「趣味」「旅行」「キャンティ街道」めぐり 8.31

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今日はかねて念願の「キャンティ街道」めぐりだ。キャンティ街道はシエナからフィレンツェに至るSR222号線だ。ブオンコンベントからシエナまでに美しい景色の通りがあると聞いてそちらを経由していくことにした。トスカーナの田園地帯を縦走する(とは言っても曲がりくねった道だが)両側に田園を眺望することの出来る馬の背をぬって走る道だ。道の両側に広がるトスカーナの大地を堪能できた。圃場は広く、大型農機で耕作され農家の家もまるでお城のように大きく、トスカーナの肥沃の大地の恵みを一身の受けている感じだ。大型のトラクターが道の真ん中を堂々と走ってきた。

途中に古いお城があり、面白そうなので車を回した。駐車場は自動受付機が故障で入れなかった。ちょっと遠くに止めて、お城に入ったがお城見学は出来ず、お城は中も外もレストランになっていた。何かの会合があるらしく室内の方は貸し切りだった。せっかく来たので戸外のレストランで昼食を取ることにした。隣に座ったイタリア北部から来た観光客の夫妻と英語とイタリア語のちゃんぽんでかなり会話した。オルビエートのドオゥモに仕切りの感動していた。買ったばかりの食後酒をわざわざ開けて飲ませてくれた。

シエナからキャンティ街道へ入る道が分からず心配したがガーミンがちゃんとキャッチしており、SR222の表示を見て安心した。数年前に行ったボルドーやブルゴーニュ類似の雰囲気を勝手に想像していたが、チャンティははるかに狭く、せせこましい感じがした。道路も狭くカーブの連続だ。ぶどう畑は結構広かったが山間の谷間にある感じで、地平線が見える感じのボルドーとは全く異なっている。それでも鄙びた感じが良かった。

ワイナリー巡りやシエナ観光も想定していたが昼過ぎの出発だったので時間的に無理だった。キャンティ街道を4分の3くらい行ったグレーベまで行って急いで引き返した。