彼女は800人乗りのハイテク重層ジャンボジェット、E-474(A800にそっくり)の設計者だ。屋上から謎の墜落死を遂げた夫の棺桶と一緒のフライトだ。6歳になる娘のジュリアと共に。娘は飛行機に乗るのをずっと嫌がっていた。2人の煩い子供連れの夫婦が前の席だ。落ち着かない嫌な雰囲気だ。後ろの席がなぜか丸々空いていた。そこへ疲れた娘を横にして休ませた。自分もうとうととした。
気が付いてみると子供が見当たらない。どこを探しても子供がいない。母親がパニックする。クルーに話しても埒が明かない。真剣に探しくれない。夜中の機中をひっくり返す大騒動になった。スチュワーデスはそんな子供は見なかったという。周りの搭乗者も皆なぜか娘を見なかったという。空港へ問い問い合わせるが搭乗者名簿にもない。母親の正気が疑われる。見ている方も一瞬困惑した。機長とも掛け合った。「一人の命のために他の424人(子供は計算に入っていない)の命を危険に晒すことはできない」との公式的な答えが返ってくる。万策尽きた。母親は「自力救済」に走る。フライトプランの公式サイト
今や他の424人が敵だ。設計者のノウハウの全てを駆使して娘の発見に狂奔する。「電気は消える」は、「酸素マスクは落ちてくる」は、高度1万メートルの修羅場だ。それでもどこにも居ない。彼女は危険人物として、同乗していたFBI保安官に逮捕された。手錠をかけられて皆の前へ晒されてしまう。ぱらぱらと拍手が起こりやがて大きな拍手の渦が広がった。
結末は見てのお楽しみだ。だが、色々と不自然なストリーが多い。どうして子供を見なかったと全員が言い張るのか。飛行機の設計者がこうも簡単に自分が作った飛行機を爆破してしまうものか?挙げればキリがない。何よりも本が未熟だ。
彼女一人で全てに決着をつけて爆発する飛行機から子供を抱えて出てくると前の席にいた躾の悪い子が兄妹で会話する「あの子を見たんだよね」。しっかり日和見している。一見して正義らしく見える側に簡単に味方してしまう搭乗者たち。見たくない人間の本性をこれでもかと見せてくれた映画だ。映画「パニックルーム」の趣だ。ああ・・もう結構です。
匿名
JASIPA社長ブログ・2006年3月検索文字列ランキング
BLOG_NAME ジョルス社長ブログ ~ブログは人のためならず
JASIPAネタ このJASIPA社長ブログの、2006年3月の検索文字列ランキングの発表。要するに「こういう文字で検索してJASIPA社長ブログに辿り着いたよ数」の順番である。 まだ3月は途中だけど..