帯状疱疹で東京逓信病院へ入院

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伊豆西海岸へ旅行に行って帰ってきたら、頭の芯と目の奥に痛みを感じ、頭皮と眼に軽い腫れ物が出来た。直ぐに近所の皮膚科へ行ったが[疲れでしょう]で済んでしまった。私もこの時点では土肥の温泉旅館で使ったリンス・イン・シャンプーでかぶれたのでは位に思っていた。

そこで3日間の連休が入り、益々酷くなったので連休明けに又同じスキンクリニックへ行った。今度は明確に、直ぐに「これは帯状疱疹です。直ぐに入院して下さい」と言うことでこれも近所の東京逓信病院へ紹介状を書いてくれた。この病院でも診察を受けたら直ぐに入院しなさいとのことだった。夜に予定が入っていたので次の日から入院した。パリ10泊旅行や西伊豆海岸旅行、家のリフォーム、イタリア語の予習・復習、中国語の予習・復習、更にドラッカー勉強会など日程を詰め込み過ぎて、時間管理がまずくて疲れてしまったようだ。

帯状疱疹とは子供の頃に罹った水疱瘡が、治っても菌がまだ体内に残っていて、歳を取って身体が弱くなったり、疲労している時に出てくる病気だそうだ。凄く痛いらしいが私の場合には頭の奥と眼の奥が一寸痛いことだけだった。

他人と一緒はゾッとしないので、病院は個室にした。一泊2万3千円の差額ベッド代が必要だった。シャワー付きもあったがそれだけで1万円近く高くなる。結構広く清潔な部屋(病院だから当たり前か)で気に入った。トイレが付けば十分だ。予約して使えるシャワー室がすぐ近くにあった。1週間入院した。

何もすることがないので毎日毎日テレビばかり見ていた。パソコン持ち込みには許可がいるとのことで、許可申請をしたが退院まで何の音沙汰もなかった。そこで勝手にパソコンも入れた。WIMAXは窓を開けた方が良く入った。非常に早い。家の光回線よりも早いのではと思った。メールだけは見たがブログを書く気分ではなかった。すっかりブログを書かない習慣が身についてしまった。病院内はスタッフを除き「怠惰」が支配している。

変化する窓の外の景色が楽しかった。生まれて初めて詩人になったような新鮮な気持ちで空や雲と向き合った。

法政大学のタワーが良く見える。法政大学は建物で勝負しているように見えた。近所には理科大学もあるが神楽坂の表通りに校舎を新築し、何を考えているのか分からない。明確な戦略がハッキリしない状況が大学にはある。少子化・大学入学者不足に対して、「駅から近い、立派な建物」を売りにして、切り抜けようとしている様にも見える。これを「大学の不動産屋化」と私は読んでいる。

食事は塩分が薄くご飯も少ないので往生した。量は少なく不味く塩味がない。食事制限はなかったので妻に色々と差し入れして貰った。最後のイチゴケーキは結婚記念日のお祝いだ。大変なところで迎えた「寂しい結婚記念日」だった。

病院内の施設(逓信病院なので郵便局が入っている稀有な病院だ。ついでにタイアップしているローソンも入っている。)

病院のスタッフは皆親切で良く面倒を見てくれた。感謝の気持ちで一杯だ。生まれて初めての入院だった。病院全体に対するマイナス印象が払拭された。

2件のコメント

  1. 老骨居士

    お体をお大事になさってください。イタリア語、中国語にドラッカーですか・・・。頭が下がります。

  2. ジョルス住吉

    無事退院できて良かったです! これをきっかけに、またブログ更新もお願いします!!

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