私のサンクチュアリー

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私の住まいから車で15分位の所に「私のサンクチュアリー」はある。 詳細には分からないが都会の真ん中にぽつんとある大よそ10haほどの農業保留地である。

今後25年間は農地を売らず、農業で生計を立てると誓約した人たちが農耕に従事している。なぜかベンツやBMWで農作業に来る人もいる。

立派な道があり排水溝も完備で下手な住宅地よりもずっと環境が良い。だたし、ガス水道は無い。

案内板(農水予算を沢山使っているので言い訳がましい)

雉が数つがい住み付いており、時折見かける。メスはなんということはないがオスは超端麗である。たまにケーン・ケーンと静けさを劈くような声で鳴く。「キジも鳴かねば撃たれまい」の格言を地で行っている。愚かしくも聞こえるがメスを呼ぶ声は真剣だ。

サンクチュアリから下界を展望↓↓

オープンカーでここへ出かけ、読書をしたり、新聞を読んだり、PHSのオートダイアルアップでメールを読んだり・発信したりして時間を過ごす。季節の息吹が直に感じられて心地よい。

車のCDは結構電力の消費が多く、バッテリーが上がるのでMD持参で音楽を聴くときもある。

ここはウィークデイにはサボりのメッカでタクシーや社名入りの商用車で溢れている。大半は昼寝だ。

土曜の午後と日曜日は自然を楽しむ人や犬の散歩の人で賑わいを見せる。

春夏は花木農家が多いので「百花繚乱」、花見客で一杯になる。桃の花は見事だ。「桃源郷」もかくやと思われる。

秋のお花畑(一寸寂しい)

秋の紅葉も又格別である。畑の間の雑木林には落葉樹が沢山植わっており、秋にはここを先途と赤や黄色の色様々に今年最後の艶やかさ短い間を競い合う。

昼の景色(逆光で一寸暗いが陽光輝く別天地だ)

冬は一寸寂しい。一言で言えば何もない。それこそ「侘び」も「寂び」も無い。それでも出かける。春待ちの芽が寒風に耐えながら自分の出番に備えて準備している静かな息吹を確かめるために。

次は「紅葉の季節」にお便りを載せたい。

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