「2駅ルール」って?


先週18日のテレビ東京「カンブリア宮殿」に幻冬舎見城社長とサイバーエージェント藤田晋社長が出演していました。「憂鬱でなければ仕事じゃない」〔講談社〕の本を出版したお二人です(私はまだ読んでいませんが発売翌日に2版を印刷するほど売れているようです)。ずっと見ていた訳ではないのですが、サーバーエージェント社は、社員満足度が高い企業と言うことで興味あるため、気になって最後の方だけ見ました(サイバーエージェント社は日経ビジネスが実施している「日本でいちばん働きがいのある会社(25社)」に選ばれ、中経出版から同名の本が出版されています)。

その中で藤田社長が進めた改革事項(役員入れ替えルール、休んでファイブ、ジギョつく・・・などの施策)が説明されていました。その中で「2駅ルール」と言う言葉が出てきました。これは、会社から2駅内に賃貸含めた居宅があれば、3万円/月の補助を出すルールとの事でした。深夜残業も多い仕事ゆえに、公共交通機関もなくなりタクシーで帰らざるを得ない事もたびたびで、近くに住んでもらうことは、心身の健康や自分の時間の確保、さらには会社としてのコスト削減にも効果がある策として実施しているとの事でした。

たしかに東京へ転勤して来て、社員の皆さんの通勤時間の長いのには驚きました。それも通勤地獄の中で、1~2時間は当たり前、2時間以上の人も結構多い?地方では、普通1時間以内が常識的な居住地の考え方であり(電車も空いている)、これでないと、公共交通機関は終電が早いため、帰れなくなります。必然的に車通勤が多くなりますが、飲む機会が多い人は困ります。飲んで遅くなれば自業自得でタクシー代は自腹。そのためにも近い事が必然になります。その意味で、遠い人は会社(工場)の近くにある社宅・寮に住むことになります(東京では、社宅・寮も結構遠いところにありますが)。16年前東京に転勤になった時、市川の社宅に住んでいたのですが、夜23時~1時の間JR市川駅から深夜バスが走っていること、そしてそのバスが満員であることに驚かされました。

サイバーエージェント本社は、渋谷ですが、渋谷近辺の不動産屋では、サイバーエージェントと言えば黙っていても「2駅ルール」に則った賃貸住宅を紹介してくれるそうです。

社員には評判がいいとの事で、社員の半分(300人)が2駅以内に住んでいるとか。皆さん、どう思われますか?

「「2駅ルール」って?」への2件のフィードバック

  1. >社員には評判がいいとの事で、>社員の半分(300人)が2駅以内に>住んでいるとか。皆さん、どう思われますか? どうなんでしょう?駅の数25余りを通勤していますがその間 書を読み、人の顔や会話を通して世相を観察し・・・これも車でいう “だいじなアソビ” の部分だと思っているのですが。

  2. 「働き甲斐のある会社」に変雋

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