「旅行・散策」カテゴリーアーカイブ

隅田川花火大会

例年より1か月遅れの「隅田川花火大会」が27日(土)19時~20時30分の間実施されました。人出が多いので、これまで1回も行ったことはなかったのですが、今年は次男夫婦が静岡から両国に引っ越してきたため、誘われて行ってきました。

江戸東京博物館の近くのマンションの屋上で住人と一緒に見物できたのですが、来る途中の人出には驚かされました。清澄通りでは、18時からの交通規制を歩道で待っていた人たちが、規制が始まるとどっと車道に繰り出し、陣取り合戦が始まっていました。それ以上隅田川に近寄れないのですね。

少し距離がありましたが、第一会場、第二会場が同時に見渡せる場所でもあり、2万発の花火を堪能することができました。花火の写真は撮るタイミングが難しく、あまりよく撮れていませんが、一部掲載して置きます。

桜(猿江恩賜公園)

スカイツリーを臨みながら桜見が出来る錦糸町の「猿江恩賜公園」に昨日、家内と一緒に(ほんとです!)散歩がてら行ってきました。地震の影響で人出を心配していましたが、例年より多少少ないかなとは思いましたが、桜の花の下で多くの人が騒いでいる姿を見てほっとしました。

初めて画像をUPしたのですが、あまりよくないですね。すみませんが我慢して下さい。桜の上に少し飛び出ている塔がスカイツリーです。

桜は「日本国の花」という新渡戸稲造「武士道」の一文を下記に掲載しておきます。

ヨーロッパの人はバラを好む。日本人はそれほどでもない。なぜならバラには桜の様な簡素さがないからである。またバラは美しい姿の陰にトゲを隠している。そして生命に対する執着のようなものを持っている。そうそうと散っててしまう事なく、花の柄についたまま萎んでいく。かるで枯れるのを嫌っているか、恐れているかのような華やかな色、そして香り、みな日本の桜とはまったく違っている。

桜の美しさの陰にはトゲも毒もない。自然の叫び声に応じて潔く散る。色も派手ではない。かすかな香りは決して飽きがこない。色や形の美しさは外から見えるものに限られている。(途中略)

桜のかぐわしい香りが朝の空気を輝かせる。太陽が昇り、その最初の光が極東の島国を照らす時、この朝の空気を吸い込むほど穏やかで晴れやかな気分になるものはない。その空気は、いわば、その美しい一日の息吹そのものだ。