軽井沢の別荘で新緑を満喫!

先週5日~6日、大学の研究室先輩の別荘にお招きいただき、新緑を満喫してきた。一つ先輩の方お二人と私の3夫婦の交流会を初めて17年。交互に各家庭を訪問することから始まり、その後は外で集まるようになり、今回は先輩の計らいで別荘での特別例会となった(2011年の代官山「旧朝倉荘」はhttp://okinaka.jasipa.jp/archives/127にUP)。

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先輩の別荘は西武の管理地、中軽井沢にある。中軽井沢駅まで車でお迎えを頂き、その後食事の買い物に「つるやスーパー」に寄った後、別荘に向かった。このスーパーは、地元産のものの品揃えが豊富で奥様連中に大好評で、ジャムやジュースなどお土産にも夢中になっておられた。価格も東京のスーパーよりも安いものが多く、店も平日なのに多くの人で賑わっていた(帰りにも寄って買い込んだ)。別荘で昼食をとった後、中軽井沢の別荘地を散歩した。旧軽井沢に比べて、落葉樹が多いのか、新緑の鮮やかさは格別だ。別荘の建物を見るのも楽しいものだ。ビルゲイツの別荘(地下3階、地上2階)も建設中で、見晴らしの良いところに来年には完成すると思われる。夕方には、「星野温泉トンボの湯」、夕食は軽井沢駅近くのピレネー(暖炉でじっくり炙る牛、豚、鶏肉の店)に行った。お奨めの店だ。別荘での夜は、最高のおもてなしである奥様のハープの音色に耳を傾けながらワインを飲みつつ積もる話に花を咲かせた。

翌日は天気にも恵まれ、星野リゾートの経営するいろんな施設を見て回った。ホテルブレストンコートの石の教会や星野遊学堂では、さすが6月、結婚式で人が一杯。お蔭で石の教会の見学は残念ながら出来なかったが、あたりの景色は見ごたえ十分だった。ハルニエテラスも良かった。

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軽井沢での貴重な別荘生活を経験させて頂いたが、雄大な自然と対峙できる素晴らしさを知ることが出来た。ほんとに先輩に感謝だ。

「革新生むアドビの赤い箱」(日経)

今朝の日経朝刊6面の「GLOBAL EYE」の記事に目が止まった。その冒頭に

組織としてイノベーションを生み出す力をいかに高めるかは、世界中の企業が直面する共通課題の一つだ。

とあり、米ソフト大手のアドビシステムズのユニークな取り組みを紹介している。「アイデアが浮かんだら引っ張りだすこと」と書かれた赤い箱が「キックボックス社内プロジェクト」に参加した人に配られる。箱の中には、アイデアを煮詰める6つのステップが書かれた手引きとチョコレート、スターバックスのギフトカード、そして1000ドル分のプリベイドクレジットカードが入っている。1000ドルの使い道は自由。報告や精算の義務なし。社員であれば誰でも参加可能。

箱を受け取った社員は、まず外に出て自分のアイデアや仮説を検証する。ある人はウェブサイトを開設し、ある人は友人や知人にインタビューして潜在需要を探る。裏付けデータが集まれば経営幹部に説明し、一人でも支持が得られれば次のステップに行ける。これまで1000個の赤い箱が社員の手に渡り、3個のアイデアが製品化されたと言う。

生みの親の副社長は「我々の最大の資産は1万2000人の社員。その眠れる創造力を引き出すために、アイデアとやる気のある社員全てにチャンスを与えた」と言う。そして、1000個に3個と効率が悪いように見えるが、専門の部署で多額の投資をしても成功か確約されているわけではない。それよりも失敗を恐れず、何度でも挑戦できる風土を創ることの方が重要と。キックボックスの成果を人事評価に一切反映しない点にもその本気度が出ている。

このキックボックスプログラムは、今春から外部に無償で提供されているらしい。誰でも自由に改良を加えながら使えると言う。既に数千件がダウンロードされ、世界中から問い合わせも多数来ているそうだ。「イノベーター」を育てるアドビの試みは変革を目指す日本の企業にとっても示唆に富んでいる、と記事を締めている。

我々も、持続的なイノベーション風土創りにもっと気を遣いたい。

「相続なんか気にするな!」(山田みち子著)

JASIPA会員である山田みち子さん(ファイナンシャルプランナー・相続士)が、この4月24日に表題の本を出版された(新潮社)。早速著者から本を贈呈され、この種の本としては初めて読ませて頂いた。副題に「老後をもっと豊かにする”お金の生かし方“」、そして本の帯に推薦者(本郷尚氏)の「資産はこれまで頑張ってきた被相続人が受けるべき対価、今あなたに必要なのは自分への”生前贈与“です」とある。著者は、もともと保険会社に勤め、その間にファイナンシャルプランナーの資格を取り、独立後は相続士の資格も取って、様々な相続問題の相談に当たられた方だ。その経験から、相談にやってくる方のほとんどが相続人(財産を受け取る側)で、被相続人(財産を残す側)からの相談はめったになかったことが、この本を書く動機になったと言う。

山田氏の視点には共感を覚えるものが多い。子ども、孫可愛さに極力多く遺産が渡るように節税対策として、二世代住宅を作ったり、息子の同居の誘いに乗ったりして、若夫婦との生活習慣の違いなどで悲劇を味わう老夫婦も数多く見てきたそうだ。そこで、山田氏は相続を気にする場合の、「悪しき考え方」と「良き考え方」を指摘する。

悪しき考え方」は

  1. 子供に遺産を多く残そうとする。子どもの要求にもすぐ応じる。
  2. 資産が多い場合は節税にも熱心。
  3. 子供や孫が大事、自分の事は後回し。

良き考え方」は

  1. 資産の全体像を把握し、使い道は自分で決める。
  2. 資産は子供に遺すより、自分が使う事を優先する。
  3. 頭が働くなった後、そして死後、残された人が困らないようにする。

子どもたちに甘えを生じさせると、子どもたちのためにもならないとの教えでもあり、自分で稼いだお金は自分のために使って当たり前との至極当然の勧めだ。そして、今はやりの遺言のような「エンディングノート」だけではなく、これからを生きる「再出発ノート」を書くことを勧めている。これまでの人生を振り返り、子どもの時の果たせぬ夢なども思い出しながら、これからの人生を思い描くノートだ。

自分の楽しみのために使うお金を第一義に考えたうえで、医療や介護など自分の安全を確保するためのお金も計算に入れておく必要がある。さらには、自分が動けなくなったり(認知症など)、死んだあともめ事を起こさないように、遺言書など手を打っておくことももちろん必要なことと説いている。

“再出発後の人生は楽しみ一杯”の最終章では、JASIPA事務局長(72歳)が「社会と関わり、夢を持ち続ける」とのタイトルで紹介されている。若いIT企業を支援したいとの夢を持って10年以上、今ではJASIPAになくてはならない存在感を示されている。僅かな報酬も、JASIPA会員の皆さんとの飲み会などに使われている。

「これからの人生こそ、我が真価が問われる」「如何に楽しく、満足できる生活を送るか」など、この本をきっかけとして考えねばと思う。著者は言う。「”考えたくない“と言っている場合ではない。まして遺産をほしがる子供の言いなりになっている場合でもありません。自分の体力、気力、そして財力を如何に有効活用するかを考える姿勢が大切」と。

冲中一郎