イタリア旅行4(パレルモ⇒ナポリ)

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今日は移動日でパレルモからナポリまで飛行機で行くことになっている。13:30に迎えの車がホテルまで来ることになっているので、それまでの時間ホテル近くの広場やお店を回ってみた。丁度SOLDIの期間で50%OFF、70%OFFと書いてあったが、碌な商品はなくプラダやフェラガモの店などはすでに秋物ファッションの展示を始めておりSOLDIには縁がなかった。

パレルモ空港からナポリ空港までの飛行は順調だった。ナポリに着いたらバスに乗ってムニピチオ広場まで行けばホテルはすぐだとのことだった。まず空港でバスの乗り場が分からなかった。人に聞いても分からない。バスの行先表示はなかった。バスの運転手らしい人に聞いたら「このバスだ」という。

バスの行先はAeroportoのままだった。バスが出発する前にも出発してからも「ムニピチオ広場」までだと言っておいたが完全に無視された。なんとムニチピオ広場には止まらずに終点のPORTOまで行ってしまいここで降りろという。ムニチピオ広場の半分は地下鉄の工事中で大きな穴が開き、無残な状況だった。ポルトのバス停からだと工事現場を横切って行かなければならない。この現場を横切る木材で組んだ歩道のでこぼこ道をスーツケースを転がして渡らなければならなかった。ひどい目にあった。途中停留所でもないところでバスを勝手に止めてバス乗務員の知り合いを下していた。イタリアのいい加減さを改めて思い知った。「糞喰らえイタリア!」

かなり遠回りしてやっとマリオット系のルネッサンス・メデテラネオホテルへたどり着いた。明日、明後日はポンペイとカプリ島へ出かけるのでナポリ滞在の時間が足りない。

一休みしてガレリアとプレビシート広場へ行った。何もない広場で正面に大きなドームのサンフランチェスコ・ディ・パオラ教会がでんと構えていた。ガレリアはすごく立派なものでミラノのそれにも劣らない。彫刻やその他の構築物が素晴らしかった。天井も高く大きい。決定的に劣るのはそこに居を構えたテナントたちだ。ミラノは一流店が多いがここでは2,3流店ばかりだ。

ガレリアとプレビシート広場の間にある店「イル・ヴェロ・バール・デル・プロフェッソーレ」 のテント張りの屋外席で夕食を取った。地元の人ばかりの店だった。結構美味しかった。

夕食後、プレビシート広場で写真を写していたら「英語が話せるか?」と聞いてきた夫人から、「ここは危険なので暗くなったら高価な機材は持ち歩かない方が良い」と注意された。イタリアと言えども親切な人はいるものだ。ホテルへ帰って爆睡した。