昨年6月の社員向けブログの紹介です。京大人気ナンバーワン教授が語る「本物の人間関係」をつくるためのとっておきの方法と本の帯に書いてある火山学専門の教授鎌田浩毅氏の本の紹介です(表題が本の題名です)。
自分の人生を豊かにし、自分を高めるためには、書物を読むこと以上に、良い人脈を作ることだと、事あるごとに社員に言っています。これは年をとるにつれて、その有難さが分かってくるものと思いますが、分かってからでは遅いのです。是非参考にして下さい。
京都大学の一風変った教授(火山学専門)で、テレビなどにも出演している鎌田教授の話です。この先生の講義は学生からも大人気で数百人が集まると言う。この秘訣は、先生曰く、教授からの一方向の授業を、学生との双方向の授業に変えたこと、そして学生からの意見をマジメに捉えて意見を返すことに心がけた結果とのこと。いわゆるラジオのDJ(ディスクジョッキー)風の講義ということらしい。まさにお客様指向に変えた結果とも言えるのではないでしょうか?服装まで学生に好まれそうな服ということで、アルマーニのジャケットを着て講義をしたりするということです(アルマーニとは気づいてくれないそうですが)。
話が横にそれましたが、その先生が書かれた「一生モノの人脈術」と言う本のさわりを紹介します。私も仕事の上で数多くの名刺交換をします。名刺入れは溜まる一方ですが、意味ある名刺(一度だけ会った方で記憶に残っている人)はほんの一握りです。自分の人生を豊かにするための人脈とは違うのですね。それなら、この人と思う人と片思いではなく、一生モノの人脈を築くためにはどうすればいいのでしょう。要は、お近づきになりたいとの意思を相手の方に如何に伝えられるかです。
- その方の話をメモする。(そのために人と会うときはメモを用意する)
- もう一度お会いしたい場合、手帳を取り出してその場でスケジュールを決めましょう。(手帳を出すことで本気度が分かる)
- 別れてから、すぐにお礼の言葉を返そう(メールでも可ですが、時には手紙も効果大)
- 人と会うときは、バッファーを持った時間設定をすること(もっと話をしたいと思っても次の予定があればそれが出来ない)
しかし、この対策も一方的で、相手方が同じようにこの人なら今後も付き合いたいと思わせなければなりません。これは、事前にその人の事を十分調べておくという基本はモチロンですが、日頃から話題を多くするために新聞・本などを読むことはもちろんですが、日常的に好奇心を持って情報を自分のものにする努力を忘れてはなりません。日頃身近にいる人たちとの間で訓練をつむことも必要です。(身近にいる人との間でいい人間関係が出来なくて、初めてあった人と出来る可能性は低い!)肩書きなしでも付き合える、一生モノの人脈作りの参考にしてください。