大移動日(200㎞超 オルヴィエート~アブルッツオ)2013.9.13

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今日は大移動の日だ。オルヴィエートからローマ近郊経由で東海岸のアブルッツオまで行く200㎞超の大移動だ。アウトストラーダA1(ミラノからナポリまで行く大幹線で、日本の東名高速・名神高速に相当)でローマの郊外まで約80㎞走り、A24に乗り換えて東海岸のアドリア海に面したジュリアノーバまで165㎞走り、更にA14のアルバ・アドリアーノまで22㎞ほど走り、更に田舎道を20km弱走ってトラノ・ヌオボのエミディオ・ペペのアグリツーリスモまで行く予定だ。日本で200KMくらい走るのは何でもないが何もわからないイタリアの高速を乗り繋いで行くのは結構大変だ。

行先表示もあいまいで、おまけに工事が重なり、ローマ郊外のジャンクションで道を見失った。盛んにナポリの表示が出て来たので行き過ぎたのではと思いその先で高速から降りた。実際にはまだA24への乗り換えジャンクションまで来ていなかった。もう一度高速へ入り直し、無事A24に乗り換えた。しばらく走って現れたサービスエリア「CIVITA SUD」で、パニーノやトラメッツイノなどを食べた。皆美味しかった。政治的にはいろいろと問題の多いイタリアだが食文化には確かなものがあると感じた。

更に60,70m走ってアペニン山脈を通過する1万メートルのトンネル「Trafora del Gran Sasso」の手前の展望パーキングエリア「Gran Sasso Ovest」で休憩を取り、アペニン山脈やグランサッソ(大きな石の意)の写真を撮った。

左がトンネルの西側から写した写真で真中が1万メートルのトンネルの出口だ;右の写真はアドリア海側からのものだ。

更にA14(ローマ~テラノまでの183㎞)を終点まで走り、道路標識に従ってA14(ボロニャ~タラントまでの743㎞)をボローニャ方面へ入り、約20㎞走った。アルバ・アドリアテコで別の高速へ入る予定だったが普通の道路へ入ってしまった。これから先はいい加減なガーミンが頼りだ。何回か砂利道に迷い込み行き止まりになるなどしながらも何とかエミディオ・ペペのワイナリー「VINI PEPE」へたどり着いた。長距離走行お疲れ様でした。(後で分かったことだがガーミンの地図ソフトが古いので新しい道路が入っていないようだ)

エミディオ・ペペのワイナリー「VINI PEPE」のゲストハウス

夕食はこの農場兼ホテルのメインダイニングで取った。アンティパストもプリモピアットもセコンドピアットも皆美味しかった。大半の食材が自家製で自分の農場でとれたものだ。オードブルでスイカが出たがこれもとても美味しかった。トマトなど野菜類が抜群にうまい。イタリア農業の底力を見た感じだ。スイカ用に食塩(SALE)を所望したら、砂糖ではないのかと念を押された。「イタリア人は何でもオリーブオイルをかけるが日本人は何でも塩をかける」と言っていた。若干分かっているようだ。ナイトキャップに持参のビールとリキュールを飲んで寝た。

プールとお掃除を自動的に行うゴムのキャタピラが付いたロボット(ロボットが登り易いようにプールの淵はなだらかな斜面になっている。ロボットはプールの底から表面に浮いた落ち葉、斜面、更には人の歩くところまで入念に時間をかけてお掃除をする。イタリアならではのハイテクロボットだ。観光立国のイタリアにはプールが多い)