誕生記念で金沢観光1(市内観光6 ポールボキューズ)

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尾山神社から県庁跡の「しいのき迎賓館」にあるポール・ボキューズのレストランへ急いだ。途中に石川四高記念館があったが、見る暇はなかった。今回の金沢はポール・ボキューズのレストランへ食事をするのがメインの目的だ。

やっと1階のポール・ボキューズのレストランへたどり着いたら「閉店」の看板が掛かっていた。店員に聞いたらここはカジュアルレストランで本格レストランは2階だった。電話で予約を確認の上、案内してくれた。リヨンでも本格レストランは市中心部から一寸離れたところにある。他にカジュアルレストラン「WEST」が市内中心部にあった。フランス・ワインの旅に行ったときにここで食事をした。カジュアルレストランでも結構美味しかった。ビジネスマンが多かった。

2階のレストランは日本に合わせたのかやはり地味風だった。フランスの高級レストランの煌びやかな雰囲気ではなく、質素で上品だった。雪吊りを模したというシャンデリアやスタンドがお洒落だ。マキシムなどは内装までパリそのもので押し付けてくるがポールボキューズは違った考えを持っているのかも知れない。多分金沢が好きで、金沢風の「ポール・ボキューズレストラン」を作りたかったのだろう。

名前は他と同じで「ジャルダン ポール・ボキューズ」になっている。料理はプリフィックスの定食しかない。食材の備蓄を考えると金沢では妥当な路線だ。15,000円の最も高いコースを選んだ。それでも日本人有名シェフの店のほぼ半分の値段だ。ヴァレリー・ジスカール=デスタン大統領が好んだというスープを3,000円で特別にオーダーした。味は濃かったが私には余り美味しくなかった。オマール海老のビスクやビシーソワーズなどの方が、もっと言えば「ガスパッチョ」でも良かったかな。怒られそうだが・・・

ジャルダン ポール・ボキューズの料理

最初にシャンパーニュで乾杯し、一寸ビールを飲んで喉を潤し、後のワイン選択は全部マリアージュを重視して、ソムリエに任せた。初めての経験だ。何時もは自分でグダグダ考えるのだが・・・。お任せの結果は「カリテ・プリ」最高の食事になった。どの料理もワインで引き立てられ、ワインは食事とのコラボでより美味しくなった。チーズが出た時のPORTワインとは最高のマリアージュになった。チーズと食後酒(ディジェスティーボ)の甘さが実に微妙に合っていた。チーズそのものも美味しかった。

ジャルダン ポール・ボキューズのワイン(シャンパーニュもポルト酒もごっただ。自分でチョイスしていないので、全部のエチケットを写すのを忘れた)

食後に他の部屋(結婚披露宴用?)も案内してくれた。シェフの人達とも一緒に記念撮影をした。

ジャルダン ポール・ボキューズの料理スタッフ(最初は料理長だけだったが手招きして、スタッフ全員が写るようにした)

帰りは雨が降り出したのでタクシーを捕まえるのに苦労した。とても多忙で「超楽しい誕生日」だった。アレンジした妻と神へ感謝!!

□ジャルダン ポール・ボキューズのメニュー(おまけ)・真鯛のカルパッチョ  アネットの香り 爽やかなオレンジ風味のアーティチョーク添え

・鳩とフォアグラ・チリメンキャベツのメダイヨン 香り高いトリュフ風味のブイヨンと共に

・オマール海老と春の森の恵みのフリカッセ 軽いジューソースで

・ハーブのクルトをのせた仔羊のムニエル インゲン豆のサラダ ポン・ヌフ風 フレッシュ・シェーブルのクリームを添えて

・爽やかなオレンジのタルト ホワイトチョコレートのチュイルとソルベオレンジのマーブル仕立

・コーヒー

・小菓子

□ポール・ボキューズのスペシャリテ1975年にエリゼ宮にて、ヴァレリー・ジスカール=デスタン大統領に捧げたトリュフのスープ