そんなに遠くないとのことだったので普通道路で軽井沢から小諸「懐古園」まで行った。しかし結構時間がかかった。遠回りでも時間距離は高速を利用した方がはるかに速いことを改めて学んだ。
小諸城跡公園
何処へ行ってもお城のあった土地では城跡が最高の緑地、公園であり文化の発信基地になっている。子供たちが課外授業に来ていた。小諸城跡は格調の高い公園だ。
ウィークデイなので駐車場も懐古園も空いていた。ここへ来たのは初めてだ。千曲川が見えて素晴らしいところだった。城跡を見て藤村記念館を見て、画家の小山敬三美術館、徴古館などを見て廻った。藤村記念館と小山敬三美術館は面白かった。
小山敬三美術館
建物は質素なつくりだが外壁の白が紅葉に映えてえもいわれぬ風情を醸し出していた。画伯の絵画は大胆な太い筆遣いでルオーを思わせる力強さがあった。
藤村記念館
実に質素なつくりだ。島崎藤村が寅さんの展示館より質素なのには驚いた。まるで掘っ立て小屋だ。これでは小諸の民度などはこの位のものかと思わざるを得ない。資料ももっと整理して格調高く展示すべきだ。藤村はもっともっと偉大な作家なのだ。
公園の下では菊の展示会も行われていた。隣には動物園もあったが見に行かなかった。
徴古館
武具や絵画、書などが展示されていたがまあ古物館と行っても良い内容だった。これももっと考えたほうが良い。
近くに有名な蕎麦屋があるということだったのでナビにいれていったが直ぐに見つかった。蕎麦は美味しかった。系列の文人や作家が多く泊まったという旅館も見せてもらった。
帰りは近くの高速ICから上がって一路関越の出口「谷原」へ一目散に急いだ。時間を考えないと関越の出口は超混雑する。どの高速にも繋がっていないボトルネックだからだ。日本の道路行政の貧困さの見本みたいなところだ。