「SI」カテゴリーアーカイブ

2014.12.1から2014.12.5までの投稿記事のまとめ☆

2014.12.1から2014.12.5までのFBやTwitterへの投稿から反響の多かった記事を纏めました。先週に限らないお話ですが、ビッグデ-タの話題もHadoopやNoSQLなどのツールからどのようにデータを活用するかに焦点が移ってきました。とくに振興著しいのは人工知能(AI)と呼ばれる分野ではないでしょうか?AIは30年ほど昔、私がC言語とかWindows1.0などと格闘している時だったように思いますが、ブームとなりエキスパートシステムとかナレッジエンジニアとかプロローグ、LISPがこれからのコンピュータ技術として華々しく語られていました。80年代の終わりと共にブームは一旦去ってしまいましたが、どうやらビッグデータと共に帰って来たようです。

AIには三つのアプローチがあります。
1.文法や構文木をのようなルールでコンピュータ処理を行う。
2.大量のデータから統計的、確率的な処理を行う。
3.ディープ・ラーニング、ニューラルネットワークの一種でより低レベルの情報から高レベルの情報を段階的に導き出す機械学習の新方式。

日本では、82年から当時の通産省主導の国家プロジェクトとして「第五世代コンピュータ」があり、そこでAIが進められていましたが、結果的には失敗に終わりました。失敗の原因としては日本政府の財政悪化に伴う予算カットなどによる計画の縮小などもありますが、ここでの基本的な方式は「1.」のルールベースの方式であり、このルールで固めた方式は柔軟性に乏しく複雑な問題に対応できないとされています。欧米でも同じ理由からエキスパートシステムは使えないとしてAIバブルは終焉を迎えています。

そして次ぎに登場したのが「2.」の方式で、確率・統計的な考え方を導入しペイズ理論を情報科学に応用するアプローチです。確率・統計の精度を上げるためには「大量のデータ」が必要となります。それが2000年以降のWebのブームにより「大量のデータ」が発生するようになったことで弾みがつきました。かつてルールベースで行おうとしていた翻訳などもこの方式で行うようになりGoogle翻訳などはこの代表例です。そしてこの「大量のデータ」とは言うまでもなく「ビッグデータ」のことです。

「3.」については別の機会にでも。

今後何をしていけばいいのか、IT部門にいる人自身がわかっていない。これは、業績の良さや業種にかかわらず、全体に共通して見られた傾向だ☆|再び低成長のIT投資、“守り”を優先–機能縮小が懸念されるIT部門:ITR分析 http://bit.ly/1zyRfgA

IBMとの契約。Dockerの発表によると、IBMが各種Dockerプロダクトのリセラー(再販業者)になってくれる☆|Dockerが初の商用製品と三つのオーケストレーションツールを発表 http://tcrn.ch/1A1xqyv

何はともあれ投票に行きましょう☆|ビッグデータが導き出した第47回衆院選の議席数予測 Yahoo! JAPANビッグデータレポート http://bit.ly/1yxEQLw ‪#‎yjbigdata‬

このサービスは当面無料で提供していく予定☆|ヤフーがIoT領域に参入――2015年春に“IoT向けのBaaS”を提供 http://tcrn.ch/1rViNOi

欧米では“ベイジアン”と呼ばれるベイズ統計学を扱う統計学者が増えているようですが、日本ではまだそこまでではないようです☆|★4回シリーズ★ 特集「ビッグデータの実践活用」ビッグデータと人材育成 http://bit.ly/1AnBvOj

グーグルの人工知能は、画像の被写体を認識する「画像認識エンジン」と、「Google翻訳」などで使う統計的機械翻訳技術をベースにした「文章生成エンジン」の二つで構成する☆|画像の内容を解読する人工知能を実現、米大手ベンダーや有力大学が火花 http://nkbp.jp/1tFy9RZ

今後は、ハードウエアからBPOやクラウドコンピューティングなどサービス分野へのシフトがより鮮明になっていくという☆|ニュース – [データは語る]国内IT市場は11兆1500億円に、IT投資も増額傾向:ITpro http://nkbp.jp/1wtrC2Q

この装置では脳の活動がリアルタイムで分かるので、例えばリハビリ目的で利用できる可能性がある。これは、一般ユーザー向けのコンパクトな装置として設計したものであり、ゲーム用や医療用の特別な装置ではない☆|ウエアラブル型の一般向け脳活動計、日立ハイテクが試作 http://nkbp.jp/1tJgF6r

先日はお世話になりました^^/写真が^^;;レポート:Excel方眼紙を活用する「Forguncy使い方セミナー」レポート #gihyojp http://bit.ly/1zZWaYy

