隣国の防衛力勉強会

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地域コミュニティサークルで中国の防衛力についての勉強会が行われた。一般に中国は航空母艦も持たず原子力潜水艦もなく対米正面戦力で圧倒的に劣っているとされている。

軍事の専門家に言わせると必ずしもそれだけではなさそうだ。中国では「上に政策あれば下に対策あり」と言われる如く、米国の空母や原潜の圧倒的な優位に対しては超高速の魚雷や撹乱戦法ありと総力戦も想定しているようだ。

勉強会風景と中国のミサイル到達地点地図

話を聴いているうちに皆が自然と「それでは日本の自衛隊はどうなのか?」と言う疑問に帰着した。火力や戦力ではともかく「モラール」においては問題ありとの話だった。防衛庁を省に昇格する話がある。専守防衛の意味をこめて「国防省」にした方が良いのではとの話も出た。

『命がけで国も護る人達には「ミッション」、「モラール」そして「プライド」の維持・高揚が必要なのでは』の結論めいた話になった。モラールの維持・高揚の仕組みを作りながら軍国主義化を防ぐ大人の知恵が必要だ。

PS:リスクマネージメントについて

国家としての自己防衛の基本は「自分の命は自分で守る」と言う当たり前の考え方にある。アメリカが守ってくれているからと考えると「他国が侵入して来た時にアメリカは本当に守ってくれるのか心配だ」なんて子供みたいな議論になってしまう。自分の国を命がけで守ろうともしない国民を世界一金持ちのアメリカが守るはずはない。

子供だって親がいなければ必死になって自分を守ろうと努力する。テレビの「最初のお使い」でもそれが分かる。

 リスクマネージメントには二つの側面があると思う。

1.被害に逢わない様にする。

国家レベルで危機管理意識が甘いので個人レベルでは更に甘い。もっと厳しさと国際化に備えての性悪説にたったリスク管理が必要だ。

2.危害を加えないようにする

日本の現実はこの面で実にお寒い。たった1万円で人殺し、直ぐ見つかるのにひき逃げ、過剰な虐めで人殺し等枚挙に暇がない。これらは考えてみれば本人にとってリスクの大きいジョブだ。

1万円のために数十年間の刑務所暮らし、予防処置はともかくとしてひき逃げした場合とそのまま出頭した場合との損得を含めての起きてしまった事へのいわばリスク管理だ。虐めもどこ迄やれば命にかかわるのか、殺してしまったらどうなるのかの洞察力(リスク予見能力)に欠けている。

親の甘やかしの結果でもある。自分の事はリスクも含めて自分が責任を取る育て方をすればこんな事にはならない。