トリンプ社長のスピード重視経営

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ちよだプラットフォームスクエアでトリンプ社長吉越さんの「スピード重視経営」の講演を聴いた。社長在任19年間毎年増収増益を続けてきたそうだ。大変なことだが前任の社長はかなり無能な男であることも見て取れる。前任社長が普通に経営していればそんなに急激に業績は上げられない。・・・しかし19年間の継続は見事だ。敬服。

残業はさせず、夕方6時には消灯だ。家に持ち帰って仕事をすることも許さないそうだ。全ての仕事にはデッドラインが設けられておりデッドラインは通常は1日だ。毎朝MS(Marketing&Sales)会議が8:30から1時間ある。その時に社長から「駄目やり直し」と言われれば又新たにデッドラインが設定される。通常は1日だ。社長から駄目を押された担当者が残業は駄目、自宅での仕事も駄目で本当に翌日のMS会議までに満足のいく内容の企画が出来るのだろうか。かなり前に放映されたNHKの「クローズアップ現代」のビデオが流されたが発表前の異常に緊張した女性の顔がクローズアップされていた。業績は上がり社長は満足でも、ES(Employee’s Satisfaction)は低いのではないかと直感した。19年間増収増益を行うからにはそれなりの施策がある。以下に一端をご紹介したい。下着のトリンプ公式サイト

□効率第一

基本はコンピュータの活用。スタッフ:日本人;12人、インド人・中国人;12人月次決算のBS・PL⇒翌月1日朝8:00に出る。物流費:売上の3.77%  通常は6%前後

□会社スローガン

公平

俊敏      フラットな組織

オープン    社長の情報で秘匿するのは人事情報と発表前の組織情報のみ

スピード    全社デッドラインで「即断即決」

透明性

□具体的にやっていること

・「さん」呼び運動

 上司にも全て「さん」呼び。社長といったら罰金。

・NO残業デー

 最初は金曜日のみ、次いで水曜日を加え、今では全日残業なし(女性が多いからかも)

・がんばるタイム(12:30~14:30)

 私語・電話・オフィス内の立ち歩き禁止

・代行制度

 実力のある若年層を引き上げるために出来る人は若くてもより高いレベルの仕事を与える。

・TTP(徹底的にパクル)

以上ですが参考になりましたでしょうか。

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