「新しいお客さんを呼び込むのは、たぶんマーケティングが必要。プレゼンスを上げて、マーケットで存在感を出して、お客様から来てもらうようにする。サイボウズさんのようにプロダクトやサービスを持っている会社は当たり前のようにやっているが、(受託開発のSIerも)こういう方向に逆転するしかない」(倉貫氏)☆|「納品をなくせば」の倉貫CEOたちが語る新しいSIへの道 ‪#‎asciijp‬ http://bit.ly/1vZP9ci

IoTは人を中心とした『コト』のインターネット。ICTを活用して、どのような新しい文化を創造するかが重要になる☆|IoTは一過性のブームで終わってしまうのか http://nkbp.jp/1vYNF1L

研究チームは今回、フラッシュメモリと同じように電荷をとらえて振る舞うことができるPOM分子を設計、合成し制御することができた☆|「ムーアの法則」が破られるかもしれない:トランジスタと同じ働きをする単分子 http://bit.ly/1vYNELe

♪本日のプログレは、Tubular Bells by Mike Oldfield 、73年発表の1stにしてバージンレコードの第一弾。映画『エクソシスト』のテーマ曲として使用されたことでも有名、ロンドンオリンピックの開会式で演奏されたことは記憶に新しいところです♪

TubularBeells

2014.11.25から2014.11.30までの投稿記事のまとめ☆

2014.11.25から2014.11.30までのFBやTwitterへの投稿から反響の多かった記事を纏めました。先週はユーザ企業が基幹業務にまでクラウドを導入し始めた記事が注目を集めました。中でも東急ハンズはソフトウェアの内製化まで進めているとのことで、日本のユーザ企業がITを理解して使いこなすといった観点ではとても良い方向性ではあるもののSIerとしては複雑な思いがあったのかと思います。しかしながらこのように内製化できる情報システム部門はそう多くはありません。我々SIerはクラウド化などを含め、ユーザ企業に入り込んで内製化支援、情シス支援など、要件定義通りのシステムを作るのではなくユーザ企業の利益に貢献する姿勢が必要ではないでしょうか。

話は変わりますが、年末恒例の「JASIPA ICTビジネス交流会&忘年会」を来たる12月11日ちよだプラットフォームスクウェア内ニッポンの郷土の食と地酒の店「fune フネ」にて開催いたします。JASIPA会員の皆さまはもちろん、非会員の皆さまも多くのご参加をお待ちしております^^/U
https://www.facebook.com/events/870159289669255/?pnref=story

「俺のフレンチ」などの15店舗で行った実証実験では、1万7,000人が利用し、そのうち約60%が「Airウェイトがあれば再来店したい」と回答したという☆|リクルート、予約管理の「Airリザーブ」と順番待ち管理の「Airウェイト」を発表 ー 「Airレジ」のアカウント数は10万件を突破 http://bit.ly/1FCGRGk

この時代のSFでさんざん書かれたような社会未来像の予想みたいなものが、いま現実になりつつあるんです。ところが、いろんな起業家、もしくは社会活動している人たちにそういう視点がないんですね。なぜなら、そういうSF読んでないから☆|岡田斗司夫なう http://bit.ly/1FCGHyR

ソニックガーデンの「納品のない受託開発」☆|アジャイル開発のための新しい受託開発のビジネスモデルの考察と実践(国際論文の日本語オリジナル原稿を公開します) | Social Change! http://bit.ly/1vq3Tiu

1980年代の人工知能研究時代のルールベース、知識処理以上に紙と鉛筆、頭脳だけで勝負していた元言語学者がIBMやマイクロソフトにて大量の実例、すなわちビッグデータ活用の自然言語処理に転向したおかげで、翻訳精度は目に見えて向上し始めました☆|ビッグデータが支える、25年ぶりの人工知能ブーム http://nkbp.jp/1ycMaLd

リクルートテクノロジーズは、プライベートクラウドとAWSを開発案件によって使い分けている。「開発するアプリが扱う情報に対して5、6段階でセキュリティのランクを定め、顧客の個人情報を扱う場合はプライベートクラウド、重要な情報を扱わないキャンペーンサイトなどの場合はAWSと使い分けている」☆|ロックイン回避やお試しニーズ増加で進むクラウドの使い分け http://nkbp.jp/1ycM7yV

「知の探索」とは「オープンイノベーション」ともいえるでしょう。つまり、「外部と連結する」「知と知の組み合わせを試してチャレンジする」という取り組みです☆|P&Gと3M、ヒット商品を生み出し続ける秘密 「闇研」のルール化で開発を活性化 http://bit.ly/1ATV4Rf

