以前、J&Jなど外資系の複数企業の経営者を経験された新将命氏の話として、人は下記5類型に分類されるとの話をした(%は存在比率)http://blog.jolls.jp/jasipa/nsd/entry/6333。
- 「自燃型(5~10%)」
- 「可燃型(80%)」自分では燃えないが誰かがマッチを擦ってくれれば燃えるタイプ
- 「不燃型」
- 「消化型(1~2%)」せっかくついた火を消しまわる人
- 「点火型(5%)」
「致知2014.6」に連載されている「20代をどう生きるか」の43回目に京都市長門田大作氏が登場している。高校卒業後、京都市養育委員会に就職し、一貫して教育改革に取り組んでこられ、幾多の困難と直面する中、関係者(地域の人達)との徹底した対話を通して学校統合など困難な課題を達成してこられた。現在京都市長2期目を迎えるが、その門田市長の言葉。
平凡な教師は言って聞かせる。
よい教師は説明する。
優秀な教師は率先垂範する。しかし、
最高の教師は人の心に火をつける
稲盛和夫猛語録より。
「不燃性」の人は会社に要らない。
勝手に燃えてくれる「自燃性」であってほしい。
少なくとも私が近づくと燃える「可燃性」でなければならない。
すなわち稲盛和夫氏は、「自燃型」「可燃型」であると同時に「点火型」である。JAL再生でJALの文化・風土を変えたもっとも重要な要因は「点火型」だろう。リーダーの重要な資格要件かもしれない。
人のこころに火をつけられる人とはどのような人なのでしょうか?想いなんでしょうか?
この人に会ったら元気をもらえる人っていませんか?上から目線ではなくほんとに各人の目線で思いを持って話をしてくれる人っていますよね。稲盛さんはそんな方だと思います。JAL再生の役割を持って最初にJALを訪問した時、偉い方はみんなの前で挨拶してもらおうと準備していたところ、ご本人は部屋に入ったら社員の間に早速入り込んでみんなと楽しく話をされていたとのエピソードがあります。