孫の春休みで屋久島へ1

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孫の春休みで屋久島へ行くことになった。私は2ヶ月前から腰痛がおこっていたので逡巡していたが最終的に行くことにした。朝7時10分羽田発のJALで鹿児島へ行き、コミューターに乗り換えて屋久島へ着いた。

鹿児島から屋久島へのコミューター、途中の桜島の噴煙と屋久島空港

空港のレストランで昼食を取り、オリックスのレンタカー事務所で車を借りた。2回目のホンダのハイブリッドカー「インサイト」だ。前回は多分東北だったと思うが思っていたよりも騒音がうるさく加速が悪かったので余り評価してなかった。今度の車は加速も良く低騒音で勿論低燃費だった。2,3年の間に改良したのかも知れない。

レンタカー事務所を出て直ぐに見えてきた山々、宮之浦岳は2千メートル級の九州一の山だ

先ず宮之浦港へ行き、今晩の宿泊予定のホテルの近くで息子のためにレインウェアと登山靴を借りた。車で直ぐに白谷雲水峡駐車場(標高600m)まで行った。入山料を払い、いよいよ峡谷だ。最初は石畳の道を続いて木で出来た道を歩き、最後は石だらけの道になった。

最初に出てきた大岩

上流中流下流でそれぞれに形を変えた滝

所要20分の「さつき吊り橋」まで30分ほどかけて歩いた。腰痛を押しての登山で結構これでもきつかった。しかしこれはほんの序曲に過ぎなかった。さつき吊り橋渡った先の道は石ころだらけの急峻な階段で這って登る感じだった。白谷川に沿って歩いた。石ころだらけの道でオマケに上り下りの坂が多く、石も天然の形で凹凸が多く、尖った岩の突端の部分に足を置かないと滑って滑落しまう。バランスを取るのに杖が多いに役に立った。

さつき吊り橋から三叉路までの楠木歩道を所要55分のところを1時間半掛けて登った。「増水時は渡らないで下さい」の注意書きのある渓谷を飛び石伝いに渡った。ここでも杖が役に立った。バランスを崩せばボチャンだった。三叉路を過ぎると大きな洞の開いた「くぐり杉」を通って山小屋の「白谷小屋」へ寄って休憩した。何もない小屋でトイレはアンモニア臭で一杯だった。ここへ泊らなければならなくなったら最悪だ。

白谷小屋とすぐ近くまで来た鹿

気を取り直して暫く行くと一本の杉が上のほうで7本に分かれている「七本杉」があった。

途中の峡谷

その後直ぐに今日の目的地標高900m弱の「もののけ姫の森」へ着いた。あたり一面がコケに覆われた異様な風景だった。ジブリの映画「もののけ姫」の発想の原点になった森だそうだ。幻想的でさもありなんと思わせるに十分な静寂の世界でもあった。

アニメを見るような幽玄な森の風景

京都の苔寺を100倍にしたような規模で、あたり一面が湿気に覆われて肌寒い感じだ。少し
上まで昇り帰途に着いた。ある筋からの抗議により今では「もののけ姫の森」とは呼べないそうだ。スタジオジブリがクレームを付けたのだとすれば随分狭い了見なのだとガッカリした。

森の主?巨木達の勇姿

巨大な切り株:世代交代の跡だ

倒木:右の写真は既に一部は土になっている

帰りは下り坂中心なので楽かと思ったらとんでもなかった。杖を適当なところに当ててバランスを取りながら降りる。平坦な道は殆どなく急な斜面にある岩の滑らなそうなところへ杖をポイントしてそれを継続して行かねばならない。3つ4つ先まで脚を落とすポイントを決めてから降りて行く。帰りは上まで昇った息子・孫たちを白谷小屋で待った。1時間近くかかったので大分休憩になった。最後まで悪戦苦闘の半日だった。

宮之浦シーサイドホテルで風呂に入り、夕食を食べて飲んで寝た。ホテルは海に面した中々良いホテルだったが中心が和室だった。海に面していたことが救いだった。でもこの地区では温泉は出ない。それにしても「お疲れさん」の半日だった。縄文杉を見なくとももうこれで十分だと思った。明日は午前3時に起きて往復10時間の予定で「縄文杉」を見に行く予定だが私は今日で十分に屋久島は堪能できたのでパスすることにした