急に秋めいた涼しさの「彼岸の日」となった。そこで、彼岸の日でもあり、昔懐かしい「彼岸花」を求めて散歩することにした。残念ながら曇り空で、半パンでは寒いくらいだったが、亀戸中央公園には、多くの人が散歩やジョギングをしていた。
隣接する旧中川では、釣りをするお年寄りもいた。のどかな風景である。中川といえば周辺は工場地帯で昭和時代までは魚も住めないどぶ川だったとか。それを昭和46年から40年かけて整備し、今では市民の憩いの場となっている。まだ彼岸花は見つからないが、中川にかかる「ふれあい橋」から見たスカイツリーが美しく、「すすき」をバックに写真をとってみた。「ふれあい橋」周辺では毎年8月に、東京大空襲の燃え上がる炎からのがれて旧中川で亡くなった犠牲者慰霊の「灯篭流し」が行われている。江戸川区と江東区の境を示す看板に「よみがえった中川で、ふれあ いの心を次の世代へ伝えよう」との文言が目につく。
彼岸花は、川の周辺にもなく、あてもなく歩いていると総武線の平井駅に来てしまった。仕方なく引き返していると、ある家の玄関横に彼岸花をやっと見つけた。群生を期待したが、仕方なくこれで本日の散歩の目的を達したことにした。見つかって良かった!
亀戸から平井まで往復したが、約1時間30分、今日はこれで1万歩は歩いたと思う。しかし、散歩は、いろんな風景に出合い自然と親しめる楽しいものである。これからの秋の休日は散歩に限る。