これは面白そうです♪|代官山蔦屋書店、ビッグデータとGoogle Glassを組み合わせた体験イベントを開催:MarkeZine(マーケジン) http://bit.ly/1ATV4R8

クラウド化すると決めたからには片っ端から実行する。中途半端にオンプレミスとクラウドの両方のシステムを維持すると、2重にコストがかかるからだ(東急ハンズ)☆|[2]なぜ今、クラウド化なのか http://nkbp.jp/1uUAIEa

プレスリリースが出ているものに限る。ファンドが2つ(合同会社RSPファンド5号, 合同会社 RGIP)と本体投資があるのでそれぞれ地域別にまとめてあります☆|リクルートの投資先2014まとめ – NAVER まとめ http://bit.ly/1uxUuQz

Cisco ACIでは、企業ユーザー向けとデータセンター向けで、コントローラーや制御対象となるスイッチ、制御のためのプロトコルも細かく分けた体系を用意☆|SDNがデータセンターを飛び出す、次の狙いは法人市場への展開 http://nkbp.jp/1uSm9kp

♪今日のプログレは、 Tales from Topographic Oceans by Yes 。先日来日公演を行っていたイエス、全盛期のアルバム「こわれもの」と「危機」の再現ライブを行ったとのこと、この海洋地形学の物語はそれらの後にリリースされ、リアルタイムで購入し聴きました。少年の私には、少々難解ではありましたが。。。♪

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2014.10.25~2014.11.3までのfb投稿IT記事のまとめ☆

先週のfacebook投稿から「いいね!」が多かったIT関連の記事を中心に纏めました。

11/3
再放送:2014年11月6日(木)午前0時40分~1時29分(5日深夜)総合|NHKスペシャル|医療ビッグデータ 患者を救う大革命 膨大なデータの固まり「ビッグデータ」が今、医療の世界の常識を次々に覆しています。ビッグデータがもたらす医療の新たな可能性に迫ります。 http://bit.ly/1wVGzHF 

11/1
Amazon Kinesisの実用例としては、あきんどスシローがすし皿に取り付けたICタグの情報を収集したり、ガリバーインターナショナルが自動車の走行距離やガソリン残量などの情報を収集したりするのに活用している☆|Amazon Kinesis http://nkbp.jp/1tpklyE

10/31
IBMは人工知能型コンピューター「ワトソン」も活用して膨大なツイッター上の情報を解析し、企業の意思決定を支援するサービスを展開する☆|米IBM、ツイッターとビッグデータ解析で提携  :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/1sHpDAl

噛むという行為には、脳の血流を活性化して痴呆の防止に役立てる、噛むことで出る唾液によって体調を整える、といった様々な効果や効能が既に見つかっているという☆|ロッテがウエアラブルデバイス、「噛む」を計測し”ガム離れ”防ぐ http://nkbp.jp/1rDWFRu

今まさに、過去のIT資産のしがらみの少ない中小・零細企業にこそ多くのチャンスがあると筆者は感じている☆|(4/4)記者の眼 – 中小・零細こそ業務にスマホを、“持たざる”者が“持てる”者を超えていく:ITpro http://nkbp.jp/1tVPBq5

10/30
テラスカイが手がけているクラウド・インテグレーションの案件は、現状では多くがアジャイル開発の形で進んでいると今岡氏は言う☆|これからは「クラウド・インテグレーター」という存在が重要になる! (1/2):テクノロジーでビジネスを加速するための実践Webメディア EnterpriseZine (EZ) http://bit.ly/103AYnp

10/29
銀座にICタグや赤外線マーカー、最近では近距離無線通信方式のBluetooth Low Energyを使ったいわゆるビーコンなども活用して、位置情報を使ったサービスを提供しています。GPSだけでは、都心部や地下では正確な位置情報が取れず、それを補うわけです☆|オリンピックと「その先」を見据えた都市インフラを作る http://nkbp.jp/ZZltga

10/27
東京工業大学と大手信用調査会社「帝国データバンク」が目指しているのは、中小企業などおよそ100万社の6年におよぶ取り引き状況や業績などのデータを解析するシステムです☆|Reading:ビッグデータで経営改善 システム開発へ NHKニュース http://bit.ly/1FOSqx0

10/26
平井和正のSF小説『アンドロイドお雪』の世界は近い!?|「不気味の谷」を超えた!?超リアルなアンドロイドが登場 #BLOGOS http://blogos.com/outline/97263/

10/25
先日のJASIPA第48回定期交流会での藤原さんのご講演でも打破すべきとお話頂いた多重下請け構造についての記事のまとめ☆|多重下請け構造 http://nkbp.jp/1rvb3wd


