フィギュアスケートのグランプリシリース第6戦ロシア杯で優勝し、12月10日カナダケベックで開催のファイナルに進出を決めた。NHK杯では惜しくも2位になったが、復活を証明し、3年ぶりのファイナル進出だ。
いつものテレビ観戦だが、いつも恐々(こわごわ)とみている自分がある。フィギュアスケートとはほんとに酷なスポーツと思う。フリーでは4分間、広い銀盤の上で一人だけで、観衆全員が注視する中、息をつく間もなく滑り続け、失敗はできない緊張感に捉われながら、演技をするスポーツは、他にあるだろうか?体操競技がそうかも知れないが、1競技4分間よりはるかに短く、かつ複数の競技が同時に行われているため、観衆の目は分散している。ゴルフも個人競技だが、連続競技ではない。このような状況で、まさに平常心を保ちながらの失敗のない最高の演技を求められる。さらに、真央ちゃんのように、国民的人気がある選手への期待は大きく、そのプレッシャーは想像を絶する。それを各国とも10代から20代前半の選手がこなしている。
どうしたらそんな精神が鍛えられるのだろうか?琴奨菊も、外部の先生について、平常心を保つ訓練をしたその成果が出て大関になったと言われており、相撲本番前に独特の仕草をするのもそのためだとか。徹底的に練習をして、その自信(これだけ練習しているのだか失敗するわけない)が、平常心を招くとも言われるが・・・。
「人生って、ニコニコ顔で命がけ!(平澤興氏)」はまさに真央ちゃんの姿。私も、もっと真剣に人生を生きねばと、真央ちゃんの姿を見ながら考えさせられた。
浅田真央ちゃんが 国民注視の的となったのが15歳のときだったから、もう6年もひのき舞台に立っていますね。 でも、その愛くるしい顔はプレッシャーやつれすることなく・・・真央という名の孫を授かって以来浅田真央ちゃんを見る目が違った自分がいます。