「在宅医療と介護保険」

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異業種交流会のメンバーの旦那様に「在宅医療と介護保険」のテーマでお話いただいた。

わが国の平均寿命は女性84.01歳、男性77.16歳で世界一の長寿国だ。 昭和48年が福祉元年と言われている。「国民皆保険」など世界に誇る制度を築き上げてきた。

しかし65歳以上でなくなった方の平均寝たきり期間は6.5ヶ月と長く、85歳以上の要介護は4人に一人の割合だ。介護する者の2人に1人は60歳以上でいわゆる「老老介護」だ。 介護を受ける者に対して憎しみを感じたことのある者が35%もおり、介護を受けるものに対して虐待をしたことのある介護者は2人に1人の割合で非常に多い。

介護は家族にとっても心身両面で非常に負担が大きい。これらの問題を国・社会で解決するための手段として「介護保険」がある。「在宅介護と在宅医療」が物心両面で望ましい形である。日本では医療制度上入院させた方が医療点数が上がり、直ぐに入院させてしまう、また入院期間も長くなる傾向があるようだ。欧米に比して明らかに長い。

 要介護認定も審査会で行うことになっているが審査委員は保険・医療・福祉に関する専門家5人程度で構成されている。ボランティア的な活動であり大変なようだ。

「在宅医療の充実」と「自立を促す介護システム」の構築がわが国の「老人医療・介護システム」として取り組むべき重要なテーマだ。

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