冬のパリ旅行3(マレ地区「貴族の館」巡り)  12月21日

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昨夜11時に寝たので5時に目が覚めた。もう一度9時半まで寝た。10時までの朝食に慌てて駆け込んだ。シャンテイイへ行くことにしていたが遅くなったので、近間プログラムに切り替えて、バスティーユ近くのマレ地区で「貴族の館」巡りをすることにした。

ヴォージュ広場からちょっと迷ったがカルナバレ館へ行きついた。中は美術館になっており入館料は只だった。昨日行ったモーリス・ドニ美術館とはけた違いに立派な絵画が沢山かかっていた。

その後ドノン館へ行く予定だったがなぜかピカソ館へ着いてしまった。これも貴族の館だが2013年末改修終了と聞いていたがまだ半年かかるそうだった。記帳だけしてドノン館コニャック・ジェイ美術館へ行った。何人かに聞いてやっとたどり着いた。パリの標識は不親切だ。フランス人らしくワザと分かり難くしているのかも知れないかとさえ思った。とにかくフランス人はお高く止まり不親切だ。

コニャック・ジェイ美術館の写真には先ず沢山の扇子のコレクションがあった。その後から絵画や彫刻の素晴らしい作品が沢山展示されていた。いずれも素晴らしいコレクションだった。

途中迷い込んだ国立公文書館(勿体無いような立派な建物だ)

ゲネゴー館狩猟博物館へも行こうと思っていたが時間が押していたので、ポンピドーセンターへ行き、メトロでオペラへ行った。近くの海鮮料理店「Le Grand Cafe」でフリュイ・ド・メールや沢山の魚料理を腹一杯食した。美味しかったが高かった。会計は3万円になった。やはりオペラ座近辺は物価が高い。

Le Grand Cafe Capucinesの外観とインテリア(結構立派だ)

食したFruits de mer とビスク・スープ(おまけに内装、パリの有名カフェはこの手の立派なアール・ヌーボー風の内装が多い)

一旦ホテルへ帰り、休んでオペラ座へバレー「Le Parc」を見に出かけた。天井桟敷は目もくらむような急な座席配置で前から2列目だった。しかしまだ後ろにも席があった。天井画はシャガールの作だ。あまり面白くもないが・・・

Le Parcは前衛的なバレーで余り面白くなかった。時差や疲れも出て妻も私も寝てしまった。前の席も後ろの席も熱烈なバレーファンらしく猛烈な拍手で煩いほどだった。寝ていたので当てつけに大拍手されたのかも知れない。バレーがはねた後、オペラ座ツアーを勝手に行った。実に豪華な造りだ。サンクトペテルスブルグのマリエン劇場、パレルモのマッシモ劇場、ミラノのスカラ座も顔色を失う桁違いの豪華さだ。

オペラ衣装の展示

そのあと、クリスマス直前のパリの夜景を見にオペラ座からバンドーム広場、チェイルリー公園、コンコルド広場へさらにシャンゼリーゼ大道へ出た。シャンゼリーゼにはトレーラーハウスみたいな夜店が沢山並んでいて人も沢山繰り出していた。

凱旋門近くには夜店は何もなく却って寂しい雰囲気だった。凱旋門のライトアップも精彩を欠き何が花のパリだと思った。六本木や表参道、丸の内のルミナリオ等の方がずっと華やかだ。真ん中の写真は有名なカフェ「フーケ」だ。日本の風月堂の元祖だ。

3㎞も歩いたので疲れてメトロでホテルまで帰った。ホテルの近くで夕食をと思ったが遅すぎて一昨日昼飯を食べたレストラン「ジェネラル・ラファイエット」しかやっていなかった。ここでつまみを頼んでビールを飲んだ。

「ジェネラル・ラファイエット」は2シフトで夜は完全にバーになっている。

ホテルで寝る前に又キャビアとフォアグラでワインを飲んで寝た。これではせっかくイタリア旅行で痩せた体重が逆戻りしてしまう。