本日のプログレは、Hamburger Concerto by Focus 。74年の発売当時、畳み掛けるようなスピード感のあふれる演奏に圧倒されました。プログレをリアルタイムで聞き始めたのはちょうどこの頃です。

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小さなユーザ企業の経営者とお話して考えたこと。

小さなユーザ企業の経営者と話していると、ITを活用すると自社の仕事にメリットがあることは理解して頂けるのだが、では、IT投資をと、お金の話になると、1000万は疎か300万でもかなり渋い表情となる。ITのメリットをコスト削減あるいは売上増にうまく結び付けられないか、一時的に大きな出費が厳しいかのどちらか、あるいは両方が考えられる。やはりここは投資ではなく使用料あるいはシステムによって生み出された利益に連動するような課金が望ましいのではないだろうか。そこで、使用料あるい成功報酬のような事例を紐解いてみた。

まずは田中克己氏の著書『「ニッポンのIT企業」1 ~急げ構造改革~』からシンプレクス・ホールディングス、同社は金融系のフロントシステムを専門とする会社で、システム開発にあたって、ソースコードの著作権を持ち、開発したプログラムの部品ライブラリ化により生産性を向上させ、利益率を向上させる。そして労働集約型の人月ビジネスの次のステップとして行ったのが基本料、従量課金に加えて、システムを使うことで向上した収益に一定割合を課金する成功報酬を加える三段階方式の料金体系だ。

以前ANAで成果報酬型というのを見た記憶があったのでググってみたところ、[特報]ANA、新基幹システムでNTTデータと成果報酬型契約を締結という記事を見つけた。これは貨物の予約や搬入、積載などを支援する貨物事業向けの新基幹システムで、貨物が多いとシフテムの稼働とANAの売上が上がる。ANAの立場からだと『事業が好調で払える時には多く、払えない時には少なく』とう利点があり、NTTデータ側の狙いは「システム構築費用は工数に基づく料金をいただくのが基本だが、事業環境の変化が激しく、ITコストの変動費化を望む場合は、成果報酬型契約を結び、互いに成果とリスクをシェアすることが顧客との長期的なパートナーシップの構築につながる」とのことだ。

再び田中克己氏の著書『「ニッポンのIT企業」1 ~急げ構造改革~』から日本ユニシスの事例、システム財産のストックを行ったり、ソフトやハードそしてサービスなどのテンプレート化することで、それらの再利用を図り開発コストを削減する。そして再利用を促進するとともに企業のIT活用と効果に関する情報を蓄積してきた。そして、サービスによってユーザ企業に価値を提供し、月額料金や従量制そして成果報酬などの課金を行う。
成果報酬型のもっとも良い点は、ユーザー企業が儲かればSIerも儲かるという点で、SIerとユーザ企業の利害が一致することだ。そこでSIerは最小のコストで最大の収益を上げる動機付けになる。

成果報酬型のもっとも良い点は、ユーザー企業が儲かればSIerも儲かるという点で、SIerとユーザ企業の利害が一致しWin-Winの関係になることだ。そこでSIerは最小のコストで最大の収益を上げる動機付けになる。方向性としては悪く無いと思うのだが、現実にするにはいつくか大きな問題がある。ユーザ企業と調整する課題設定、そして課題設定などを議論するSEのコミュニケーション能力はもちろん大きな問題なのだがここでは割愛し、残る大きな問題である生産性について考える。

ユーザ企業と直接契約していたとしても、一般的な受託開発ではソースコードの著作権はユーザ側にあるので、プログラムの部品をライブラリ化するなどで再利用することが難しい、これについては生産性の高い開発ツールが強く望まれる。最近ではkintoneがとても評判が良いが、一私企業がやっているとどうしてもかつてのSQL-WindowsやPowerBuilderの衰退を思い出してしまう。ではOSSなら良いかというと、弊社が某大手ユーザ企業に提案して採用されとても生産性が高かったPythonで構築されていたZopeというのがあるが、当時はPython知名度も低かったこともあり、いっとき盛り上がった後衰退している。これからのIoEの時代には広くプラットフォームをカバーしているJavaベースの開発ツールが良いように思う。新時代の幕開けには「新しい考え方」と「新しい道具」が必要なのではないだろうか。

本日の一枚は、当時まだ開発されて間もないシンセサイザー(新しい道具)を導入したり、ハモンド・オルガンに馬乗りになったりナイフをさしたり(新しい考え方)してオーディエンスの度肝を抜いたキース・エマーソン率いるEL&Pで『タルカス/TARKUS』、1971年の発表、2012年にNHKの大河ドラマで挿入曲として使われたのは記憶に新しいところです。

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