イタリア語研修の成果を問う南イタリア旅行1

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3年間のイタリア語研修の成果を問うために南イタリアへ旅行することになった。10日間でローマ、シチリアのパレルモ、ナポリ、アマルフィ、マテーラ、そしてアルベロベッロ、バーリ空港からローマへ行き、ローマから成田へ帰る。パレルモ3泊、ナポリ4泊だ。結構宿泊が長いように見えるが夕方着いて、出発はいずれも早朝になるので実質は少ない日程だ。

早起きして成田に7:14に着き、9:35発 アリタリア航空AZ783便でローマへ向かった。昨年パリへ行った時のエールフランスの機内食は美味しかったがアリタリアは2食とも「なんだこれ」の感じでまずかった。ローマ・フィウミチーノ空港では第1ターミナルから第3ターミナルへの移動で心配したが歩いていたらいつの間にか国内戦の第1ターミナルへ出てしまった。パレルモへは50分も遅れて着いた。所要1H10Mなので空港に来ているはずの運転手が帰ってしまうのではと心配した。

パレルモ上空と空港(飛行機はアリタリア航空だけだ)及び空港近くの岩山

バッグの受け取りカウンターがEU域内とその他では異なっており、EU域外からは分かりずらい奥のはずれにあった。そこで簡単な荷物検査があり空港を出られた。

運転手は若い男の子だった。若干英語が出来る。英語とイタリア語のちゃんぽんで会話をした。ホテルへはすぐだと言っていたが、どの位の時間がかかるか聞いたら30分だと言っていた。実際はもっとずっとかかった。大きな岩だらけの禿山を回って市内には入る。

宿泊予定のホテル「Grand Hotel et des Palmes」は名門ホテルで、ゴッドファーザーのロケもここで行われたそうだ。

名門ホテルの品格を宿す結構立派なロビー

順を追ってリニューアル中で、新旧の対比がすごかった。我々はもちろん新しくなった部屋に通された。受け付けは2人しかいなくて人が多く来るとお手上げになる。イタリア人特有の事務能力欠如もありここではもうパニックだ。昔は一流でもサービス面でもはや一流とは言えないレベルだ。

エレベータで3階へ上がり318号室を探したが、部屋案内のどこにも318号室は存在していなかった。受け付けに戻り318号室はどこか聞いたら、ポーターが案内するとのことで余計にチップを払わせる仕組みだ。リニューワルした部分が工事中に案内板から外し、そのまま抜け落ちていた様子だ。癪に障ったのでチップは払はなかった。ポーターは不満そうだった。

ホテルの個室(リニューアルした部屋はまあまあだ)

夕食はどこで食べたらよいのか分からなかったので受付の女性に聞き、地図上にお店の位置をプロットして貰った。出だしで間違えたので変な所へ行ってしまった。簡素だがよさそうな店があったので入った。家族経営の店で、現役の夫婦と両親(テーブルに座っているだけ)で頑張っている店だ。地元の客が多い感じだが英語で話している人も結構いた。

ご近所レストランの豪快な料理(プロシュートやチーズなどの食材が皆確りしていて美味しいかった)

力量が心配だったのでムール貝のスープとボンゴレスパゲッティだけとビール2本をオーダーした。トマトをまぶしたムール貝は火加減も丁度よく、お皿山盛りでとてもおいしかった。スパゲッティもアルデンテでしっかりとした腰があり美味しかった。外国人の旅行者と思しき数組の家族が来ており、マスターも多少英語が話せるので安心だった。ビールも大瓶2本飲みトータルで70ユーロでマーマーだった。第1日目は大過なく過ごせた。

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