総選挙について

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予想通り自民党が296人の当選で大勝した。自民党というより小泉さんが大勝したといってもよい。 「郵政民営化の是非」を問う国民投票でこのテーマが信認されたといっても良い。民主党は郵政民営化法案の審議についても只反対で有効な代案も出せずに当事者能力の欠如を国民に印象付けた。

私が社外監査役を勤めている会社の幹部の人たちとも今回の郵政問題・総選挙については何回も多くの人たちと会話を交わす機会があった。今までの選挙ではなかったことだ。みんな真剣にこの国はどうなるのかを心配している。  小泉さんのなんら自分の利益にもならない(本当の所は分からないが)郵政の民営化にかける命がけの姿勢・解散後のTV演説には説得力があった。

郵政は言ってみれば政官複合体のいわばフラグシップである。(本当は財務省かも知れないが)旧体制の本丸を攻めるときに傍観者どころか反対に回り、なんらの有効な代案も示せず郵政の労組に気兼ねして何も出来ない民主党には年金問題も外交問題も少子化問題も何も出来ないのでは?の疑問が湧いて来てしまうから怖い。  そうは言っても民主党は元気をなくさないで欲しいものだ。所詮自民党には郵政民営化までが限度だ。利益誘導型の政党である自民党では国家百年の計は出来ない。過大な公共投資も財政の健全化も農業問題の解決も地方優先・国家観念の希薄な百姓政党には出来ない。

  適当な表現かどうか分からないが都市型の政党である民主党が郵政民営化後のもろもろの改革を主導して貰いたい。55年体制の継続が全ての悪の温床であることを考えれば政権の本格的な交代が「諸悪を元から断ち」日本を甦らせる方策の最優先テーマである。

 日本は今や「都市国家」である。地方の利益のみを図る政党はもはや有害無益である。

1件のコメント

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