今日(6月1日)は、18世紀に海商都市として発展した港町であり、タイタニック号など豪華客船を製造した町、そしてビートルズ誕生の町でもあるリバプールに向かう。大英帝国絶頂期にマンチェスターと共に栄えたリバプールで、その当時の建物が残っている港の完全耐火倉庫のある地域が世界遺産となっている。アルバート・ドックと呼ばれる地域で、海洋博物館や、ビートルズ・ストーリー(ビートルズの歴史を伝えるミュジアム)など観光名所が集まった場所となっている。港には大型客船がとまり、近くには“3美神”と言われる3つの歴史的な建物群もある。
海洋博物館は、タイタニック号の模型や乗組員の写真や遺品などタイタニック一色でした(バスにカメラを忘れ、アルバート・ドックの写真は残念ながらありません)。
その後、ビートルズの足跡が残っているビートルズ通り(正式名はマシュー通り)に行く。デビュー前のビートルズが300回以上演奏したライブハウス「キャバン・クラブ」や、ビートルズが通っていたバー「The Grapes」や「White Star」もあります。ビートルズの像があったり、ポスターや写真が飾られていたりとこの通りはビートルズ一色です。
リバプールから少し下がったところにある、ローマ時代に作られた町全体が石塀で囲まれている城塞都市チェスターに向かう。南ドイツのローテンブルグに似た都市で、白と黒を基調としたチューダー様式の建物が中世の美しい街並み”ザ・ローズ“を作っている。10世紀に源を発するチェスター大聖堂、19世紀建立のゴシック様式の市庁舎、城壁のイーストゲートにある19世紀建立の時計台(街並みの奥に見える時計台)などがチェスターのシンボルとなっている。城壁を歩いている時に遭遇した、羊の群れと今回の旅ではあちこちで見る黄フジ(本名キングサリで藤とは別種らしい)だ。
今日の最後は、トレヴァーにある世界遺産の水道橋と運河に行く。1805年完成の高さ38m,長さ307m,幅3.4mのイギリスで最も長い水道橋で、2009年に世界遺産に登録された。「ポントカサルテ水道橋」と言う。狭い水路をナローボートが通る。行って見ると、高所恐怖症の人は怖くて戻る位高く、チェスターの壁の外も流れていたディー川の上に水道橋はかけられている。
今日の宿泊都市バーミンガムに向かう。