一昨年は真夏の8月にパリへ行ったが今回は真冬の12月にパリへ行くことになった。エール・フランスの早割を利用した。前から行ってみたいと思っていたプチホテル滞在がセットだ。成田21.55発のAF277便でパリのCDG空港にはAM3.20着だ。成田までの電車は夕方のラッシュアワーに重なり大変だった。オペラ座近くのバス停まで行くロワジールバスは始発が6時なので空港で3時間ほど時間調整が必要だった。
プチホテル「ツーリン」まではオペラから3駅ほどで歩いて15分と聞いていたが試しにメトロで行くことにした。これが大失敗だった。バス停からメトロ乗り場までが結構遠くメトロには下りエスカレータはなく、降りた駅では登りのエスカレータもなかった。20㎏弱のトランクを提げての乗り降りも大変だった。パリのメトロは時代遅れで不便だ。ホテルには7:30に着いたが、チェックインはPM3:00だ。荷物を預けてついでにプレチェックインと称してチェックインをした。ツインの部屋でバス付きをお願いして3ユーロチップで払った。プチホテルは狭いのでダブルベッドでシャワーだけの部屋が大半だ。プチホテルはすべたがこじんまりだ。ツインベッド・バス付きの部屋を確保出来たお蔭で8日間快適に過ごせた。
オペラ座のレストランで朝食を食べた。外観はクラシックだが内装は大胆な赤基調だ。コンティネンタルスタイルだ。パンとジュースに紅茶のみだ。機内で朝食まがいを食べているので十分だった。
朝食後、歩いて近くのJCBプラザへ行った。ここではインターネットがタダでつかえる。4つ星ホテルのムーリスのレストランでの昼食を予約して貰おうとしたが満席だった。替わりに明日のリオン駅構内のレストラン「ル・トラン・ブリュー(英語ではブルートレイン)」を予約して貰った。
オペラ座のバレーの出し物も予約して貰おうとしたが、119ユーロで自分で買いに行けば100ユーロほどで上がると言われたので、オペラ座の予約センターまで出向いた。裏側にあった。予約受付の番号を自動発券してその番号で15分ほど待った。19日は空きが1席しかなく、20日は20ユーロの天井桟敷席しかなかったのでそれを2枚買った。半地下の予約センターはまるでパンテオンのお墓のような感じだ。
ホテルへの帰りに昼食を考えていたが中々適当な店がなくホテルの近くまで来てしまった。仕方ないから空いているレストランへ入ろうとして向うを見たら人で一杯のレストラン「ジェネラル・ラファイエット」があったのでそこへ入った。満員で席がなかったが奥の方で4人掛けの席が空いていた。ニシンの酢漬け、フォアグラ、エスカルゴなどを食した。全部美味しかった。値段も安かった。人が入る訳だ。3時前にホテルへ戻りチェックインをした。フロントも交代しており心配だったが、ちゃんとツインベッド・バス付きの部屋が確保されていた。
オペラ(ガルニエ)座
部屋でしばらく休んでから食事に出かけた。近くにレストランが10軒近くあったので見て回って一番混んでいるブラッスリーへ入った。ほぼ満席状態で先客を分け入って入った。隣席の人はフランスとイタリアのハーフで、リオンに住んで宝石商を営んでいるとのことだった。英語とイタリア語をちゃんぽんで話をした。9月に私達が1ヵ月間イタリアを回った話をしたが余りイタリアについては知らないらしかった。その隣はアメリカ人のカップルで妻がアイフォンで料理を撮影してFacebookに上げているのを見て、自分のアイフォンを出して自分達二人を写してほしいと言ってきた。隣の宝石商は自分のワインが余りそうだと言って一杯私についでくれた。帰りには入口まで送ってくれた。11時にはバタンと寝た。時差もあり長い長い一日だった。「お疲れ様!」