ツインテック社で第6回SIビジネス委員会開催

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今年初めてのSIビジネス委員会がツインテック社で開催された。今回は出席者が少ないかと思ったらなんと20名も来られて会議室を中から大へ変えるほどだった。

プレゼンテータは2人で情報技術センター社とヴァルアップテクノロジ社からだ。

1.Webシステム開発のための「統合型フレームワークintra-mart」のデモと紹介

2.統合的なサーバマネージメントシステム「LVS Linux Virtual Server Project」の紹介

■「統合型フレームワークintra-mart」

NTTデータイントラマート社提供のシステムだ。アプリケーションサーバの上にintra-mart提供のJAVAEEフレームワーク(OSSを採用)が乗り、その上にワークフロー、セキュリティ、帳票、ポータルなどのintra-mart標準のコンポーネント群が乗っている。このシステムの採用で複雑なWebアプリケーションを容易に短時間で開発ができ、ビジネスの変化時にもアジャイルに対応できる保守性の高いWebシステムが構築できる。以下に3つの特徴を列挙する。

1.高い開発生産性を実現する統合型フレームワーク

OSSとしてオープン化し開発コストや提供コストを競合他社の5分の一、10分の一に低く抑えている。intra-mart製品そのものもソースが公開されている。

2.ビジネスの変化に柔軟に対応できるSOAシステム構築基盤

フロントエンドからバックエンドまで、さらにビジネスプロセスまでにもSOA構築のコンポーネントが提供されてる。

3.カスタマイズ可能なビジネスアプリケーションシリーズ

ソースコードが公開されているために業種や業務内容に合わせて自由にカスタマイズすることが出来る。

□実績

1,700社から1,800社になろうとしている。対象見込み客としては年商100億円以上又は従業員1.000名以上の企業が入れやすい。トップダウンやエンドユーザ主導で入ることが多い(既存システムのEDP部門には抵抗があるため)。ユーザにはトヨタ、JT、キリン麦酒、第一三共、日清食品、キッコーマン、明治安田生命、メガネのゾフなど多彩な企業に既に入っている。

□intra-martパートナー制度

・特約店・・・intra-martの販売

・2次特約店・・・1次の下でintra-martの販売

・デベロップメントパートナー・・・製造請負、開発者派遣

開発ツールはJAVAとスクリプトなので自社に得意な技術者がいれば派遣からはじまり(お金を貰いながら)ノウハウを蓄積して、システム開発請負さらに特約店へとリスクヘッジしながら進むことが出来る。1石2鳥の仕組みだ。是非活用したい。

■「LVS Linux Virtual Server Project」

サーバインフラ手法の一つの総称。Linuxで高性能かつ高可用性をもったサーバシステムを作ろうとするプロジェクト

□特徴

・オープンソースベースのシステム

・単一故障点を無くすシステム

・アクセス増加に柔軟に対応可能なシステム

・サーバを安価なものにして柔軟に拡張

・壊れたマシンは後でゆっくり対応

・Linuxでロードバランサー(安価)

・故障したサーバを負荷分散からはずすことが出来る

・ロードバランサーも冗長化可能

サーバ管理者にとって安心なシステム、ユーザメリットも大きい

□その他の良い点

・サーバはローエンドサーバでよい(安価)

・サービスインまでの期間短縮

□プレゼンテータからのお願い

・LVSのよさを理解して一緒に開発に参加しませんか。

・御社又は請け負ったシステムの開発をやらせてほしい。

・LVSマネージメントシステムを開発中なのでこれも含めて導入検討をしてほしい。

□構築費用

・ハードも入れて450万円・お客に提案したいが一時金がここまで行くと提案しづらい。5年リースで月3万円くらいなら提案できるお客は結構多い(委員会出席者の意見)。

この後近くの焼き鳥屋で10名ほどで懇親会兼新年会開催

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