久し振りの旅行で、蓼科高原周辺の紅葉狩りに行ってきた。軽井沢経由で蓼科高原に行く2泊3日の旅だった。高地では少しピークが過ぎた感もあったが、中低層地域ではまさに紅葉真っ盛りの所もあり、存分に楽しめた。蓼科高原周辺では、カラマツの群生の紅葉がすばらしく、時折その中に真っ赤なモミジなどの赤色が混じり、見事な光景を見せてくれた。最初の写真が北八ヶ岳ロープウェーから見た光景だ。黄色がかった色は大半がカラマツだ。3枚目は横谷観音展望台から見た山が紅葉に燃える姿だ。
軽井沢レークガーデンでの見事な赤(もみじ)と黄色の光景だ。
北八ヶ岳地区の白駒池の周辺に苔に包まれた原生林の神秘的な癒しの世界があった。湖までの歩道の回りは樹齢数百年の時を刻んだツガ、トウヒ、シラビソの原生林で、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたような苔が一面を覆っていた。ちょっと神秘的な気分になれる。
東山魁夷の有名な「緑響く」(右の写真)のモチーフとなった奥蓼科にある御射鹿池(みしゃかいけ)にも行った。池に映る青い森を、白馬が駆ける図で、構図的に大好きな絵でもあったが、こんな場所にそのモチーフとなった池があるとは知らなかった。まさにその絵そのものの姿が、目の前にあった。すごく感動を覚えた。