東商目黒支部主催の新会社法セミナー「総点検!新会社法の重要ポイント」に出席した。恵比寿ガーデンプレースのサッポロビール本社で行われた。約70名の出席者でほぼ満員だった。
講習会風景とサッポロビール本社カンバン
東商千代田支部主催セミナーは満員で出席できなかった。目黒支部では会費が3,000円で有料だったので未だ空き席がありそこへもぐった。
恵比寿ガーデンプレースとタイユバンロブション(バブル時に2度ほど食事をした)
明治32年制定の「商法」、昭和13年制定の「有限会社法」以来の大改定だ。良くもこんなに永くもったものだ。明治32年に「商法」を制定した人達は立派だ。しかしその後世界の進歩に対して何もしないで良くもほったらかしにして置いたもんだ。官僚任せだとこんなことになる。怠慢だ。日本の競争力を阻害し続けたに違いない。主な改正点は以下の通りだ。
主な改正点(6項目)
1.会社の作り方が簡単になる
・最低資本金制度なし、類似商号の登録OK
2.有限会社が無くなる
・株式会社にするか、そのまま継続も可能(経過処置は多分10年続く)
3.株式会社の機関設計が柔軟に出来るようになる
・譲渡制限会社では今の有限会社のような機関設計が可能になる
4.組織再編行為が簡単になる
・合併・分割・株式売却の簡易再編が容易になる
5.新たな会社類型である「合同会社(LLC)」が出来る
・1人以上の有限責任社員で構成される最低資本金の無い会社。大学の先生と企業が組む場合などに便利。出資比率ではなく業績への貢献度で利益配分が出来る。
6.有限責任事業組合(LLP)が出来た
・共同で営利を目的とする事業を営むために「有限責任事業組合契約(LLP契約)」によって設立する組合