国有数の巨大な城だったそうだが、その復元を目指している。小田原城もコンクリート造りの天守を木造で復元中だそうだ。

記事では、明治維新後の廃城令や、戦災で失われた城を復元する動きが増えてくるだろうとみている。何と言っても城は次代に継承していかなければならない貴重な日本の財産だ。世界遺産姫路城は我が故郷の自慢だ。来年4月が待ち遠しい。

 

“イクボス”って何のこと?

“イクボス”って言葉、聞いたことありますか?“イクメン”は、育児にも積極的に関わるパパ、“イクジィ”は、孫育てに積極的なおじいさん、そして“イクボス”は、育児・介護など、部下の私生活を応援しながら、業績もきっちりと上げるという、『理想のボス』だそうだ。6月16日のNHKクローズアップ現代で「人生多様化時代。変わる理想の上司像」とのテーマで”イクボス“を話題にした。番組の趣旨を下記する(NHKのインターネット記事より)。

育児や介護などを抱える社員、定年延長による高齢社員、そして若い男性社員の価値観の変化。働き方に制約のある社員が増加する中、彼らにどう接し、会社の業績に貢献させたらよいのか、現場の戸惑いが増している。カギとなるのが、管理職や経営層などの上司、いわゆる「ボス」の手腕だ。社員の個々の事情を配慮しつつも、重要な戦力として、その能力を発揮して活躍してもらうという、「優しく、そして厳しい管理職」の育成が企業の急務となっている。そうした理想の上司を「イクボス=部下のプライベートに理解と配慮のある上司」と名づけ、「イクボス養成塾」なるセミナーなどの取り組みも始まっている。人材が多様化する時代に求められるボスとはどんなボスなのか。その高度なマネジメント術は如何なるものか。「働きやすく働きがいのある」職場に必要なヒントを探る。

具体的にイクボスを育てる会社文化を作り成功している三つの事例を紹介している。三井物産ロジスティクス・パートナーズの代表取締役川島高之さん。33歳の時フルタイムで働く奥さんとの間に子どもが生まれ、働き方を変えた。その時から残業をやめるべく集中して働き、新しいボス像イメージを抱き続けた。そして社長になった今、「業績を上げることと、部下にも私生活があり、それを尊重することは部分的に相反する。でも両立は絶対出来るというか、両立したほうが仕事の成果も高まる。実感です、私の経験値。」とアニバーサリー休暇(家族の記念日休暇)、ボランティア休暇などの制度を充実させ、”イクボス“はほぼ定時に毎日退社する。それでも会社は成長を続けているそうだ。川島社長が心がけているのは”イクボスの成長“。どんな部下にも少し難しめの仕事を託し、成長を促す。

群馬県藤岡市の建設会社(高い技術力が評判のこの会社で、社員31人のうち3割が60歳以上。県から‘働きやすい企業’表彰も受けている)倭組専務取締役内田孝嗣さん。「安定した精神状態で日々を送ると、すべてにいい結果が出る。何よりも安全に仕事ができる。どこまで追求できるかという部分もあるが、頑張りたい。」と、社員の私生活上の問題をも把握するために部下との対話を心掛けている。ある社員は「孫育て休暇」で子ども夫婦共働きを支援する。急な休みが入った場合、社員同士でカバーしあうシフトの組み方を工夫している。

大日本印刷では、制度があっても、制度を利用した短時間勤務の社員には重要な仕事を任せられないとの風土があり、利用した社員のモラルダウンや離職を招いていた。その風土を変え、安心して子育てや介護が出来るよう、管理職の研修を充実させている。その成果は出始め、定期的に上司と部下との目標管理や、進捗上の課題などを話し合う場を持つと同時に、職場でお互いにカバーしあう環境が整いつつあるそうだ。そして子育て中の営業マンのパフォーマンスも向上した事例を紹介していた。

ゲスト佐藤博樹さん(東京大学社会科学研究所教授)は、「部下に意欲的に働いてもらう」のが管理職の仕事であると言う。今社員の3割が介護や、子育ての問題を抱えている状況にあるそうだが、今後その比率はますます増えること必至だ。労働人口が減る問題と相まって、社員の生産性、効率を如何に上げるかが今後ますます大きな課題となってくる。管理職の登用条件や評価基準の見直しなども行い、このような問題を全員で共有しながら会社の文化・風土を変えていくことが求められている。”イクメン“にかわって”イクボス“がこれからのキーワードだ。

初めてスカイツリーへ

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「こんなに近い所だった」とあらためて思ったのですが、電車で10分もあれば着いてしまう近さ(亀戸~曳舟~押上)にスカイツリーはありました。インターネットで調べると平日の午前中は比較的すいているとの情報もあり、近くにいながら1回も行っていないのは話にもならないと思い、意を決して(?)家内と行って来ました。平日なのに結構人がいて驚きましたが、チケット販売も待ち時間は2~3分、すぐに350メートルの展望デッキにのぼることが出来ました。休日はやはり前に進めないほど多くの人で混雑するのだろうなと思いながら展望デッキに着きました。あいにく、曇りがちで遠く(もちろん富士山も)は望めなかったのですが、私が住んでいる亀戸、大島あたりははっきり望め、錦糸町や浅草寺、上野恩賜公園などもはっきり展望できました。展望が良ければ450メートルまでと思ったのですが、また別の日にと今回はあきらめました。展望デッキから一望できる景色を52型のスクリーンを3面繋いだ映像とともに、タッチパネル方式で触った場所が拡大・説明されるようになっている「東京時空ナビ」が面白い。これも休日の混雑では触ることも出来ないのだろう。水族館やプラネタリウムは孫と一緒に来ることにして今日はパス。ソラマチタウンで昼食をして帰宅しました。結構楽しいひとときでした。(今日は、新ブログで画像をUPする練習も兼ねて記事をUPしました。)

冲中一郎