チビテッラ・デル・トロントへ 2013.9.15

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甘いパンとコーヒーだけの朝食では耐えられなくなって、今日は朝食を部屋でとった。保存しておいた夕食に出たパンとスーパーで買った野菜、プロシュート、チ-ズ、果物と紅茶で日本と同じ朝食にありつけた。朝食後ワイナリーのオフィスでメールチェックをした。画像は一寸遅いが文字はサクサクとみられた。メールが多く30分以上かかった。

しばらく休んで、隣町とその先の街まで行くことにした。ワイナリーのあるトラノヌオーボからアンカラーノへ行き、マルティニャーノ経由でチビテッラ・デル・トロントへ行くのだ。ガーミンが何も言わなくなった。進行左側に高い丘があり、突然「チビテッラ・デル・トロント」の看板が出たので左へ急ハンドルを切った。この道はすごく急な坂で狭く砂利道で対向車が来たらどうしようかといった感じだった。幸いに誰も来なかった。城壁の手前に駐車場が有ったのでそこに車をとめた。

ポルトから街へ入ると教会前の広場にフェラーリがとめてあり、10数人が車を囲んでいた。結婚式らしかった。メイン通りを進んでいくと沢山の人がこちらへ向ってきた。結婚式の参列者だった。その先のもう一つの教会がありワーゲンのビートルにも飾りがついていた。この車で新婚旅行なのだと思った。近くに新郎新婦がおり、教会ではライスシャワーの後始末中で、箒でコメを集めていた。

古い古い美しい町で街の一番高い所に城壁があったが大半が崩壊していた。街自体も高い所にあるのでその頂上にある城塞は住むにも修復するにも大変なところだ。重機も使って修復をしているようだが多分これも百年かかるのではと思った。

中世風の街並み ホテルだけが嫌に新しい感じで浮いている

平野の真ん中に突然標高数百メートルの高い丘があり、街の中心部は馬の背中の様な高い所を一本のメイン通りだけで構成されている。更に進むと極端に寂しくなってしまった。教会目指してきたがその教会がない。上から降りて来た人に、Dove la Chiesa?と聞いたらJia!(下ですよ)と答えてくれたので振り返ったら、下に目指してきた教会があった。外観は地味だったが中は結構立派だった。

このメインストリート路上レストランで昼食を取った。ホテル・エノテカと同じ経営で立派な店だ。1時半を過ぎており焦った。昼食は一部を除いて2時半までが普通だ。イタリア人は開始時間にはルーズだが終わりの時間にはシビアだ。アンティパストミスト、ビステッカ、そしてドルチェを全部一人前ずつオーダーしてシェアして食べた。それでも多いくらいだった。ドルチェのパンナコッタとジェラートはとても美味しかった。

昼食後さらに車を飛ばして、大きな町「テラーモ」まで行った。大学まである街で広すぎてどこを見たらよいのか分からないし、地図もなかったので、街の中心を車で一回りして帰ることにした。スーパーが見つかったので肉、チーズ、野菜、果物やビール、ワインなどを買った。